皆様ご存知、
アマゾンでは怪しい中華製商品がたくさん売っています。
そういうのは安いんだけど、レビューも少ないし、敬遠しちゃいますよね。
そこで、
今回、人柱として、コレ、買いました。
まぁ、これはレビュー3件あるし、評価も高いんで
まだまだ安全パイかもしれませんね。
まず、
この商品はアマゾン倉庫からの発送ではなく、中華本土から送られてきます。
そういうの、嫌な人は避けましょう。
私の場合、注文して3日後に中国の郵便局に送られ、
そこから6日後に日本に到着、
2日後に私んちに届いたので、合計11日後に到着しました。
NVMe SSDケースはいろいろと売っていますが、
こいつはかなり安い方であり、大きさも小さい方だと思います。
でも、NVMe SSD本体と比べるとダイブン大きいし、
2.5インチSSD外付けケースと長さは同じくらいです。
質感ですが、高級感はありません。
本体は軽いとは言い難く、本当にアルミなのか疑問ですね。
値段相応の安っぽさって感じです。
では、
さっそく余ってるSSDをセットしてみます。
セットは簡単なのですが、基盤をスライドしてアルミのガワに入れて装着するタイプです。
つまり、そのままではアルミのガワとSSDに約2㎜くらい隙間ができます。
間に伝熱シートをかまさないと、熱を効率よくガワのアルミケースに逃がせません。
一応、薄っぺらい伝熱シートが3枚付属してました。
私はそれを使わず、手持ちの厚い伝熱シートを使いました。
SSDの上から乗せる上蓋式ではなく、スライド式なので、
装着時にシートがズレず、かつ装着後にちゃんとケースの内側に接触するように
するためには、ピッタリの厚さの伝熱シートが必要です。
私の場合、厚いの2枚重ねで、たまたま上手くいきました。
さて、
SSDは、余っていたKingston A1000 240GBを使います。
こいつはアマゾンのタイムセールで半額で投げ売りされた代物です。
あまりに安いので、必要ないのに買っちゃいました。
PCIe 3.0x2の旧型なので、不人気機種です。
でもNANDは東芝製なので、信頼性抜群です。
では、
まず、core i5-8400を積んだ自作PCでのM.2ソケットを介した
A1000ベンチです。
いやぁ、結構速いですよね?コレで十分ですよ。
PCIe 3.0x2でも、安く売ってたら、とてもお買い得だと思います。
書き込み実測値は、キャッシュ有効で600~900MB/秒くらいです。
240GBと小容量なので、キャッシュ切れすると250MB/秒くらいに
書き込み実測値は落ちます。
こうなると同容量のSATA(200MB/秒)よりちょっと速い程度ですが、
960 EVO 250GBでもキャッシュ切れ後は280MB/秒くらいなんで、
こいつは優秀な方じゃないですかね。
で、
この外付けNVMe SSDケースのA1000のベンチはこうなりました。
書き込み実測値は、キャッシュ有効で560MB/秒くらいで、
キャッシュ切れ後は250MB/秒でした。
参考までに、2.5インチ SATA SSDの750 EVO 250GBを、USB3.1 Gen2外付けケースで測ったベンチはコレです。
ランダムをみると、まぁ、だいたいのUSB3.1 Gen2の外付けケースの限界値ってのは
どれもこれくらいってのがわかりますね。
で、
ケースの温度ですが、
このA1000はPCIe 3.0x2なので元々発熱は多くないから
あまり参考にならないかもしれませんが、
全然ケースは熱くなりません。
ベンチ後のSSDの温度は29度でした。
伝熱シートが上手く効いたのかもしれません。
【 結 果 】
① 中国から送られてくるので、到着まで10日以上かかる。
② 質感は値段相応だが、悪くはない。
③ とても小さいとは言えないし、手に持った感じ、軽くない。
④ スピードは充分出ており、他の高い機種と同等であると推測される。
⑤ 発熱対策は微妙。うまく伝熱シートを装着できるかが鍵となるかも。
⑥ 節電モードがついていて、接続して放置していたら勝手に切れる(15分くらいで)。
【 結 論 】
私的には、買ってよかった。
外付けのM.2 NVMe SSDケースの選択肢の一つとして、アリだと思う。
問題は耐久性である。中華製の最大の弱点は耐久性なので心配ですが
こればかりは現時点ではわからない。
NVMeといえども、外付けSSDケースがランダムにおいてボトルネックとなる。
使い方によっては、こいつはかなりのスピードを発揮するが、
SATAと同程度の場合もあるだろう。
過度の期待はしないほうがいいでしょう。