ETERNAL GLORY - Rhapsody JAPAN TOUR 2002 OSAKA
![SMART PANEL-JAPAN TOUR 2002 [OSAKA]](https://stat.ameba.jp/user_images/20120128/01/smartpanel/4b/d8/j/t02200220_0500050011759420821.jpg?caw=800)
Rhapsody/Bootleg
オンエア大阪で行われたRhapsody大阪公演。イントロSE始まる前からの熱烈ファビオ・コールで熱い。全19曲、この後名古屋ボトムライン、東京クラブチッタ川崎とつづく、日本ツアー初日MCでは「オーサカー!ミナニアエテウレシー!」と感情爆発。新宿のハードロックレコード専門店「HEAVEN」の閉店を聞いて最後の週にブート盤のCDとか、最終処分価格のバンドロゴ黒ティーを買い漁ってきた。ブート盤は関係者が記録用に録ったものが流れてきたのかも知れないけど、作品派のシンフォニックメタルバンドが、いかに生ライブでも卓越したパフォーマンスかを伺い知れるし、CDの歌声だけでないファンへの言葉や気持ちが伝わってくる。→
BLOODY DAWN - Rhapsody JAPAN TOUR 2002 TOKYO
![SMART PANEL-JAPAN TOUR 2002 [TOKYO]](https://stat.ameba.jp/user_images/20120128/01/smartpanel/b3/91/j/t02200220_0800080111759420822.jpg?caw=800)
Rhapsody/Bootleg
クラブチッタ川崎で行われたRhapsody東京公演。ファンのどよめきや雄叫びが臨場感溢れている。全18曲、『Emerald Sword』『Holy Thunderforce』曲名を言う度に、あの!名曲が今日本のファンの前で!という歓声が純粋すぎて胸熱。っていうか、曲名がいちいち、『Power Of The Dragonflame』だのと必殺技の名前っぽい。シンフォニックメタル技巧の頂点のドラムソロ、ベースソロのタイムもあり。原曲ドヴォルザーク交響曲第9番新世界より第4楽章の『The Wizard’s Last Rhymes』も、会場一体で「うぉううぉう!うぉううぉう!」唄ってて、すんげぇ楽しそう。→
pop'n music 9 AC & CS pop'n music 7

りゆ&のりあ、岡めぐみ、ふじのマナミ、SENAX、他/コナミデジタルエンタテインメント
『コンピューターおばあちゃん』『ホネホネロック』をはじめドラムンベースインド舞踏『ナタラディーン』まで平均2分弱のBGMが68曲。時々、オリジナルの良質ポップスも混ざっていて、そのひとつに、当時高校3年生だったLab Pop Orangeのカルミンが、所属のrem recordに黙ってこっそり応募し採用されたことで『Goodbye Chocolate Kiss』が入ってる。結果、L.P.O唯一のプレス音源として世の中に流通。ゲーセンで高速神業でポップンをやってる制服の娘を見ると、今も二人はどこかの街で高得点記録を出しているかなぁーと頭をよぎる。→
eREVEST

GEKKAN PROBOULER/エレクトリックパンチェス
エレクトロバンドLotusLoungeの美声担当シープさんと、電子楽器に合う歌声について話した時「理想の声は本田みちよさん。あの歌の耳当たりは世界中探しても他にはいない」と激しく意気投合。新作が待たれる中、ゲッカンプロボーラーの再録ベスト盤で、本田みちよフューチャリングだと!男ボーカルの詞曲を唄うということは、一人称は男の僕で、君やあの子と指すのが女の子。ヤバイ、なにこのドキドキする少年ガール感覚。更に、クラブミュージックとしてのテンションも高く、じわじわと音色を変えるモジュレーター、ブリっとしたベース、重いキックのラッシュ。ストロボライトと巨大スピーカーで体に浴びたい。→
Contrast

LotusLounge/independent*
電子音楽というだけでは片付けられない大人の女声のバランスの良さ。浸透的に続く詞が、実は耳当たりの語感だけで作った造語の連続だったり。スローなエレクトロに浸るようなバックトラックに黒いファンクが入ってたり。鋭いメッセージはないのに、ゆったりした安心感や揺さぶりの音楽体験からロータスラウンジの言葉が伝わってくる。『Timer』ではOVERROCKETばりのクールさを堪能させつつ、ミディアムバラード『Contrast』で見せる暖かな女性の視点はガールテクノポップ系譜の色眼鏡を外させる。モナレコードのライブで初めて見て、ニコニコのメガネっこが、あのしっとりしたいい声で唄っててびっくりした。→
ラフマニノフ ある愛の調べ サウンドトラック

