なりたい自分 〜 その2 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

以前「なりたい自分」について考察した。
その5年後、再び考えてみる。

目標やしたいことを持つことは大切。それはかなり具体的な事だと思う。
それとは別に抽象的なイメージを持ち目指すのは、意外に難しい。

身なりよりも、「心」をより良く、美しくしたいと思うが、意外にこれは自分ではわからない。

私はわりに自然体で生きている方だと思うが、子供の頃からのどこか頑なな意地っ張りさはどうもぬけない。

ところで、その5年前、「なりたい自分」を書いた時、偶然家に咲いていたヒヤシンスに触れていた。香水とも違う人の心を癒やすような不思議な香り。

偶然にも今日1月4日の幾つかある誕生花に白のヒヤシンスがある。花言葉は「心静かな愛」、「控えめな愛らしさ」。

大抵、一輪でも甘く魅惑的な香りを放つのは、ゴージャス系の花が多い。甘く華やかで、時に濃厚な香りで、それでいて優しくエレガントなイメージ。

 

けれど、個人的にはさっぱりしていてそれでいてフローラル系の香りが好き。ヒヤシンスは青葉を感じさせるグリーンノート系の香りというが、プラスフルーラル系で軽い甘さが癒してくれる。花の一つ一つは非常に可憐。ゴージャスなものより可憐なものが好き。それでいて、人の脳裏に何か残るものがある。

 

香水は嫌いだが、花の香りは優しい。沈丁花に春の香りを、クチナシに梅雨のしっとりさを、金木犀の香りには秋の深まりを感じる。そういう風情がなんともいえない。 でもやっぱりヒヤシンスがなんともいえなく好きなんだなあ。

昨年見事に咲いたヒヤシンス、年末にバルコニーを掃除していたら,球根から新芽が出ていることを発見した。早速、土を足してあげた。これから、まだまだ寒さはあるが、じわじわと育つことだろう。


寒い冬でも凛として気高く生きる姿。大切なものを守りながら寒い冬にじっと耐える姿は尊く、心の輝きとして培われていくようだ。深くて静かで穏やかなエネルギーに満ちた愛を感じるヒヤシンス。そうだ、ヒヤシンスの香りを放つ人になりたい。それこそ抽象的か?笑

 


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