Tiny Tweaks can lead to Big Changes -8ページ目

一分で一生の信頼を勝ち取る法

【NHK式+心理学】 一分で一生の信頼を勝ち取る法―NHK式7つのルール―/ダイヤモンド社

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一分で一生の信頼を勝ち取る法

人が相手を判断する時には、次の6つの過程をたどるそうです。

①相手の存在に気付く
     ↓
②パッと見の印象
     ↓
③行動から受ける印象
     ↓
④他の特徴を推測
     ↓
⑤全体の印象形成
     ↓
⑥将来の行動を予測

この6つは瞬時かつ無意識に行われ、その時間は1分もかかりません。
つまり私たちは1分以内で、信頼できるかどうか相手に判断されてし
まっているのです。

著者の矢野香氏は、NHKのキャスターから民放のアナウンサーに転
身したものの、わずか半年でクビになり、再びNHKの試験を受け直
して再入局。直後に担当したニュース番組で視聴率20%超えを果た
したという、面白い経歴の方です。

本書は、著者がNHK・民放の経験と大学院で研究した心理学から得
た、話し方で信頼を勝ち取る方法について書かれた本です。

いくつかの方法が書かれているのですが、その中でも面白いと思っ
たものを紹介します。

①5本指ソックス
 大事なメッセージを伝えたり、相手を説得するには前傾姿勢で
 話す事が効果的ですが、前傾姿勢になると体が安定しません。
 しかし、5本指ソックスをはくと普通の靴下より安定があり、
 踏ん張りやすいそうです。
 元ヤンキースの松井秀樹も地面を足指でつかむような、踏ん張
 りがきく感覚をとても気に入って、愛用していたとか。

②目ではなく「まつげ」を探す
 アイコンタクトは大事ですが、相手の目を見る事が苦手な方も
 少なくないと思います。
 そんな時は、思い切って相手の目を見るのをやめ、かわりに相
 手のまつげを探すのです。
 特に男性は女性ほどまつげがないので、ジッと見る事になり、
 自然と力強いアイコンタクトが生まれるそうです。

③眉をあげる
 うれしい話を聞いた時には、目が見開かれ眉があがります。
 眉は感情に合わせて上下します。
 そこで逆に「あっ!」とか「おっ!」というタイミングの時に
 一瞬、眉をあげるのです(でも、すぐに戻すこと)
 自然とうれしい感情になり、笑顔にもなります。
 また相手も、眉が上がっている事で、「あなたに会えてうれし
 い」という感情を無意識に受け取る事になります。

④手を机の上に出す
 手を膝の上に置いたりするのは、行儀は良いとは思うのですが、
 心理学的には身体を隠している事になるそうです。
 あえて手を机の上に出し続けることで、相手に信頼感を与える
 事が出来るようです。

コミュニケーションや話し方に関する本はたくさんありますが、
誰でも簡単に出来るテクニックが紹介されており、実用的な本で
お薦めです。
私も早速、5本指ソックスを試そうと思っています

すべてのお金の悩みを永久に解決する方法

すべてのお金の悩みを永久に解決する方法/サンマーク出版

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すべてのお金の悩みを永久に解決する方法

最近、お金に関するマインドについて書かれている本をよく見かけ
ます。

それらの本によく書かれているのが、寄付をするなど自ら与える事
の重要性ですが、多くは何故与えるのか、またどのように与えるの
かという事については触れられていません。

ビルゲイツなどお金持ちは、例外なく積極的に寄付している、と言
われても、それはお金持ちだから寄付できるのではないかとも思っ
てしまいます。

また、おもいきって寄付してみたが、何もいい事が起きなかった、
という人も少なくないのではないでしょうか。
本書の特色としては、そのあたりについて、自然の摂理とかお金の
法則などという曖昧な言葉でまとめずに、かなり具体的に記してい
ることです。

まず、何故与える事が重要かという理由についてですが、それは執
着から解放されるからだとしています。
誰しも経験があるかと思いますが、物事に執着している時はどうし
ても手に入らないものが、その気持ちが消えるとすんなり手に入っ
たりすることがあります。

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ほとんどの人は、何かを必要とすればするほど、それを手に入れる可
能性が高まると思っています。しかし実際はその逆です。
激しい欲求に基づいて何かを手に入れようとすればするほど、その対
象を遠ざける事になるからです。
逆に執着を和らげると、対象を遠ざける力を弱め、欲しいものを手に
入れる可能性を高める事ができます。
――――――――――――――――――――――――――――――――

お金も同じで、あえて与えるという行為を繰り返すことで、それが習
慣になると、次第にお金を手放す事に抵抗がなくなり、結果として執
着から解放される。
そして執着から解放された結果、お金が引き寄せられるようになって
きます。

