Tiny Tweaks can lead to Big Changes -7ページ目

世界はすでに破綻しているのか?

世界はすでに破綻しているのか?

世界はすでに破綻しているのか?
-国家が財政破綻すると人はどうなるのか

日本の財政赤字は800兆円以上にものぼり、財政破綻するのでは
ないかという議論も出てくるようになってきていますが、では財政
破綻したらどうなるのか、ほとんどの日本人には想像がつかないと
ころだと思います。

しかし世界を見渡せば、過去に財政破綻に陥った国はたくさんあり
ます。本書は財政破綻が起こった国において、何がどう変化してい
ったのかについて書かれた本です。

ロシアはソ連崩壊後に数度の経済危機を迎え、国家破綻に陥った結
果ルーブルの価値が下がったうえ、預金封鎖でお金も動かせず、多
くの人々が財産を失いました。

すでにこういった状況を予測し、早くから手を打っていた一部の人
は大金持ちになり、ごく一握りの信じられないくらいの大金持ちと
食べるのにも困る大量の貧困層が生まれることになりました。

韓国では、事実上の破綻状態に陥り、IMF管理下におかれた後、サ
ムソンやヒュンダイなど海外に市場をもとめたグローバル企業は大
きく成長したものの、国内経済は停滞状況で、貧富の差が広がって
います。

多くの韓国人は活路を海外に求め、いかなる場所でも国家に頼らず
暮らしてゆく力を身につけるべく努力、いまや成人のおよそ10人
に1人の韓国人は海外で暮らしているそうです。

アルゼンチンでは、10年に一度のペースでデフォルトが起こるの
で、伝統行事化して、国民も慣れてしまっているそうです。
南米の気質もあるかとは思いますが、財政破綻に悲壮感もなく、単
なるリセットくらいの感覚で過ごしているようです。

しかし、だからこそ政府や紙幣をあまり信用しておらず、それぞれ
が巻き添えを食わぬよう、破綻時に対する自衛策をとっています。

全体的に見ると、財政破綻が起きても回復は可能ですが、従来成功
していた人達が一夜にして没落して、それまでと違った富裕層が出
てきたり、人々の意識が変わってゆくという事が起きるようです。

それに対して、我々はどうすれば良いかという事について、著者は
最後にこう述べています。

――――――――――――――――――――――――――――――
ずるずると欲望や時の流れに身を任せていた人々は淘汰される事に
なった。
それとは逆に、今までの暮らし向きを瞬時に切り替えた人々は、大
きな時代の渦に巻き込まれる事もなく、粛々と生活を続ける事がで
きているように思う。
常に自分を見失わず、自分なりの「異変」を感じたら、誰に何と言
われようが、即座に変わり身すること。大きな社会変化が差し迫っ
た時代の中で、生き延びる秘訣はそれに尽きると、僕は思っている。
-----------------------------――

アルゼンチンのように、必要以上に悲壮感を感じることなく、かとい
って「今までも大丈夫だったから、何とかなるさ」と気楽に構えるの
ではなく、自衛策を取ってゆくことが大事ではないかと思います。

なぜ世界でいま「ハゲ」がクールなのか

なぜ世界でいま、「ハゲ」がクールなのか (講談社+α新書)/講談社

¥907
Amazon.co.jp

ハゲてる男の人って素敵だったんだ、と気づいた著者がハゲにつ
いて語った本。

以前から、外国では俳優や経営者でかっこいいボウズの人がいる
なあと思っていましたが、日本でも最近ボウズ頭の人が増えてき
た感じがします。

抗がん剤の副作用でボウズ頭になった著者の友人が、ニット風の
柔らかいキャップをかぶり、カジュアルなストールを巻いたりし
て、以前より素敵になったという話が紹介されていますが、髪が
無くなったのを他のアイテムでカバーしようとすることで、意外
にもファッションのバリエーションが広がるそうです。

ニューヨークタイムズでは、ボウズのオシャレを指南する記事ま
で、出る事があるとか。

日本人男性の1260万、成人男性の3分の1は、自分を薄毛だと思っ
ており、さらにその半数以上はハゲであるがために自分に魅力が
ない、と悩んでいるそうです。

――――――――――――――――――――――――――――
かっこいい禿げはポイントが高い。短く刈りこんだり、服装も
お洒落だと相当かっこいいです。
男性は勘違いしがちですが、多くの女性が嫌がるのは、バーコード
とかかつらとか「必死に隠そうとしているハゲ」です。
――――――――――――――――――――――――――――

必死に隠そうとするのは、執着しているという事なんでしょうね。
日本でも、一昔前と比べてボウズ頭がだんだんと違和感がなく受
け入れられてきているようなので、思い切ってボウズにしてしま
うというのも、髪に対する執着をなくす良い方法のひとつだと思
います。

本書でも、薄毛に悩みいろんな育毛を試したあげく、勇気をもっ
てボウズにしたらスカッとした、という話が紹介されています。

著者が最も訴えたいことは、
「足りないもの」に恋々とせず、発送を転換して魅力をアップする
という事だそうです。

面白半分に手に取った本ですが、なかなか納得できる事も書かれ
ていました。

正直、私はボウズ頭でのお洒落なんて考えた事もありませんでし
たが、ボウズ頭の人のためのファッションなんてものが、これか
らブームになってゆく可能性もありますね。

心をつなげる

心をつなげる 相手と本当の関係を築くために大切な「共感コミュニケーション」12の方法/東洋出版

¥1,944
Amazon.co.jp

タイトル通りコミュニケーションについての本です。

著者は共感コミュニケーションという概念を提唱していますが、
その基本ルールは
「話す時は、30秒以内で」という事です。

内容を整理して簡潔に話す事は、理解を深めるだけでなく、感情
的な衝突を抑える効果があります。

ある実験で、夫婦の離婚調停のロールプレイングを行ったところ、
お互いに自分の主張をし続けてまとまらず、ロールプレイングに
もかかわらず、実際の調停のような緊張感が漂いました。
そこで、お互いの発言を10秒以内かつ1文のみに制限したところ、
ものの5分で合意に達したそうです。

よく、怒りだすと止まらない人がいますが、感情に任せて無制限
に話すと、あれもこれもといった感じで、怒りがさらに怒りを産
むような状態になりがちです。

テレビで討論会などを見ていると、お互い自分の主張ばかりして、
相手の話を聞いていないのがよくわかります。
相手の話が終わる前に話し始めたり、もっと自分に話させろと言
わんばかりであまりいい気持ちがしません。
相手の話を聞いていない原因のひとつは、話が長いという事なん
でしょうね。

会議や友人との会話においても、1人の話が長すぎるとうんざりし
ます。
話しまくっている本人は気持ちいいのでしょうが、聞いている方
は別の事を考えていたりして、聞いていないことが多いです。
30秒で話すというと短く感じられるかもしれませんが、脳は長話
が苦手で、短期記憶は平均20秒から30秒しか保持できません。

つまり、長時間説明しても、最初に言った事は忘れられてしまう
ので、無駄な内容を削って30秒にまとめて話すことは、相手側の
理解を助けることにもなります。

最近、会話だけでなく多くの事において、シンプル、わかりやす
さという事が重要になってきていると感じます。
会社の会議でも、長い説明は敬遠されがちです。

参考データのようなものが多すぎる資料は、見栄えは良くとも本
質をついていないという事が無意識に感じとられるのではないで
しょうか。

相手に理解してもらおうと、ついつい詳細に多くの情報を伝えよ
うとしがちですが、本当に大事な事を簡潔にわかりやすく伝える
ことがコミュニケーションの秘訣のようです。