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SUPER GOOD+

SUPER GOOD+

音沙汰/we are
 ようつべの『ホームレス銀河』ライブ動画が、永原真夏無敵状態になっていて、スーパーマリオが星を取った状態というか、快☆感。かつて、極真空手の大山倍達は「無敵とは一撃必殺。相手に何もさせずに勝つ」と定義。後にアントニオ猪木は「相手の力を最大限に引き出し、それ以上の力で倒す」という風車の理論で無敵を観衆に示す。それも分かる。しかし、合気道の塩田剛三の言葉「自分を殺しに来た相手とも友だちになること、すなわち無敵」これこそが、史上最強の組手技なのではないか!ならば、マリオがラッキースターを取ってキノコやカメにタッチしてる状態は、友だち光線を振りまいてるんじゃないか。っていう、スポーツ選手のゾーン、シンガーの愛のオーラ。

スウィート・ソウル・レヴュー ~盆踊りVersion~

スウィート・ソウル・レヴュー ~盆踊りVersion~

野宮真貴/Universal Music
 町内会に属さない、脱近所付き合いが増加傾向の昨今。都会の盆踊りはどうなっちゃうの?ひとつの回答としてのフェス化。興行としてのBON-DANCE。協賛を付け、大会場で行い、環状線の外側まで巻き込んでゆく「なにやら楽しそうなフェス」。本場の踊り手さんたちがやってきて、岐阜の郡上八幡踊りを神宮外苑で、富山の越中八尾おわら風の盆を杉並区西荻で見れたり参加できたり。東京の町内会的な盆踊りも、日比谷公園の噴水を大周回する『炭坑節』や『丸の内音頭』で、海外からのお客様もバッチリのおもてなし状態。気楽で楽しい青春にピチカートで遊んだオリーブ少女の成れの果ては、老いてなお小節の回ったピチカート聴くっつーの。

オモクリ名曲全集 第二集 秋山竜次(ロバート)編

オモクリ名曲全集 第二集 秋山竜次(ロバート)編

 

秋山竜次/よしもとアール・アンド・シー

 矢沢永吉の言葉で「BeatlesになりたくてやってたらYAZAWAになってた」っていうのが好きです。松田聖子になりたくて福岡から東京へやってきて、森口博子になった少女や井上晴美になった少女。人は、ひっくりかえっても他人にはなれないのだけど、憧れ、心の師匠だったり、心酔したリスペクト対象だったり。影響とは生きた世代が違うと真似やパロディに見える場合もあるが、年頃同じ感覚で受信していた者には、愛情とも呼べる尊敬が分かる。バナナマン日村がピアニカで吹く『Get Wild』をたまに無性に聴きたくなる。そして、ロバート秋山『TOKAKUKA』の本気。TMNサウンドと言葉の譜割から世代喚起が響いてくる。

 

 

ジャイアントパンダにのってみたい

ジャイアントパンダにのってみたい

杏窪彌/王朝音楽社
 千葉市動物公園のファンです。檻の無い堀池で仕切った猿のゾーンやダチョウの丘、人の歩く高さに顔がくるキリンのゾーン。立ち上がるレッサーパンダの風太くん。2016年4月末のライオン展示場オープンに行ってきました。園長のお話しから、群馬サファリパークからアレン、多摩動物園のトウヤがやってきたこと、転校生同士まだ馴染めない様子も聞く。一方、HIS提供のパンダツアー旅番組。白浜アドベンチャーワールドで生まれ育った子パンダのコウヒンが、現在、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(四川省の大パンダ園)で会えることを知る。箱推しではなくて、名前を持った推しメンの一頭に注目すると、あの子は今どうしているかしらと慕わしさが増します。

Reel Love

Reel Love

ホームランなみち/Surprise
 アイドルタレントが活動域を広める為に、周囲の大人たちから「釣り好きになれ」「鉄道オタになれ」と一つ乗っけられるのは伝統的な戦略だ。「地味すぎるから髪をピンクに染めろ」はデビュー時のBONNIE PINK。パッパラ河合楽曲時代のPerfumeはテクノと接点があったか?BABYMETALはヘヴィメタルを知っていたか?否!周りの大人たちに入門させられたのだ。しかし、テクノをメタルを己の特徴として、そのクラスタの寵愛を受けたのは御存知の通り。インパクト重視で名前にホームランを乗っけられたなみっちゃん、バッターの形態模写モノマネが凄い楽しそう。関係各方面をノックしてお茶の間にホームランを放り込んで欲しい。

