時代とともに長くなってきた住宅ローンも今では最長35年・・・
住宅ローンを利用して35年も支払うとなれば、30代前半には家を購入しないと、現役世代での完済は厳しくなりますね。
最近では、定年を70歳まで延長などという、年金受給年齢を先送りして社会保障費増加を抑制したい政府の思惑?から、現役世代を無理やり延長可能とするような政策を打ち出す声も一部から出ているようですが、職業・職種によっては若い世代と同様に働ける仕事ばかりではありませんから、実際のところはどうなのでしょうかね?
職場でも中堅となる30代といえば、子育て世代にとっては子どもたちの教育費が増えてくる時期でもありますから、住宅費に教育費と、ダブル・トリプルで家計にプレッシャーがかかります。
我が家でも、今年から子どもたち二人が大学生になるので、住宅ローンと教育費用が重なると家計もなかなか厳しいものがありますよね。
これが40~50代以降は親の介護問題も浮上してくる家庭は少なくありません。
我が家の救いは、夫婦どちらの親も介護不要で年齢なりに元気でいてくれる所でしょう。
介護保険も自己負担額は増加傾向で、食事などの生活支援給付が減額されてくると、年金暮らしの高齢者世帯を支援する子どもたち世代の金銭的・時間的な負担も重くなってきますから、そこまで心配するとなると、家計リスク対策はより綿密に考える必要があります。
親がまだ50代であれば、公的保険だけでなく、損害保険・生命保険会社の扱っている介護保険や介護費用保険に加入しておくのもひとつのリスク対策となります。
要介護度に応じた一時給付金が支払われたり、介護年金のように月単位で給付金が支払われたり、公的介護保険でカバーしきれない建物や設備の改修費用を補償するなど、保険会社
では様々なプランの保険を販売していますので、一番困るところは何かを考えて、お金で済むなら預貯金の一部を介護リスクに転嫁しておくといざという時に頼りになります。
また、身体元気で物忘れ・・・などという痴ほう症発症等により、徘徊して行方が分からなくなった場合でも、PCやスマホで位置確認ができる服や靴・ベルトに貼ることもできる小型のタグや、腕時計型の端末などもありますから、あれ?おかしいなと思ったら、準備はして置いた方が良いでしょう。
痴ほう症になった知人の祖母は、家族がちょっと目を離した昼間に普段着のまま家を出て
しまい、そのまま行方不明に。
既に長い月日が経ちましたが未だに行方不明となっています。
困った時に頼りにする警察に捜索願を出しても、警察によっては緊急性を感じず素早い捜索をせずに時間をかけすぎて捜索がより困難になるような、ある意味怠慢ではないかなと感じる事も少なからずあります。
犯罪や犯罪者の逃亡でも、緊急配備を怠って逃亡されてしまい、逃亡中の犯罪に巻き込まれ
たりして更なる被害者を出してしまうなんていうドラマみたいな事が現実に起きてしまう位ですから、行方不明者一人の捜索に力が入らないのも無理はありませんが、人の歩く平均速度は時速4~5km、いかに早く捜索を始めるかで捜索範囲を絞り込むことが出来るのです。
どこに向かったのかわからない人を捜索する範囲は、人の歩く速度を時速4kmと考えると半径4km、面積で言うと約15万坪。
東京ドーム3つ分、サッカーコート8面分の見通しの良い広場ではなく、建物や森などの障害物の中を探し回るのですから大変です。
それがGPSなどで位置確認が出来れば、誤差数メートルの範囲で居場所が分かります。
最近子どものランドセルやペットの首輪(特に猫)にGPSタグを装着している人がいるのも頷けます。
あちこち寄り道しても、どこにいるかが分かれば安心しますからね。
介護リスクは医療・介護費などの費用リスクと、家族の負担の両方がありますから、夫婦不和の原因にもなる親の介護リスクは、親が元気なうちに話し合いをしておくことをおススメします。
我が家で家を建てる際に考えたのは、同居は嫌だがお互いの親のサポートはする、という意見で夫婦が一致したので、どちらの実家からも中間になるようなところで、駅から徒歩圏という条件で探しました。
というのも、両方の実家間が15km程度の距離だった事もあり、子どもが出来たらいざという時に駆けつけてもらえるという戦略でもあったのです。
この戦略はまんまと成功。
両親どちらも自力で我が家に来てくれますし、晩御飯一緒に食べる?と誘ったり誘われたりしても、気軽に車で数十分の距離は近すぎず遠すぎず程よい感じです。
子どもが生まれてからは、保育園に預けて途中で熱を出したら迎えに行ってもらったり、病院に連れて行ってもらったり、夜まで預かってもらったりと、保育園時代はどちらの両親にもかなり助けられました。
そのおかげか、子ども達はどちらの祖父母ともいまだに仲良くしているのは、この幼少期に関わった多くの時間があるからでしょう。
自分もそうでしたが、親が祖父母を大事にしているところを見ていれば、自分や配偶者の親が年を取った時に少しは大事にしようと考えるのではないかと思います。
これも将来の自分たち夫婦のリスク対策だったりして・・・
行政支援等も近居にはあるようで、私の住んでいる千葉県でも、親と近居する為に引っ越しや新築する場合の助成制度、同居した場合に空き家になった家の借り上げ制度など、いろんな住宅支援策があります。
お住いの都道府県にも同様の支援策がありますから調べてみては。
千葉県の市町村住宅支援制度
https://www.pref.chiba.lg.jp/seisaku/kensei/kennogoannnai/chiiki/chiikizukuri/portal-site/ijuusienseido.html
賃貸住宅でも、UR都市機構のUR賃貸住宅では、近居割・近居割ワイドという家賃割引制度により、家賃が5~20%も安くなるのです。
UR賃貸住宅
https://www.ur-net.go.jp/chintai/whats/system/kinkyo/
両親と遠く離れて暮らしている方だと、勤務先や子どもの教育環境等との兼ね合いで難しい面もあるでしょうが、首都圏など都市部であれば結構利用出来そうですね。
また、リースバックを利用して、自宅を売却して一時金を手にした後、そのまま住み続けることが出来るというプランもあります。
ハウスドゥのリースバック
https://www.housedo.co.jp/leaseback/about/
介護や住まいの問題はいろいろありますが、我が家で唯一の気がかりは、どちらの母親もかなりの“天然”ボケをかましてくれるので、本当に痴ほう症だったとしても、相当深刻な状態まで気付いてあげられないかも?というところです。