今やTLCからQLCへ移行しつつあるSSD業界、

 

良質な3D TLCのSSDを確保するのが大事だと思われます。

 

となると、MLCのSSDはますます入手困難な状況に。

 

そんな中、

 

なんとヒューレットパッカードがMLCのSSDを新規に発売しています。

 

HP M700シリーズ(120GBと240GB)(480GBは日本未発売)です。

 

しかし、あんまり売れていない様子。

 

少なくとも、アマゾンではレビューがゼロ!

 

しかし、2018年10月販売開始のMLCにしては非常に安い設定価格です。

 

 

240GBで5160円です。

 

これは安い。

 

しかもベンチマークのスコアがシーケンシャルで560/520と

 

MLCにしてはすこぶる速い。

 

出回っているCDMのスコアを引用。

 

まぁ、悪くないスコアですな。

 

しかも5年保証!

 

これは買いなのではないか!?

 

 

しかーし、

 

安いのには当然ワケがあります、この世の中。

 

中身はBiwinという、聞いたことのない中華メーカー製。

 

Biwin C2004シリーズと同じという話です。

 

まぁ、製造が中国ってのはドコも同じなんでいいんですが、

 

問題は、NANDがSSD用ではないとの話。

 

噂ではサムスン製のスマホ用のNANDだとか。

 

まぁ、あのHPが看板出して販売してるから大丈夫なんでしょうが・・・。

 

殻割り画像がありましたので、引用。

 

 

コントローラはHPロゴでマスクされていますが、

 

SM2258XTだろうといわれています。

 

なので、新しめのコントローラーでDRAMキャッシュ無しです。

 

 

買いましたよ。

 

アマゾンアウトレットで120GBと同じくらいの値段で出てましたので、

 

飛びついちゃいました!

 

やっぱMLCの安定した速さの書き込みは魅力的ですし。

 

まぁ、240GBは使いにくい容量ですが。

 

480GBが欲しかったなぁ・・・。

 

 

 

申し訳ないですが、自作PCのSATAはいっぱいいっぱいなんで

 

外付けSSDケースでレビューさせてもらいます。

 

 

オリコのクリアケースでシーケンシャル500来ました!

 

いいんじゃないですか?

 

ランダムは外付けのUSB経由なんで、低めに出ちゃいます。

 

WD 2D Blue 250GBの外付けが以下なので、

 

ほとんど同じなんで、充分速いと思います。

 

 

では、実測値です。

 

まずは、動画ファイルトータル8GBです。

 

 

速度低下なく、370MB/秒で速い!

 

500GBクラスの速さです!

 

 

次は、トータル20GBです。

 

 

これも速度低下なく、380MB/秒でガンガン書き込みます!

 

 

では、60GBではどうでしょうか?

 

 

すげー!

 

60GBも余裕で速度低下なく370MB/秒で書き込んでいきます!

 

やっぱMLCってすごい!

 

 

【 結 論 】

 

私的には、買ってよかった。これぞMLCって書き込み速度に満足。

 

M700はTBW的に3D TLCのSSDに対して、アドバンテージがあるわけではないが、

 

今後ますます入手困難になるであろうMLCのSSDを、新しいコントローラで

 

入手できるのは貴重な機会だと思いますよ。