藤色のドレス

藤色のドレス

エーツー/オフィスぎゃふん
 エーツー20周年おめでとうございます。バンドブーム後のインディーズマガジン世代や、パソコン宅録時代を迎えたテクノ世代が活動していた2000年頃のライブハウスやショップで、アイドルを宣言してアカペラやカセットで世に知られたのが19歳。現在では常識の「なんでもありで一番輝くのはアイドル」という表現概念は、J-POP全盛でアイドル不在の時代から、エーツーが突っ走ってきた道。10周年の時「もし十年練習してたらギター弾ける歳月だろ!」と笑えるツッコミがあったが、私たちが触れたいのはそっち方面でなく、実像の上を軽く超えて届けられる偶像アイドルの光りだ。お父さんに読まれてキレて止まってしまったブログの再開も待ってる。

枯山水 Zen Garden

枯山水 Zen Garden

V.A./日本コロムビア
 古典楽器の先生が怒りでブログを更新「生徒の立場なのに西洋音楽知識をひけらかすな。尊敬の無い者は習うな」や「小学校の演奏会での質問が楽器の値段だった。叱ってやればよかった」と、その場では言えなかったサービスマンの怨念返し、長文オツカレ。演奏家先生方の新譜で毎回モヤモヤするのは「月の、空は、風が」等の何も言っていない曲名と癒やしのキャッチコピー。なぜ「古典楽器は孤高の劔」「無礼者、そこへ直れ!」という自身の気持ちを音楽で表現しないのか。客寄せに実演でジャズ風ジブリやディズニーを演るのは先生のプライド的にはセーフなのか。大先生、あんた全然ロックじゃねぇよ!と思ったけど、そもそも古典でロックじゃなかったのでした。

空席のサーカス

空席のサーカス

白波多カミン/日本コロムビア
 スタートの1つをツンと倒して、ドミノがさーっと倒れていく一直線は蛇の様だ。1つが2列を倒し、太い川になり枝分かれ、立体交差。ある支流は電動装置のスイッチになる一方、本流は記録更新を目指して進む。ドミノ倒しのテレビを見ながら、バトンタッチだなと思った。1個が役目を果たすのはほんの一瞬。次のドミノをカチッと鳴らす役割を子どもをつくって死んでゆく事と見立てれば、美しく倒れた跡を見て感嘆するのは、命の歴史の振り返り。命のバトンを握ってる間、仏壇の前で手を合わせ、お祖母ちゃんや父親、もう亡くなった人とどんな気持ちで付き合ってゆくか、一瞬の自分史観を供養とか信仰とか呼ぶ。そんな事を思い出すお仏壇の曲『姉弟』です。

渋谷合コン歌~#すっごいよっ一体感~

渋谷合コン歌~#すっごいよっ一体感~

 

リーマンマイク feat.今井華/アオリズムレコーズ

 都会の大学へ出した子どもの門限素行に全力介入した親が、15年後独身の我が子に早く結婚しろと圧をかける諸行無常。「こんな音楽が流れてる所に行っちゃダメ」とか言っちゃダメ。人付き合いで1回位、ぬっと顔出してウェーイ!合わせて、すっと帰る技を体得すること。一体感!って叫んだ時は楽しい?なんだこれ?後から反動で死にたくなっても、あのつきあいは妥協でなく、他人への業の肯定だと落ち着け。馴染めない君が少数派なら、パーリーピーポーだって社会のほんの一握りの少数派。彼らに学ぶことはそう、自分の好きな事を大声で表明して楽しくしてみせること。タイプは違っても、それをやることが生きている魂の熱量だ。

 

 

 

 

 

ヒトミシリ

ヒトミシリ

カノエラナ/ハピネット
 OLさんが某バンドのクリアファイルを使ってたけど、ファン確認グッズとしては軽すぎるのだ。他人から流れてきて使ってる場合もあるからスルー。だが、同バンドのスマホケースを使ってたならば話題にしてもいいだろうと。すると「どんな音楽聴いてますか?」っとブーメラン質問来たけど別に私に関心無いだろ。好きな野菜ならともかく、一番好きな音楽のことを触りに来るなよ。スマホの音楽アプリでジャケットを見せるフリして「コレ見て!」と、適当な猫の写真を出して「猫かわいいでしょう」「猫カワイイ猫カワイイ!」で、会話終了。一切自分の情報を出さずに、まるで楽しくお話した風の余韻で逃げる。これが、ネコダマシという私のヒトミシリのスキルです。