音福別巻 特別おたのしみ音源集
藤原カムイ、幼虫社、猫祭り姫、他/Club Lunatica
福神町綺譚音曲集の予約特典おまけディスク。予約した時点では、発売されるかどうかもわからなかったのだけど、何ヶ月もずーっと待ち続けて、発売されて良かった。何枚売れるかの見込み予約、その点で参加したような気分もちょっとある。音福の本編の曲を生ライブでやった収録音源や、カラオケなど収められたのがこのCD。本編ではごっつい曲『紫電一閃湯煙乱舞』を猫祭り姫(オーゼとソネット)がピヨピヨ唄っているのが大ボーナス。CDリリースに伴い配信されたオーゼとソネットとガンダムのポッドキャストラジオもおもしろかった。メール読まれた。その辺で、参加した気分もある。まむしは蛇だ。一番星みつけたー。→
XVOXX(エックスヴォックス)
半蔵商店/HANZO ONGEN
ピチカートファイブのおしゃれシャングリラなマッシュアップもするかと思えば、こんなまじめなロシア冷蔵庫ループなエレクトロニカもつくるんですね。電気グルーヴの音をサンプリングして0.5秒位のスライスでビートに乗せず再構築。つーか電気の曲だけでなくラジオのトークまで元ネタに切り刻んで貼りつけている。こういう冗談ジャケット戦略を混ぜずにはいられないお笑い芸人体質。思いついたダジャレを全部口に出さないと気が済まないところから出発してるタイトルは4つ打ち好きに誤解されそう。クラブ向けではないよ。誰も曲名データベースにテキスト打ち込んでないので私が送信した。全部含めて、後ろで舌を出してそうでムカつく。100点。→
VOXXX(ヨーロッパ盤)
DENKI GROOVE/EPIC
電気グルーヴ『ヴォックス』の日本発売の紙ジャケがいやで、標準プラケースの逆輸入盤を探し当てた。日本語表示一切無しのブックレットで、むしろ、日本語解説あった方がよかったかも。半蔵商店のCD『XVOXX(エックスヴォックス)』を買った後に、隣に並べておきたくていや「なしごなちぇ〜ん♪」『Nothing's Gonna Change』の音源は持っておこうと思って購入。オレンジのおもしろキーワードが続々盛り込まれていた歌の頃が一番好きなので、ディスコ寄りになってしまったらつまらんなぁと思ってたけど『インべーダーのテーマ』『フラッシュバックJ-popカウントダウン』など、しっかりピエール瀧全開でよかった。→
rare crispa roast crispa

fockea crispa/independent*
フォッケアクリスパは佇まいの面白い多肉植物の名前が由来。ギター、バンジョーを骨格にしたドラムレスのアコースティックユニット。サンルームで時間を過ごす為にあるような音楽。離島の風景の絵を描くように、様子の良い三叉路をスケッチブックに書き留めるように、三人が楽器を色々持ち替え描写してゆく。『黄砂』でフレットレスな宇宙的継続音はのこぎりを弾くミュージカルソー。『早朝の川原で花が咲くまでの過程』の純朴な音色が追加されて鳴り出す展開は、起承転結というより、一枚の絵を下書きから水彩絵の具で仕上げてゆくよう。セッション前に「F調で」の代わりに「川原で花が」と伝えて練習風景は始まるのでしょう。→
揺れる体温
ACO/SONY MUSIC
仕事中、夕方5時代によく耳にしていた『揺れる体温』を目当てに『Lady Soul』買ったらアルバムではバージョンが違った!オーマイガッー!!と言ってたら、お会いしたこと無いネットの音楽繋がりで、札幌のequreanさんがプレゼントしてくれた!CD盤が好きなのでMP3とかCDR違法コピーとか、そういう「タダでクレクレ」っていうのキライなのでね、製品パッケージのCDシングルを北海道から届いて感激。それで数年前のあの頃に、FMでヘビーローテだった『(TYO Mix)』にどっぷりと浸ることができました。うれしいですね、この頃一番聞いてる。アルバム未収録の夜想スローバラード『Come To Me』は隠れた名曲。→
