レジ袋有料化 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

  

 

 

 

 

今年、2020年7月1日から全国の小売店でプラスチック製のレジ袋の有料化が義務づけられる。

 

プラスチック製のレジ袋は、焼却によって二酸化炭素(CO2)を排出し地球温暖化の一因となっている。また、川や海に不法投棄された袋による海洋ゴミ問題も大きい。

 

しかし、対象になっているのは、あくまでも外形的な判断基準として、持ち手があるプラスチック製の買物袋が対象となっている。野菜や肉などの生鮮食品、パンなどを入れるロール状のビニール袋のような複数の商品をまとめるための袋や、衣類などの商品を保護するための袋については、持ち運びを目的としないため対象外となるという。

 

とはいえ、①トウモロコシやサトウキビなどはじめとする植物の非可食部を原料にした植物由来のバイオマスプラスチックの配合率が25%以上のもの、②海中で完全分解される海洋生分解性のもの、③袋の厚みが0.05㎜以上のもの、④紙袋等のプラスチック以外の買い物袋、①~④のいずれかに該当するものに関しては無料で配布することができるのだという。(無料配布(レジ袋有料化対象外)については、①②は認定・認証されたことを示す記載または記号、③は厚み及び繰り返しの使用を促す記載などをレジ袋に表示することが必要とのことで、それぞれ条件が異なるし、使用するレジ袋に合わせて対応する必要があるとのこと。)

 

ちなみに、EUはレジ袋は有料のエコバックか紙袋、またはバイオの袋が義務付けられており、また野菜や果物をパック売りではなく、個別で購入する際は自分でバイオの袋につめることになる。しかし、量り売りになっておりそこには袋代も含まれる。スーパーによるが1-3セントといったところだろうか?また、バイオの袋も15セントほどするが、生ゴミを出すときに使えるのは便利だが、野菜などを購入する際、添付するシールは一度貼り付けてしまうと取れなくなってしまい、無理に取ろうとすると破けてしまうが、本来そのシールがついたゴミを生ゴミとして捨ててよいのかどうかは疑問である。

 

余談だが、バイオの袋には賞味期限ではないが、使用できる期限がきまっており、それが過ぎたものをつかおうものなら、開く前に、ぴーっと脇が切れてしまうことが多い。


いずれにしても、生活に身近なレジ袋を有料化することによってマイバッグの普及を、レジ袋の辞退を促すことで消費者へエコを意識した環境問題への関心を高めることも目的となっているというが、意外に徹底していなくてびっくり。少なくとも生ゴミにバイオの袋を利用したらよいのに...

 

ついでだが、今まではマイバックを持参すると合計金額からサービスで数円引かれたり、ポイントが付くこともあったが、7月からはこうしたささやかなお得間もなくなり、キャッシュレス還元も終了するようだ。

 

そういえば、日本のドラッグストアで生理用品を買うと, 紙袋に入れて更に黒いビニール袋に入れられ、敢えて生理用品買いました!といっているようで、違和感を感じていたのは私だけだろうか?今後、あれもどうなるのだろうか。

 

いずれにしても、私はマイバッグ派。各バッグに折りたたみエコバッグが入っているし, 今後もリネンや風呂敷を活用しオリジナルバッグで行きたいと思う。

 

 

ミラノの日常 「ミラノ プラスチックフリー 〜 マイボトルのすすめ」

https://ameblo.jp/sofiamilano/entry-12499267660.html

「ミラノの日常 ~EU使い捨てプラスチック禁止」

https://ameblo.jp/sofiamilano/entry-12450137280.html