SMART PANEL -93ページ目

Turn The Knob

Turn The Knob

空手サイコ、タカツカタダシ、KUKNACKE、チャリ・チャリ、アロウ・ツアー、アー!フォーリー・ジェット、泥レスシンセサイザー、ドット、ダンブ・ノーツ、マジック・アレックス、ファンタスティックプラスティックマシーン、テクノ・クライム・ジャ、他/iPORSUPUESTO! Records
 自宅録音のテクノが「ベッドルーム」という呼び名で脚光を浴びた一時期。ベッドルームから世界を制したケンイシイしかり。宅録テクノの潮流がクラブやディスコに飲み込まれる前の、純粋でインスタントでは無い電子グルーヴィングミュージック。私は、泥レスシンセサイザーというユニット名でジャケ買い。泥レスは「かせきさいだあ」のトラックも作っていたらしい。1996年。

The IVth Crusade

The IVth Crusade

BOLT THROWER/EARACHE RECORDS
 様式美って言い方あってるんですか?デスメタルのジャケって中世の騎士とか、ドラゴンとか、凄いかっこいい絵画多いですよね。なんでなんだろ。バンドロゴのつくり込み、曲目がオールドイングリッシュ書体。デス声でボゲーゆってます。『そら耳アワー』のネタ投稿に、と思って買ったのだけど、それどころじゃないテンションだった。ジャケの絵といい、音のワイドの広さといい、デスメタルは世界観づくり撤していてスキがないと思わされたこの一枚。空耳アワーの手ぬぐい狙いでまたなんか買わなきゃ。そう、さんま御殿から5万3千円送られてきたというライバルのあいつを超えるには、タモリ倶楽部で採用されるしか無いのだ。

SUCK MY BLOOD, BABY

SUCK MY BLOOD, BABY

HAL FROM APOLLO'69/TOSHIBA EMI
 KENICHI KOIKE著『ASTEROID』のジャケット。この漫画、出版されているなら本で欲しい。エクストラCD仕様で、ハルフロムアポロ69の過去の全データベースを収録。ドイツ盤もアナログ盤も、本物にお目にかかれないレアアイテムがデータで見れる。この1枚は、ジャケット、サウンド、PCデータ、全てデジロックCD歴史の中で最高峰のパッケージ。未来なデジなロック好きの全ての人にお勧めできるブレイクビーツ、ドラムンベース。私の趣向では、未来を感じるかっこよさがあったのはこのアルバムまで。次回からは、インディーズに移籍しハードロック路線が濃くなるので、ここが一つの頂点だった。

ヒューマンサーフアカデミー

ヒューマンサーフアカデミー

 

シンガポールケイン/Flange House

 下北沢、高円寺系のライブで、うわさには聴いていたシンガポールケインのファーストアルバム。一曲が1~2分と短い。スリーピースで、いいとこをガーっとやって、終わるといういさぎよさ。時間感覚だけはパンク。セッションっぽいバンド曲なのはちゃんとした楽曲が作れないからじゃないよね?そうだよね?パパパコーラスあり、巻舌あり、泥臭いギターあり。ジャケットの右の子供の顔が、曲をよくあらわしています。ドクターOmalu Labelとか、コバルトエビスレーベルの高橋君とかと友だちらしい。それの絡みかな、Flange HouseレーベルのGLOPTINはなんだか知ってるなぁ。グロプチンはどこで見たんだっけ。

 

 

 

HOTLINE All Japan records compilation Series1

HOTLINE All Japan records compilation Series1

 

全日本レコードコンピレーション/全日本レコード

 ウルトラテクノレコーズの皮ジャンを脱いで、ついに「全日本レコード」名義でのプレスCD。『Takahashi Attack』や『Soucho』『Dorif』など、クラブイベントで叫べる声ネタが多い。カセットテープ時代はコーラージュ的だったが、今回はフロア向けとして、期待感の緩急が充分図られている印象。ループで踊って、ネタが来てドーン!だ。サウンド的には、ミニマルとかガバだったり。「HOTLINE2」発売の予告もあり、全日本隊もメンバー増強したが、予告だけだったか。この当時、HOTLINEという通信ソフトで東京と九州をつなぎ、色々ダウンロードさせてもらいました。恩は忘れちゃいませんよっ。