Who

小谷美紗子/HIPLAND MUSIC
『Who』はリリース情報をチェックして無いとき、深夜のラジオでいきなりオンエアされて、懐かしくもある冷たい衝撃だった。これを受け止めたくて次の曲、次の曲と追いかけている。タワーレコードの限定販売なので、Amazonの通販で買えず、新宿タワレコ行って買ったらイベント券をもらう。後日、レコ発ライブ見にいって、その時にこのCDにも入っていない次のアルバム『CATCH』の曲を聴いた。メジャーレーベルを離れた再スタート。ここから始動となるトリオ編成の新バンドはベースもドラムもその音で歌いまくっていた。特典のバッヂだったかステッカーだったかを貰って握手して帰ってきた。そこまでがこの先行シングルの思い出。→
STRINGS OF LIFE
CHIEKO KINBARA/Grand Gallery
ヴァイオリニスト金原千恵子がハウスアレンジの名曲全編に渡って弾きまくる。まさに『STRINGS OF LIFE』なわけだが、私がこのCDどうしても欲しくなったのは、表題曲に絡んでくるディストーションギターのキレがめちゃめちゃかっこよかったから。その後で、ところでバイオリンのこの人誰?と調べて、その美貌もさることながら、サムライのような佇まい。立奏のフォームの美しさに「完璧!」と衝撃を受けたのでした。この音を出すには、あのフォームがある。オーラと呼ぶに相応しいシルエット。正確な四つ打ちハウスミュージックとの相性も抜群。真っ赤な絨毯の道を歩くようなバイオリンに振り向いてしまう。→
アタシはキレイな水滴のfilmウフフ
blgtz/inu-rec
移動しながら、書類を読みながら、何かをしながらでしか音楽を聴いていなかった。今日ふいに、ヘッドホンではなくオーディオスピーカーで音楽を聴くためだけの時間をあらためて、何が聴きたいかとCDラックを見た時に、コレしか無いと思ったのがビルゲイツだった。1曲9分の長編が2つ。歪むギターは嵐。轟音の静寂は蝉時雨。か細い声でなにか詞を繰り返している。これはテレパシーだ。ウネリ、サケビ、こんなにも聞こえるのにその奥をもっと聴きたくなる。壮絶ドラムから絶叫になり狂い咲くギター、感情的になることはエロい。そしてキモい。ライブパフォーマンスのカオス感と心地良さをよくレコーディング出来たな。向かい合う18分があっという間。→
スーパーマグナム
ブロンソンズ(みうらじゅん、田口トモロヲ)/TOSHIBA EMI
ちっきしょー、アンチみうらじゅんの私としては、みうらカルチャーグッズに対する不買運動を続けていたのだが、定食屋の有線から『マンダム~男の世界~』の大サビ「黙って俺について来い。こりゃもう、うーんマンダ~ム」と聴こえてきた数日後、CDを買っていた!おそるべし、チャールズ・ブロンソンのパワー。スカパラによる『ロッキーのテーマ』にも「ブロンソーン、ブロンソーン♪たいしたも~んだ~」という歌詞がついててこれもかなりマンダムだ。スカパラの完コピというだけあってボーナストラックのカラオケ版は、本物のサントラよりも、ホーンの立ちがいい。ブロンソンはバカボンパパに顔が似てるよね。→
Symphony Of Enchanted Lands Part2
Rhapsody/ビクターエンタテインメント
シリーズ全部のCDケースを並べて悦に浸る。間違えて輸入版を買ってしまって、もう一度日本盤を買い直したこともあったっけ。それも共に歩んだ冒険(涙)。完結した勇者の戦い「エメラルドソードサーガ」しかしまだ終わらない、新たなる物語りの始まりは、2ndのアルバムタイトル『Symphony Of Enchanted Lands』にPart2がついた枝番からスタートした。トラック1はナレーション~フルオーケストラの合唱曲4分、2曲目始まって溜めて溜めて、1分たってやっとボーカル登場。焦らされ焦らされ、「待ッテマシタ!」と。かっこ良すぎる。これでもかこれでもか過剰なまでのシンフォニックヘビーメタル。→