この夏、上智大学で行われた在ミラノの友人であるフォトグラファー・仁木君のオンライン・トークショーがアーカイブとなり、今週からYouTube 配信で見ることができるようになった。
彼とは一緒に洗礼の準備をしていた仲間であるが、当時次男をスリングに入れながら勉強会に出かけており、歩き出すようになってからは途中で部屋を抜け出すこともあったりして、最後の最後は別々になった記憶がある。そして、私が彼より1年先に洗礼を受け、自分の教会で長女もカトリック要理であるカテキズモを学んでいたので、上記勉強会からは離れ、自分の教会で活動をし始めた。
その10年後、彼は写真集である『天使の写真』集を出版した。そして、あるチャリティーのイベントで彼の写真集を出しておられたので、それを寄付という形で購入させていただき、サインまでいただいてしまった!第1刷。家宝である。笑
その本を、この週末取り出して見て、読んでみた。
奇跡 - 不思議なことが、なぜか起こる
魂 - 内なる声に耳を澄ます
揺らぎ - 迷う事も明日の糧に
祈り - 静けさの中での天使との会話
どれも、そうだよな...という内容ばかり。小さな出来事、変化もどうキャッチするか。
そんな思い出の本だが、今回のトークショーのビデオを日本のカトリック関係の友人数人に転送させていただいた。すぐに、「感動して眠れなかった。目が覚め、再びトークを見て、ワクワクしながら聴いています。...」というメッセージを下さった方もおられ、早速仁木君にもお知らせした。
その友人はすぐに写真集も探されたという。しかもその日は、大天使・聖ミカエル、聖ガブリエル、聖ラファエルの三大天使の祝日であった。トークショーの効果あり?!か、品薄であったようだ。
人生においては
何事も偶然である。
しかしまた人生においては
何事も必然である。
このような人生を
我々は運命と称している。by三木清
トークショーの中で、なにやら知人のように感じた仁木君のお友達「なっちゃん」のお話。そうか、以前仁木君のブログで既に読んでいたんだわ...と思い出した。この1年、仁木君とは、ロックダウン中、よくオンラインの祈りの会で一緒になることがあったが、オンラインでも実際会っても、そして文章の中でも、全く裏表がないというか、自然体のそのままの実物大の方。だから、いつも彼を通じて聴く方々も実物大なんだろうな、と想像できるのだ。
非常に繊細で、目には見えないさまざまな要素を仁木君というフィルターを通して、共感してほしい。




