第１８回イタリア本部大会「華厳の陣」けが人も出ず、無事終了。
結果はあれれ...?! というかとほほ?!...というか脱力。
茶帯ニューフェース。意気込まず望んだが、まずい！足はぐらぐら。長男とのペア型も2-0で即敗退。３回しか合わせられなかったが、結構合うようになってきたかな...と思っていたが、やはり結果は練習量に比例する、と思った。
大会はペア型から始まったが、敗戦後、長男が個人の型を棄権すると言い出した。当日朝に、組手の方は繰り返し怪我をしている足の痛みのため、キャンセルは願い出ていたが、型だけはなんとか出ると言っていたにもかかわらず、やはり個人型はやめると他の選手の試合を見ながら横で言い出した。体が十分温まらないうちでの演武だったから余計だったのかもしれないが、ここで妥協しても良いのか？やれば最低限入賞できる試合、それを放棄してもいいの？限界までやったことある？これで棄権するなら治るまで休会して戻ってくるな！と小声でやりあった。
ところで、その前日愚息らは学校のため欠席だったが、茶帯•黒帯の指導者養成コースでは、先月日本で問題となった「プリンセス駅伝」の選手が怪我をしつつも走りきった件を例に、自分が選手であったらどうするか？また監督の立場であればどうするか？といった内容の問題提示について話し合いがあった。
色々な意見があり、興味深かったが、やはりあの件は選手が真剣に競技に向かい合っていたのがわかるからこそ、称賛されたのだと思う。ただ、長男の場合、普段の練習を見て、師範はもちろん、私も彼がどのような気持ちで取り組んでいるか、わかっているからこそ、そこで投げるのか！と腹立たしく厳しい言葉を発した。
こちらの腹立たしさとは裏腹に彼は、出場者の列に並んだ。第一シードになっていたが、彼の相手は小学４年生。とても型が綺麗で丁寧な子だが、キレや強さはない。行けるかな？と思いつつ、長男の悪い癖が目立つ目立つ....。判定は2-2。そして主審判定は相手方に渡った。そりゃあ師範はそう下すでしょうね...と思った。後から、師範からもその理由を伺ったし、審判の一人も自分が相手に上げてしまったから長男が負けて申し訳ないけど、どこそこが...と注意点を本人にしていた。もうおっしゃる通り！という内容。結果は３位。一応賞状とトロフィーは頂いたが、本人はどう思ったのだろうか？彼の型の癖はもちろんだが、日々の生活の中で一つ一つの事案にどう向き合うか？これが彼の喫緊の課題であろう。
そして、次男。型は惜しくも負けてしまったが、どちらかというとここのところ組手に力を入れている彼。１歳違い（下）の選手たちは沢山いるが、何せ体格が違う。今回は２つ年上の高校生たちと戦った。同格かな...と見ていたが、今まで見たこともないような技を使えるようになっていた。しかも力強い。後ろ回し蹴りで変な姿勢に一瞬なったので、腰をひねったか？と思ったら、相手のパンチが腰の脇あたりに入ったようで打撃を受けた。数秒がとても長く感じられた。諦めるのか？と思ったが続行。こういうことが２度ほどあった。見ているとハラハラしてしまう。
そして、面白いことに周りの声援は全く聞こえないようだが、なぜか母親の声だけは認識するようで、前回、うるさいからやめてくれ！と言われたことがある。わかっていることを言われることほど腹が立つことがない！というので、今回は黙っていた。他の選手も「うちのお母さんの声がうるさくて集中できない」と愚痴っていたのを聞いて笑ってしまったことがある。そういうものなのかしらね...?
というわけで、画像の賞状は次男が頂いた。
地道に稽古を重ねてきた結果であろう。帰りがけも何度も「僕の組手どうだった？」と聞いてきた。まだまだ子供である。
それにしても、頑張った子たちは良い結果を出した。6歳のイタリア人の女の子で、今ちょうど空手を続けるのが嫌になっているところ、どうしたらいいかしら？と母親から相談を受けていたが、組手で優勝。これでモチベーションが上がるでしょう？と母親にいうと彼女も大喜び。笑顔いっぱいのGに日本のお菓子をご褒美にあげた。笑
いやいや、人のことに一喜一憂し、自分は滑った。
「茶帯で優勝する気あるの？（いや、する気しないでしょ？と言われたのか？？？）」と師範。ですよね〜。爆 ちなみに茶帯の１位、2位は全国大会で1位、2位のメンツである。昇級一ヶ月遅くしておけばよかったか？と思ったくらいだ。苦笑
それにしても試合直前、緩急、緩急...0の力を100％だし、一気に0に抜く！と言われ、思い切り脱力しすぎた。
今週から気持ちを入れ替え、来年の夏の全国大会に向けて精進します！
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