散歩DE健康 〜 その3 ミラノ再発見 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

久々気持ちよく晴れたミラノの月曜日。午後から友人と散歩の約束をした。
 
待ち合わせはコルソ・ヴェルチェッリのスタバの前。以前だったら絶対トラムに乗って行っていたが今回は歩いて行った。30分で行けると思ったらなんと40分かかってしまった。15分遅刻。
 
着くと友人は偶然会ったという知人の方と話しており、そこで一緒に立ち話。
 
この先でアペでもしようかと歩いて行ったが、アルコールの気分じゃないね、と言って散歩続行。
 
「最後の晩餐」があるサンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会と目と鼻の先にある、以前何度か行ったミラノの隠れ家的元教会のサン・マウリツィオはしまっていた。(添付ブログ参照) サン・マウリツィオに隣接している考古学博物館(旧マッジョーレ修道院)の裏庭にローマ時代の城壁とその城壁の塔が残っている。また、マルケージ裏辺りの遺跡を見に行った。ここには、ローマ時代の王宮エリアの一部である土台の遺跡が残っている。
 
 
 
余談だが、マルケージとは、ミラノの老舗パスティチェリアであり、30年前に出版された、男性視点(辻仁成著)と女性視点(江國香織著)で描かれ2冊で1作品という形態の恋愛小説「冷静と情熱のあいだ」では、ヒロインのあおいと恋人のマーヴのお気に入りのカフェがマルケージ...という設定で、切ないこの小説を読み、マルケージのチョコレートに憧れ、また映画には若き竹野内豊様がご出演!というので楽しみにしていたら、あらっ小説の方が良かったわ...ということがあった。また小説は個人的にはずっと女性視点の方がずっと良かった、という記憶がある。
 
  バルコニーに見えるのは、多分サンタンブロージョか?とも思ったが、調べてもどこにも載っておらず...。このように、ミラノにはローマ遺跡や時代物の建築物に関してガイドブックには殆ど記載がなく、これらを訪れる観光客も殆どいないし、ミラノに住んでいてもそういうことを殆ど知らない日本人が多いのではないだろうか。
 
 日当たりの良い通りには、桜か?
 
そして、昨年新しいオフィスに移転したばかりの友人のオフィスの前に出てきた!あれーかっちゃんパパ(彼は今やミラノと東京を行き来するスーペル・アーキテットである!)いるかな?中を覗くと、電話中だったかっちゃんパパが中においで、おいでとジェスチャーをしているではないか...!
 
 
しかし、あくまでも散歩中にオフィスの前に出てきただけで、街中まで出てくる予定ではなかったので、もちろん彼らには連絡もしておらず、どうする?と言っていたら、奥様の画家であるアーコさんが出てきてくださった。来て!来て!と中に入れていただいた。
 
最近どこへ行くにも、最終的にはアポなしで押しかけており申し訳ない...苦笑。
 
 かっちゃんパパデザインのテーブルと壁がある会議室。
 
 会議室からのぞくオフィスエントランスとカウンターバー。


 
 スタッフの皆さんはお仕事中だったので、オフィスの一部のみ撮影。
 
image アーコさんのストウディオ。油絵の独特な匂いが漂っていたが、嫌いじゃないなと思った。
 
 オフィスの周りには、街中であるのに、こういった静かな佇まいの建物が多い。
 
 ふと小道に入ってみると...
 
  素敵な十字架が...壁にはラテン語で
 
 collecti monachorum ciberes beatam resurrectionen hoo sub lapide praestolantur”
 
と書かれてあった。「石鍬の下から灰を集めた僧侶たちが幸せな復活を待っている」????
 
 
道なりに歩いて行くと、なんとサンタンブロージョの裏の戸口に続いていた。
 
 
 ミラノの教会といえば、まずドウモを思い出す人も多いだろうが、私はサンタンブロージョ。毎年元旦ミサにあずかっていたが、今年は日本だったので、この1年を守ってくれる守護聖人のお札がもらえない!と残念がっていたら、友人が代わりに貰っておいてくれた。
 
 ヌルシアのベネディクトゥス (聖ベネディクト)
 
「ベネディクト」という言葉の意味は、「祝福の人」。彼は、生涯、多くの人を祝福し、人びとの心から悪霊を追い払ったという。
 
今日は3時間で1万7千歩歩いた。こちらは歩いたルート。
 
 
今や、ミラノは時代の先端を走るファッションの街である印象が強いが、実際にはローマ時代から続く古い街であることの証を巡ることで、ミラノを再認識してみたら面白そうだ。