現在地は乳房山の頂上。
母島最高峰で標高は462.6m。
1時間くらいで登り切れてしまうものの、傾斜が急なので思っていた以上に疲弊してしまいました。
ここからの眺めが良すぎるのと、海からの風が心地良すぎて下りたくない。
しかし現実とは無情なもの。
あと1時間後にレンタルバイクの予約を入れているので、そろそろ下山を始めねばなりません。
意を決して下り始めたのは午前10時。
帰りはスイスイと進みます。
途中にあった東屋でひとやすみ。
下山中、何人かとすれ違います。
1時間前に父島からの船が着いているので、日帰り民が弾丸登山しているのかな。
それにしても夕方には帰ってしまうなんて勿体ない。
母島なんて3泊あっても足りないのに。
戻ってきました。
これでまだ午前中なのすごい。
宿でシャワーを浴びる時間がなくなってしまったので、先にレンタルバイクを受け取りにいきます。
ほいっ。
ガソリン代込みで24時間6000円という安心価格。
しかし今回が原付デビューなので内心は不安でいっぱい。
簡単なレクチャーを受けて、恐る恐るバイクに跨りました。
そろりそろりと宿まで運転。
とりあえずシャワーで汗を流しました。
本格的な島ツーリングの前に腹ごしらえ。
集落にある"大漁寿司"にて。
ここはカツ丼がとにかく美味しいとの情報を受けてやって来ました。
せっかくなので島寿司も。
カツ丼は一口目を食べただけで、前評判を軽く上回ってきました。
さてお腹を満たしたら遂に島ツーリング!
‥の前に港に寄り道。
ただ船を見に来たってだけなので用事は特にありません。
"ははじま丸"がいるだけで安心感あるんよね。
あと24時間後には帰るために乗らねばならないのか。。。
それでは改めて島ツーリングが始まります。
まずは都道を北へ向かいましょう。
母島は南北に伸びているので、基本的には縦の移動になります。
その道すがら気になったスポットに寄り道。
まずは"探照灯基地跡"。
これは小笠原に多く残る戦跡のひとつ。
戦時中に使っていたであろう探照灯が、おそらくそのままの姿で大胆にも転がっています。
こういうのが本土にあったどんな扱いになってるんだろうね。
中に入るのは躊躇われたので、壕の入り口から観察します。
その"探照灯"から道路を挟んだ反対側には、
これまた大胆にも砲台がそのままの姿で残っています。
撤去の費用と天秤にかけて放置しておく道を選んだのかな。
周囲には特になんの説明書きもありません。
この不親切さが島に求めてるところでもあるんよね。
続きましては、
"北村小学校跡"に寄り道。
言わずもがな廃校跡です。
戦前は島の北部だけで600人近いひとが住んでいたんだとか。
ちなみに現在は廃村になっています。
気になる小学校跡地に足を踏み入れてみると、、、
中は主にガジュマルの楽園状態。
校舎のあったであろう場所や、グラウンドの名残など一切分かりません。
80年もあれば人間の痕跡なんて簡単に失くせてしまうんだな…。
続、、