 

 

 

 

 

Cutter

Cutter/DJ-Sister(NOBLE  MAMA  RECORD) 

 

DJ-Sister/NOBLE MAMA

 人のネタサンプリングして、上モノ?リミックス?サンプリング?誰の手柄よ、うすっぺらいぜ!DJの手柄に対しての尊敬&アンチテーゼから始まったDJ-Sister計画。ドラマをジャンクする妹。曲じゃなくて永作博美主演の連ドラ『週末婚』を繋いでるし。プレイステーションのゲーム音楽ソフト『グルーブ地獄V』のDJプレイモードをあえて駆使したオリジナルトラックに「DJってなによ!」を問いかける挑戦状。書き下ろしドラマ「マヨネーズを貸してください」が妙ちくりんな感じの15分ストーリー。アップス音頭もハガキ読みを繋げたバージョン。毎週録音と分解再構築15分の長篇を実現。これが、お母さんちのDJワークスです。

お茶

お茶

inoue/Victor
 エビアンのデザインを踏襲して「お茶」と名乗るジャケット。だけどロゴパクリデザイナー連中みたいな雰囲気がしないのは、音楽が普通だからだろうか。下の名前しか公表しないガールポップ?ディーヴァ系連中の多い中、上の名前オンリーのイノウエ。お前誰だ。会ってしゃべってみたいっつーの。曲は『ジンギスカン』、『シェリーに口づけ』など洋楽の日本語カバー交えつつオリジナルもある。ジャケ買いを喚起したふざけ要素がサウンドにもあるとよかった。おふざけでなく、ちゃんとウデあるよっていうギャップ押しなのか。ジンギスカンを2バージョンやってる場合か。イノウエチップスっていうシングルが何枚かでてるけど、これは総集編アルバムみたいですね。

the cacao go like hotcakes

the cacao go like hotcakes


a chocolat art compilation/Pushbike Label

 カセットテープインディーズレーベルだったchocolat art recordsからの全25曲まるもうけギターポップ。老若男女入り乱れてのギターポップ嵐!日曜日感あふれるホリデイポップス。DOUBLE CHOCOLATE e.p.という名義が2曲あるんだけど、最高カワイイ。『ハミングバード』と『メロンソーダサマーサマー』ヘタとかうまいとか超越して、ギターポップ好きにはたまらない。延々、ハローでチャオなコンピレーション。音源がもっと欲しい。メンバーとか活動場所とか一切不明。コンピレーションもののジャケットやブックレットは、そのへんフォローして欲しい。

SUMMER ALBUM

SUMMER ALBUM

 

ドデスカデン、Papamama Fish、白戦車、nine to fiver、nine to fiver/Omalu Label

 おまるレーベル周辺の人々がDr.sayamaに招集され、1999年の夏に出したカセットテープの海賊版CD-R。バンド、宅録、テクノ、ライブ生録。Papamama Fishは自主映画の挿入歌という情報があったが、ついにその映像作品を見る事は無かった。ワタナベ兄妹のバンド、シナプスフレイバーピピの潜水艦ソング『GO!POP』を、ノーブルママレーベルのユニット白戦車がカバーし参加。1999の7の月発表の、世界滅亡の予言を背負った快心の一撃『GO!POP(白戦車)』は、やがて船三部作への製作への第一歩となった。。

 

解放戦線 VIRTUA CORE REC COMPILATION

解放戦線 VIRTUA CORE REC COMPILATION

 

サイケアウツ、Super Hell、カストロ、Terror Crew、DV8、L.L.Cool Junkie/ヴァーチャコア
 まず、男っぽい感じが重要。激しさと骨太なイメージ。打ち込みリズムマシンのループトラック系の音って、作り方が同じでも、部屋でコツコツ作業やってる姿が浮かんでしまうものと、爆音のクラブで暴れてる姿が浮かぶものがありますが、これはゴリゴリの後者。部屋のオーディオで聴くのは、はばかられるくらいのディストーション。ヒズミっていうか意図した音割れ音潰れ。サイケアウツだもんなぁ。1997年ですでにドラムンベースもあり、なんでも取り入れること早いなぁ。落ち着いて聴く事はできません。封入特典のステッカーは楽器ケースに貼った。