心 〜 その2 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

いよいよクリスマス、年末に近づいて来た。

師がお経を上げるために東西を馳せる月と解釈される『師走す』。 

しかし、一般人も走る。今年の私は1月にミラノに戻り、猛ダッシュだったような気がする。毎月、毎週、毎日が怒涛のように過ぎ去っていく。

物産展で午前様が続いていた連休が終了。(私にとっては全く連休じゃなかったけど)シッター業に復帰したらツインズの更なるパワーアップに息切れ。両親の仕事の食事会で夜までツインズを見る日も...彼らが寝てくれるとホッとする。

ところで、「忙しい」という字は、「心」を「亡くす」と書く。 

「慌ただしい」は、心が荒れている?

ちょっとした事で異常に腹が立ってしまう。

地下鉄の乗り降りのマナーに悪さ。歩道に落ちているマスク!無賃乗車で改札を飛び越えていく馬鹿者!

心が荒れているのだなあ。そういう時こそ、背筋を伸ばし、ゆっくりとした呼吸、ゆっくりした歩幅。忙しい時期こそ、呼吸を整えて、心も整えたいもの。