セルゲイ・ラフマニノフ、他/ユニバーサルミュージッククラシック
ドラッグに溺れた幻覚やアルコール乱痴気騒ぎからの閃きではなく、国の動乱や亡命など、歴史の歪みを背負ったラフマニノフ。晩年まで雪に覆われていたのは彼自身。極寒の厳しさを知る者こそが、僅かな春の気配に歓喜する様な、硬い心が溶けるボカリーズ。師事している音楽講師の下宿先に、チャイコフスキー大先生が魚のパイを食べに来る?!そんな地続きエピソードも、へーそうなんだ。ストーリーの起伏やオチが弱いとか、クラシックマニアや映画オタクには言わせておけ!どこまでも環境に恵まれずピアノ協奏曲を通して叫んだ男が、もつれて転がり頭ぶつけながら、最後に妻と子とを抱きしめるホームドラマに辿り着く。→
敬愛なるベートーヴェン サウンドトラック

ベートーヴェン、他/ユニバーサルミュージッククラシック
晩年難聴のベートーベンのところに、音大生の写譜師アンナがやってきたよ。「女か!まぁいい時間がない。早く譜面を仕上げてくれ」ってノリで、第九交響曲を書き上げ指揮を振る。才能を認め合う楽聖と娘は、音楽家としても人としても、必要な関係を築く。音楽を与える神、神との魂の交歓を曲にするベートーヴェンの男性性、献身的で彼の存在の一部にも成り得たアンナの女性性という構図に宗教的なメタファーをも感じる。アンナの伯母が、サリエリの元で歌手を目指そうとしてたとか、年代的にもへー。ベートーヴェンはサリエリの生徒だもんね。映画とはいえ、第九の初演をドキドキ追体験するのは虚実半分だとしても実に感動的。→
クララシューマン 愛の協奏曲 サウンドファイル

ロベルト・シューマン、ヨハネス・ブラームス、他/SMJ
ピアニストの奥様の映画『クララ・シューマン』では、シューマン夫妻と若きブラームスの奇妙な共同生活など関係性も興味深い。交響曲を書きながら、生き方の違うオケ野郎達の前で指揮棒振れなくなっちゃう躁鬱っぷりは、爆音ギター演奏しながらも客に顔上げないで自分の靴先しか見れない、そう、元祖シューゲイザー系といえる。セックス、ドラッグ、ロケンロール!苔むす石より転がる石。シューマンあんた、奥さん以外から性病とかもらってたのか、そういう奴か。薬漬け、入水自殺未遂、精神崩壊の最後と壮絶な生涯。常人の向こう側で作られた楽曲は、秀才多作の作家陣よりも「霊感において他者より秀でている」と絶賛される。→
ORIENTAL MAGNETIC YELLOW

O.M.Y./ポニーキャニオン
めがてん坊やと名乗った細江慎治の初ライブを見ている。NAMCO提供ラジアメイベントの虎ノ門ホール。年代的にはベラボーマン発表の年。ピンクのシンセKORG 707をショルダーに構えて『ドラゴンスピリット』を弾きまくっていた。そのステージ、幕が上がった瞬間がセンセーショナルな光景で、舞台全部にキーボードラックの塊が3ブロック。こんなセットは当時、雑誌でも見たこと無い。SEGAのフュージョンバンドSSTに対してナムコは鉄壁のシンセアンサンブル。数年後、サイトロン提供の深夜FMでOMY『ライジーン』解禁。「え?」と戸惑いつつ、ナムコメンバーと分かると、ライトに浮かぶシンセ基地の壮観なシルエットを思い出した。→
YELLOW MAGIC ORCHESTRA

イエローマジックオーケストラ/ソニー・ミュージックハウス
歴史的ファーストインパクトは1曲目『Computer Game "Theme From The Circus"』、ゲームの電子音が4拍子にシンクロしてゆくナードコアテクノの大河の一滴。トキオ!もテーテーテーも2nd収録だから、1stのYMO体験は『東風』『中国女』のオリエンタルムードが強かった。『Simoon』は空手バカボンに歌詞をつけてカバーして欲しい曲。時代の扉が開いた様な『Mad Pierrot』の始まる高揚感ときたら!5年後『以心電信』のイントロで再び「開いた!」っていう瞬間が来るまで、中期難解作を保留してコレと「ここは警察じゃないよ」をカセットで聴きまくっていた。→