「心」を「亡くす」と書いて「忙しい」。
なるべく「忙しい」という言葉は使いたくない。云うと、心を亡くし、いい仕事ができないような気がしてしまう。人様に対しても申し訳ない。
しかし、「忘れる」という字も、「心」を「亡くす」という字だなあと思い出した。
調べてみたら、立心偏の「心」は、「心に何か寄り添う」→「心が外的なものでどうかした」(快、悩、情など)という意味があり、
下心の「心」は、「心の上に何かをのせる」→「心が自分の意思でこうなった」(忠、志、忍など)という意味があるという。
つまり「忙」は他のものに心を奪われるので「忘れされられる→それほど忙しい」わけで、「忘」は自分で自分の心をなくしたので「忘れる」のだろうか?
「慌ただしい」は、心が荒れている?
いやいや、乱れた心を正さないといけない。背筋を伸ばし、ゆっくりとした呼吸、ゆっくりした歩幅。忙しい時期こそ、呼吸を整えて、心も整えたいもの。
