鍾乳洞入ったり、ウミガメさんを見ていたらあっという間に時刻は18時。
そろそろ夕暮れの時間ではありませんか。
どこから拝もうかと思案した結果、小剣先山(しょうけんさき-やま)に決まりました。
標高100mちょいなのでお手軽だろうと高を括って登り始めます。
ガジュマルを抜けると登山スタート。
結論からいうナメていました…。
名前に"剣先"と付いてる時点で察するべきでした……。
特に後半になると、登山道が崖に姿を変えやがったのです。
まさか小笠原でチェーンを掴みながら登山するはめになるとは…。
頂上に到達した頃には想像以上に汗を掻いていました。
ここまでの所要時間は約10分。
確かにすぐ登れたけれど密度が高すぎる。
さてさて、まずは集落を見下ろしてみましょう。
おぉ…。
これは登った甲斐があった。
港に泊まっている"ははじま丸"が安心感あるね。
こんなにも海が近いのに風がまったく吹いてくれないせいで、なかなか汗が引きません。
徐々に日が傾き始め、山の向こうに夕日が沈んでいきます。
しかし暗い中の下山は避けたいので、いつまでもマジックアワーに浸っていられません。
またチェーンを掴みながら崖を下りていきます。
宿に戻って一息ついていると、晩ご飯のお時間に。
てっきり食卓には関連のものが並ぶとばかり思っていたので、多少面食らいます。
翌日宿のバイトの方が「シェフが出張に行ってるから、予め4日分の食事を作り置きしている」と言っていたので、生のものは出せなかったんかなぁと思うことにしました。
もちろん料理は海関連のものでなくても満足できる味でしたよ。
食後ベッドでグータラした後、夜の徘徊がてら星空を観に行くことに。
集落から歩いて15分ほどの旧ヘリポートへ。
看板の「母島でも最も星がきれいなところ」は伊達ではありませんでした。
視界一面に広がる星空は写真や言葉で表せないほど。
なんと天の川まで見えちゃうくらいに。
宿に戻ってきたのは22時半頃。
まだ母島上陸から8時間ちょいしか経っていないのに、この上ない充実感を伴って眠りにつきました。
3日目に続く、