ゴールデン☆ベスト ベッツィ&クリス [ ベッツィ&クリス ]
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古井戸/フォーライフレコード
この再生のスイッチを押せば、いつだって阿佐ヶ谷北一丁目、松本おばあちゃんが大家さんの青葉荘に戻れるんだ。単品としての歌以上に、世代の憤りとか、時代のやるせなさとかが焼き付いている。ロックに対してヘビーメタルがあるように、これがフォーク地平の果てのヘビーフォーク。しかも、男のけだるさを醸し出しながら詩はまごうことなく乙女チック。大島弓子のパンタロン長髪キャラか。『抒情詩』『ポスターカラー』など名曲19選。『なんとかなれ』が入って無いけどそれでも納得バリュー。古井戸は、神田須田町のデザイン事務所で少しの期間一緒に働いてた子が教えてくれた。イラストレーターになると辞めていった沼田あおさんどうしているかしら。→
THE BLUE HEARTS/メルダック
「ミート・ザ・ブルーハーツ~ベスト・コレクション・イン・USA~」のBOXパッケージを開けると出てくる米国発売2ndのジャケットを再現した二枚目。自分は落ちこぼれで、世の中は単純で、『未来は僕等の手の中』だという現実をいつも教えてくれる。そうだよと頷く。初めから分かってることをある時、噛みしめて実感するのが「学ぶ」ということなら、世の中の見方も、大切なものの価値も、ブルーハーツから学びました。『爆弾が落っこちる時』何も言わないってことは。『チェルノブイリ』には行きたくねぇ。『TRAIN-TRAIN』は人類皆幸福になり「弱いものを叩くなんて歌詞は罪悪だ」となるまでオンエアされ続けるだろう。→
ジョバンニ/independent*
福岡発、アコースティックギターとチェロのデュオ。陶房喫茶橙にて録音。「コトコト」という音で、何?とボリュームを上げると楽器を触るとこから収録は始まっている。メロディーにならないふれる音、いじる音で、ギュッギュ、ポーンと弦が鳴り響く現代音響。1トラック27分中、鉄工場のクレーンの軋みみたいな重いチェロの擦弦音はほんの少々で、楽器のいろんな場所に触る音と、雨のしずくが不定期に垂れるようなギター。聞き手の「思い出した!」のヒモを引く法則の無い音。たまたま入った古道具屋の主人と常連の会話を盗み聞きしたらギターとチェロの音で喋っていた。何を話していたかは分からないし、それは音楽とは言えない。そんな感じ。→
空手バカボン/ナゴムカンパニー
シーナ&ロケッツの「レモンティ」は、まるごと引用なのに、作曲がヤードバーズでなく、シナロケ名義だったのは著作権無視とかパクリじゃなくて「許可関係の手続きが面倒だし、たぶん怒られないから」そうしたらしい。YMOの『RYDEEN』に詩をつけてケラと大槻ケンヂが唄っている『来るべき世界』で、作曲が空手バカボンになっているのも、シナロケ主義らしい。相手は大物だから怒ったり訴えたりしないみたい。オーケン自身も有名人の仲間入りしてからは、やっぱり丸パクリはマズイと意識が変わったようです。リズムマシンにオルガン演奏のチープシンセサウンド『中央線ヤクザブルース』、『先天よい子』など一度聞いたら歌えてしまう曲が多い。→
Plum Planets/Dreamusic
プラムプラネッツを訳すと梅惑星、梅干しかいっ。山形さくらんぼテレビ2003年度イメージソング「白い色は恋人の色」大量露出中というものの山形ってどこ?爽やか囁きのツインボーカル。ベッツィ&クリスの懐メロカバーは大人っぽいかも、余裕がある。遠足に向かうバスの中でかかっていて欲しい。カラオケも収録。遠足の帰りのバスで疲れ半分に合唱したい。たららんポップス。リズムが変わっているけど何の為のリミックスなのかよくわからん。字面だけでSugar Plant的に期待していたらずいぶんと遠かった?でも、他のビジュアル見るとファッションとかけっこういいよね。この曲はタイアップでイレギュラーなのでしょうか。→
COKEBERRY、サラダ、FREEBO、BEEP TONE、ROUND TABLE、THE MOTOR HUMMINGS、CORDIE、TIPPIE & THE RAINS、SUNNY GETS BLUE、AMERICAN GIRL、THE EXCURSIONS/GIANT-ROBOT records
聞き流しサウンドだけど日本語詞が多く、ワクワク要素も掛かっている。重いの、暗いの、染みるの、そんな曲は一切無く、さいごまでタラランといくギターバンドコンピ。アンダーフラワーレーベルの別名義レーベル?それっぽい。各バンド2曲位入ってるショーケース。重いの、暗いの、染みるのは一切無縁の地方のショッピングセンターで渋谷を再現すればいい。→
マーガレットズロース/カフェオレーベル
ぼんやりじわーっとしみる二枚目のアルバム『こんぺいとう』よりも、こっちの一枚目のほうが言っている事が前に飛び出してくるよ。どうしようもないモヤモヤに悶絶する骨太な軟弱世界。どうにもなんないことなら大声で叫べる。そのパワーで、思い通りにすることは出来なかったのか。残酷な後悔がジャストフィットするような痛み。グループサウンズ的な昭和感をひきづりつつロックに叫ぶ。本当に言いたい気持ちを、なんとか口に出せる言葉に変換した時には、すでに涙が流れていて、そこから唄いはじめたような純情ヒステリックロック。モヤモヤの正体を吐き出す声。歌うしかないような、他のこと出来なそうな全力かけてるバンドのパワーがイイ。→