今週は10月の第5週にあたり、また11月1日はカトリックの「諸聖人の祝日」で祝日。3日も空手の稽古が休みであった。
次男曰く、つまんねー、つまんねー。ただ、天候が悪く、私自身は膝が疼き、稽古が休みでちょっぴりホッとしている。それでも、膝を強化するためには、太もものトレーニングは必要で、太めの輪ゴムを利用したチューブトレーニングは欠かせられない。またふくらはぎも硬くなりやすいので、ふくらはぎやスネの筋肉を緩めるマッサージも朝晩欠かせられないのだ。
ところで、今年も月心会イタリア本部の秋の大会「華厳の陣」が行われる。
昨年も書いたが、「華厳」とは、仏教用語で、多くの修行、功徳を積んで徳果が円満に備わり、仏になることをいうらしい。その修行を華にたとえ、その華で仏の位を飾るというもの。
考えてみたら、先月茶帯に昇級したのはいいが、この大会の参加カテゴリーが一つ上がってしまった分、私にとっては厳しい状況となった。下手したら、というか完全に全国大会の参加カテゴリーよりもキッツイ!!
そして、昨年の今頃から膝の状態がじわじわひどくなり、大会直後、オラトリオで喧嘩仲裁したこと、バドミントンの練習でネット前のしごきなど全て重なり、休会せざる得なかったことを思い出す。
ところで、剣道用語に「一眼二足三胆四力」という言葉があるが、これは、剣道にかぎらず全ての武道において重要な要素であると思う。
第一に「眼」。相手を見る目(洞察力)
第二に「足」。足捌き
第三に「胆力」何事にも動じない強い気持ち。度胸。
第四に「力」。すなわち技を発揮する身体能力。
茶帯まで来ると次は黒帯。色帯の集大成として基本は出来ていて当たり前、と言いたいところ、未だに初歩的な事を注意される。まだ注意されているのはいい方で何も言われないのは、必ずしも出来ているのではなく、注意することを諦められることもあるので、今のうちに完璧にしておかないとまずい!
また、どうしても力が入りすぎるようで逆に緩急のある優美さが表現できない。あー脱力、脱力。鏡の前で上半身をぶらぶら振ってみせる。その後技のポーズ。
他流から入ってくる人は、足をバタンバタンとさせながら形を打つ人が多いが、少林流は足裏を滑らすように動く。攻撃・防御ともに運足が軽く、それでいて重心が安定していなければならない。
一つ一つが全てつながっている。
来週は座禅もある。薄目で光りだけを見つめ心も揺れ動かない練習だ。意外に雑念も入らず脳がすっきりする。
門下生老若男女が一つになってするが、あれは付添いのご父兄にもいいかも。門下生の高さになれるし、生活もリセットされるように思われる。
今回茶帯カテゴリーではニューフェース。イタリア支部在籍も次男と合わせ、一番短いのだから(年長?でもあるし)割り切って大会に臨もうと思う。春の「翔舞の陣」、そして夏の全国大会に繋がるものにしたいと思う。
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