LIVE TOUR 2015-2016「FOLLOW ME UP」FINAL at 中野サンプラ
坂本真綾/フライングドッグ
2016年のラジオ録音「伊集院光深夜のバカ力」を聴いてたら、オンエア曲の坂本真綾『さなぎ』が超絶ポジティブで気に入ったのでCDを探したら中野サンプラザでのライブ盤を入手。ベースがグルーヴする『さなぎ』があった。中野サンプラザといえば、丁度今2023年7月に建て替えの為閉館。入口が封鎖される前日の最終日は、区民主催の感謝祭で中野区芸人らが盛り上げた最後、野外ステージでサンプラザ中野くんがライブ。「ビルの解体でこんなに盛り上がれるとは」と『旅人よ』『リゾラバ』他数曲。閉会式は大ホールに集まった人たちと中野くんで大合唱し、盆踊り会場から走って来た中野区長を迎えた。最後にサンプラザに響いた歌は『ランナー』です。→
オールオーバージャパンダ
ギターパンダ/redrec sputniklab.inc
『中庭のヘビイチゴ』はこんな物語。幼馴染で同じ歳の君は話すのが遅かったが、子ども同士大の仲良し。学校に入ると特別クラスに入った君は、どうやら知恵遅れという枠で。周りの人の君への態度見て、自分も偏見や差別をする側の行動をとってしまった。君はなにも悪くないのに、悪口を言い無視した。学生時代が終わり、僕は全部置き去りに別の街へ。数年後、帰省した街で君に関わった僕のことを思い出すという歌。後悔や悲しみだけではない、なんともいえない体温のある不思議な歌。驚くのは、これ書いた本人が唄うのを聴いたギターパンダが歌って広めているとのこと。語り上手の映画評論家が実際の映画より流暢に話す様に。→
わたし、フィクション
mekakushe/mekakusi records
ものすごく何年かぶりに、はじめて聴いた歌だけで泣いてしまった。それが『わたし、フィクション (ピアノ弾き語りver)』。知らなかった、いや知ってたヒロネちゃんだね。作品側でなく、聴衆側を考えよう。歳をとって丸くなったという表現がある。網目の様な自己の体験が引き出され、想像でそこに関わる居ない人まで想いを巡らす。すぐ泣きすぐ笑う。沸点が低くなったのなら気をつけたいことは、すぐ怒っているのではないか?すぐ許すから忘れている。怒って、おかしなことをSNSにつぶやいてはいないか。よろしくない。寝て起きて消える怒りは電子のログに刻まぬほうがよい。電子の海に好きなこと良かったことを残そう。→
ARTPOP
Lady Gaga/Intes
例えばレディ・ガガ。創造的であると共に破壊的である。現状を打ち砕き新しい世界を見せてくれる存在に、大きな願いを掛けてしまう。私が「またコロナ陽性者増えてる」という情報をわざわざ追いかけて読んだりするのも「新型コロナウイルスが世界を変えてくれたんじゃないのか!くだらない飲み会が消えた社会にチェンジ済みだったのに、人はまた愚行をぶり返すのか?悟れよ世界」という。新世界秩序に対しての夢が捨てきれないからだ。熱狂した大声のファンが唄わず静かに聴くライブは良かった。ひと席開けてゆったり座って鑑賞できる映画館も良かった。一度も感染しないでいる私は、破壊された密接に決別をし、コロナ禍が創造した恩恵を味わっていた。→
絶対少女
大森靖子/PINK RECORDS
ミュージプルでMV紹介の記事を書くことになった2013年。12月ネット上には『絶対彼女』の配信が無くて高円寺の娘、大森靖子の記事を断念した。2021年7月主催者に「サーバ攻撃にあった。バックアップは並行で投稿してたフェイスブックのみで復旧作業が膨大」と連絡が来て通常更新も遅れ始めた。最終回のつもりで私が書いた原稿が掲載された後は、終了でもいいと納得。その後は2022年4月「再開のお知らせ」を最後に更新停止。10年の変化で、大森靖子は子育てとアイドルのプロデュースで未だパワフル。10年前と違っている。情報の幅広さでMVを紹介するWEBが不要な程に、個人SNSの推し活がMVを広める時代になっていた。→
暁のラブレター
