最近、あちこちの友人から面白いビデオがあるからみて!と言って回ってくるのが、森山良子さんの「アレアレアレ」。
言葉が出てこないのはもちろん、私は今何しにこの部屋に来たんだっけ?冷蔵庫を開けて、何を取り出そうとしていたんだっけ?というのは、年がら年中だ。まずいわ...
先日、長女が帰宅して、子供の頃遊んでいたゲームボーイがあるか?と聞いてきたので、探したら出てきたが、肝心な中身が見つからなかった。その代わり、任天堂DSが見つかり、脳トレソフトも1番と2番が出てきた!ちなみに漢検やら百人一首もソフトも出てきた!
カレンダーはなんと2001年になっていたが、録画されていたビデオをみると次男が8歳のころだから2012年、つまり9年前のものだ。
数年ぶりに脳年齢チェックをしてみた。得意だった計算問題が確実の脳の反応が悪いことが自覚できた。もちろん、ゲーム自体古くなっており、充電したら使えたが、接触が悪く反応しなかったり、スクリーンにもきちんと書けない。とはいえ、まだまだ使えるのだが、それ以上に私の頭の回転が鈍く非常にショックを受けた。二日やって58歳。実年齢より上ではないか!三日目に過去の私のデータを消して新たにテストをしてみたら、コツを得たのか記憶が戻ったのか?38歳に若返り!爆 とはいえ、脳は鍛えれば維持できる!と感触を得た。
とはいえ、唖然としたのは、今見たものを記憶しろ、といわれても出来ていないこと。それは過去もそうだっただけに今食い止めておかないとまずいと思った。
このように、画面に表示される単語を2分間で、できるだけ覚えてその後、3分間でタッチスクリーンに思い出せる限りの単語を1つずつ書いていくのだけれど、それが半分以上出てこない。それが漢字の単語だったり、数字だったりするのだが、その時は、はいはいはい...と思っても、瞬間にして記憶が飛んでしまうのだ。
上記38歳で喜んだはいいが、翌日は40歳に昇進?爆 ソフトをかえたら46歳に...!!ちなみにこの年齢は、20才を最高として計算しているので、結果の値は必ず20才以上となるのだが、当時8歳だった次男が脳年齢68歳、13歳だった長男が48歳。16歳だった長女が52歳ってどういうことよ!
また漢字検定をいきなり2級でやろうとしたら完敗。ちょっと背伸びしすぎた。
日常生活のなかでも体力や筋力は年々低下する。しかし体力や筋力は毎日の運動習慣で低下を防げるし、向上させることが可能。つまり体力は鍛えることができるのだから、脳だって同じことだろう。
脳トレの基本は、記憶や情報を一時的に保持し、組み合わせて答えを出していく、ワーキングメモリ(作業記憶)と呼ばれる頭の使い方をすることだと言う。
ちょっと記憶しながら、あれこれ行ない、その間も記憶を保つ。これが脳を鍛える基本になるそうだ。この働きにかかわるのが、主に前頭前野、それから頭頂連合野。
歳をとると物事に慣れていく。日常生活はほぼルーティーンでこなせてしまう。そういう慣れた頭の使い方では前頭前野などはあまり使われず、活性化しないのだそうだ。
ワーキングメモリの力は、鍛えれば鍛えるほど伸びていくというから、是非是非前頭前野を刺激していかなければならない。
ちなみに、マサチューセッツ工科大のジョシュア・ハートショーン氏によれば、ワーキングメモリに強くかかわる、総合的な情報処理能力と記憶力のピークは18歳で歳とともに衰えていくと言う。
しかし、集中力のピークは43歳、相手の感情を読む力は48歳、基本的な計算能力は50歳、新しい情報を学び、理解する能力のピークは50歳、語彙力のピークはなんと67歳。脳は若くなければだめだというのは幻想かもしれぬ。脳は経験や学習でその力を伸ばしていく器官であれば、まだまだ鍛え甲斐があるというもの。
一生ボケない脳になるよう頑張ろう!

