今が旬 〜 柿•Cachi その3 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

           

 

 

柿が店先に並ぶ今日この頃。

 

柿が赤くなれば医者が青くなる」とも言い伝えられているが、柿にはビタミンやミネラルがいっぱい。

 

以前も書いたが、私の実家は柿の里であり、幼稚園•小学校の通学路は常に柿の並木道。初夏に、柿の花が咲き、実になるのだが、ほとんど落ちてしまう。まだ小さい時は、青臭く、また熟して落ちたものは、甘酸っぱく、べちゃっ!と道路に落ちているので、よく「柿ベチャ」と呼んだものだ。なので、どうも「柿」というと生臭さと、熟して道に落ちた甘酸っぱい香りを思い出す。

 

毎年父は、干し柿を作り、夫が出張で帰国するたびに持ち帰ってきたが、私は干し柿が苦手。ほぼ100%夫が食べていた。

 

今、父は自分の足で立つのもままならぬようになった。なので、今年は干し柿は作らないだろう。あんなに苦手だった干し柿が無性に食べたくなる。かといって自分で作ることもないだろうけれど。

 

ところで昨年は何度か柔らかい柿を購入しては、凍らしてシャーベットにしたり柿をブレンダーにかけるだけの柿プリンも作ってみたが、やはり食べるならちょっと長めのCachi melaというのが好き。そのまま切って食べることもあれば、ゴルゴンゾーラと一緒にワインのお供に。生ハムやスモークサーモンとも相性が良い。

 

吊るし柿 あまりに多く 洗濯干せぬ (←母がよく嘆いていた!)

柿の木に わびさび思う 秋の空

柿の里 最古の甘柿 禅師丸

 

 

画像右側は禅寺丸柿キャラクター「かきまるくん」

 

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