では、どのように与えればよいのでしょうか
喜んで与える事は無分別に与える事ではなく、以下の3つの点を考慮
する必要があります。

①どれくらい与えるか
 著者は研究結果より、収入の1~5%が最善だとしています。
 それより多く与えてはいけないという事ではありませんが、割合が
 10%に近付くと負担が大きく、与えることに嫌悪感を感じて、続
 かないことが多いようです。
 喜んで与え続けるには、多すぎる金額はかえって妨げになります。

②誰に与えるか
 個人でも団体でも良いのですが、大事なのは相手がおおらかな気持
 ちで受け取ってくれる事です。
 個人の場合、多くは与えられたほうは負い目を感じ、借りを返そう
 とし、それが出来ないと後ろめたさを感じるので、注意が必要です。
 喜んで与えるのが大事なように、喜んで受け取ってもらう事も大事
 なのです。
 そういった意味で言うと、団体のほうが無難であることが多いよう
 です。

③いつ与えるか
 喜んで与える事の基本は、貯蓄からではなく収入から与える事です。
 貯金から大金を1回寄付するより、金額は少なくとも毎回収入を得る
 たびに与え続けるほうが大事です。
 執着を無くすためにも、継続してゆく事が必要です。

冒頭でも書きましたが、最近お金に関する本が増えてきたように思い
ます。

今まで、特に20世紀はお金を手に入れる方法、貯める方法などのみに
興味が集中していたように思いますが、最近になってお金と言うもの
の本質は何か、どのようにつきあってゆくべきかという事を皆が考え
始めているのではないかと感じます。

エースと呼ばれる人は何をしているのか

エースと呼ばれる人は何をしているのか/サンマーク出版

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エースと呼ばれる人は何をしているのか-夏まゆみ

モーニング娘やAKB48など多くの芸能人の振り付けを行い、
30年にわたり210万人以上の人にダンスを教えてきた夏まゆみ氏
がエースについて語った本。

本書では、エースを
「自分自身の実力や魅力を発揮するべき場所で十分に発揮し、輝
いている人」と定義。

センターでなくとも、自分自身の実力や魅力を発揮している人は
皆がエースであり、誰でもなることが出来るとしています。

そのエースの資格としてあげているのが

①自己を確立し
 自分が何を目指しているのか、その為に今何をやればいいのか
 明確にする。
 前田敦子は、レッスンの休憩時間などに他のメンバーがグルー
 プになっておしゃべりしている時も、1人で過ごす時間が多かっ
 たそうです。

 仲間同士で群れたがるのは自分というものがない証であり、い
 つも集団にいるとグループのやり方、行動に影響されてゆきま
 す。
 自分が何を目指しているのか明確な人は、周りと迎合せず孤独
 をおそれません。

②自信を持ち
 核となる強みを持つ、それが形を変えて様々な場面で自分を変
 えてくれる。
 大島優子の強みは冷静さと平常心でした。
 ダンスの技術が最高ではなくとも、冷静沈着に全体を見ること
 が出来る事で、二番手としての役割を完璧にやり遂げ、最終的
 にはセンターにまで上り詰めました。

③前に向かって進む
 周りの目や恥をかく事を恐れない。前向きは人の達成力を高め
 実現のスピードを早める。

 高橋みなみは、最初ダンスがどうしようもなく下手だったそう
 ですが、笑われてもめげずに1人で練習を続けたそうです。
 恥をかく事を恐れないのは、強みにもつながってゆきます。

AKBやモーニング娘はグループなので、チームワークが重要で
はないかと思いますが、これに対し著者は「もっと個人になれ!」
と言っています。
「大事なのは協調する事ではなく、目的を共有すること。協調性
やチームワークを最重要視して成功した人はいない」と言いきっ
ています。

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真ん中だろうが端っこだろうが、立ち位置にかかわらず自信を持
ち、踊っているその瞬間を楽しんで、今ここで輝く事こそ自分の
責任なんだと認識する。
そうやって全員が自己を確立し、「自分こそエースだ!」という
気概でつくりあげるステージは、チームワークでまとめたステー
ジよりもはるかに素晴らしいものになります。
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個人を犠牲にしてまで協調性を重要視するのではなく、目的を共
有した上で、個人として頑張る事によって、全体が素晴らしいも
のに仕上がる。
ダンスの世界だけでなく、会社や仕事にも通じる事だと思います。
自分の納得出来る仕事をして、周りにも良い影響を与えることが
出来る人は、たとえ出世していなくとも、立派なエースだと思い
ます。

そういえば、2002年に日本で現役サラリーマンとして初めてノー
ベル賞を受賞した田中耕一さんも、特にエリートコースを走って
いた人ではなかったと記憶しています。

全員が取締役や社長になれるわけでもないし、それだけがすべて
ではない。
偉くなれなくとも、自分自身が出来ることをして輝くことは、こ
れからの会社員としても必要であると強く感じました。