aiko/ポニーキャニオン
Podcastトーク番組「忘れてみたい夜だから」第1シーズンと分類される♯100まで。当時25~26歳内海あさがサラリーマンとして営業部で働き、躁鬱で休職、復職で部署異動、全部トークが続いている。私が保存した回は、漫画「テニスの王子様」を読みテニスの試合中に思ったことをずっと声に出してた回。片思いの彼がいよいよ結婚する回。自分のモチベーションを上げるにはaikoデーを設けて唄い続ける回。なんと言っても『アンドロメダ』である。「交差点で君が立って~いても~もう今は見つけられないかも~し~れ~な~い~♪」このメロディ。私はaikoのオリジナルより先に内海あさの方を聴き、オリジナルより多く内海あさを聞いてる。→
春一番
にしな/WARNER MUSIC JAPAN
ある放送局でプッシュされるシンガーは、そこで番組を持っている。レコード会社が売込んで局はネクストブレイクを抱えたい。リスナーはファン予備軍。新規リスナーを優遇した後、グッズ買って!ライブ来て!配信チケット!つまり番組は壮大な通販。ファンの集いで課金しないと話題に付いてけない。いつの間にかラジオパーソナリティーは物販無しでは食ってけない職業になってた。その観測結果の反面、シンガーの歌が放送局を選ばず流れ始めると、世間が迎え入れた実感が湧く。『春一番』はradikoのCMソングになった。にしなは今まで聴いた誰の声とも違う、それだけで神様からのギフト。「好きだったぁ~」って何回でも聴きたい。→
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント オリジナルサウンドトラック
横山克/SUNRISE Music Label
スマホゲーム「ガンダムエリアウォーズ」サ終までにも「ガンダムキングダム」「ガンダムコンクエスト」などnot SDなアプリが現れ消えていった。さて、次にどのゲームへ移住するか?丁度ゲーム始動に飛び乗れたのは「鉄血のオルフェンズG」である。案の定、バグだらけ、急なメンテ、渋いガシャ、エリアウォーズ経験者には慣れたディジャヴ。でも大丈夫、ゲームは程々でよし!アプリ内でのみ配信されている鉄血の新作ストーリーが目的。主人公ウィスタリオの声優は生駒里奈。アニオタからは下手の評価も、私は大歓迎。ゲーム音声「くらえー!」「うぅ…」も初々しい。第7話の長い説明セリフもよく読めましたねとホメて育てたい。→
機動戦士ガンダム戦記 オリジナルサウンドトラック
有馬孝哲、山田耕治、ガンダムガールズ浅野真澄・那須めぐみ・仁後真耶子/ランティス
11年続いたスマホアプリ「ガンダムエリアウォーズ」が2023年3月サービス終了。評価最低クソゲーだが、知らない人と隊を組む艦隊戦がおもしろかった。MSVやサイドストーリーズ、更にクロスボーンなどアニメ化していない作品も把握できた。ユニコーンep4やビルドファイターズに出てくるイフリートやサイコミュ試験用ザクなどスラスラ名前を言えるのはこのゲームのおかげ。サービス終了日はエンディングもなくデータを失った。音楽を手元に残したくて、流用元だった「機動戦士ガンダム戦記」から作戦説明のBGMを探したがCD未収録で残念。終わったから言うけど11年間無課金だった。→
こども
空気公団/フリップエンタテインメント
『旅をしませんか』の発表が2003年。2003にスウェーデン、ノルウェー、スリランカ、2004にチベット、ポーランドと旅に出まくっていた私には、なんにも言っていない空気のように透明な歌だった。この曲に色がついて見えたのは20年後。2020年初めにサイパン国際マラソンへの参加を最後に新型コロナウィルス感染拡大によるロックダウン。8月にはパスポートを失効した。「なにも見えない明日」があって「旅をしませんか?」という歌が聞こえてきて、自分が体験を得て帰ってくるだけだった旅の概念を変えてみた。2週間に1度出来る成分献血で、地方の献血ルームを訪問し血を置いていくことを続けている。現時点で8都県38箇所。→