フォーリサローネ 2021 〜 その3 Palazzo Litta | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

デザインウィーク•フォーリサローネで面白いのは、この時期にしか一般の人が入れない建物、施設や敷地をオープンし展示をしている事。
 
そして戦利品ゲット。特にエコバックマニアの私としてはたまらない魅力。
 
デザインウイーク初日、街ゆく人が持っており黒いバッグが気になった。あれはどこの?
 
たまたま入ったタイルのショールームではアフリカンワックスもどきのバッグがあちこちに置いてあり、あれはサービスか?とちょっと期待したが、色々親切丁寧に店員さんが説明してくれ、ふんふん聞いていたら、名刺を聞かれたが、業界人じゃないし...ダメ元で聞けば良かったが、変なとこ小心者の私は最後まで聞けず。苦笑
 
その後黒いバッグはPalazzo Litta・リッタ宮で配られているものと判明。
 
リッタ宮は、主要部分の建物は、ミラノの貴族バルトロメオ3世・アレーゼ(1590年-1674年)の住居として、17世紀から18世紀にかけてフランチェスコ・マリア・リキニにより建造された。後にリッタ家の所有となり、リッタ家では建築家ボッリ(18世紀)に修復を委ね、館を拡大させた。バロック様式およびロココ式の装飾で飾られており、17世紀風の内庭、ピエルマリーニの格子で囲まれた庭園、そして館内部にあるルイジ15世風の立派な居室が特色となっている。 現在は、イタリア文化部が運営する考古学と風景画が収蔵された市立博物館になっているが2014年よりミラノデザインウィークを代表する展示会場として活用されている。
 
場所的には、「最後の晩餐」があるSanta Maria delle Grazie教会の近所で、また過去に何回か書いたフレスコ画が素晴らしい美術館のようなS.Maurizio教会の斜め前。
 
前置きが長くなったが、初日は招待客のみ入場可と言われ、入り口で断られた。数日後、仕事帰りに寄ったが、やはり予約が必要で、予約のない人は長蛇の列に並ばなければならず、翌日に予約を入れ、改めて出直した。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 窓からはS.Maurizio教会が見える。

 

 

 

 

 

 

 

 韓国工芸
 
 
今回の戦利品。
 
建物を見るだけでも価値があるが、歴史とモダンコレクションの調和。だからミラノは面白い。