Tiny Tweaks can lead to Big Changes -5ページ目

竹中先生「お金」について本音を話していいですか

竹中先生、「お金」について本音を話していいですか?/ワニブックス

¥1,000
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タイトルからすると、お金メインに感じられますが、これからの
社会とか経済について語られた本です。
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でもネガティブな面から議論を始めたら、全部そこで議論が終わ
ってしまいます。まずポジティブな面は何だったのか検証して、
それに合わせてネガティブな面は何なのか議論しなくてはいけな
いと思いますね。
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「日本を再生させる」とか言っても、同じシステムの上に立って
やろうとするんでは何も変えることなんてできませんよ。
国の仕組みが変わらないのであれば、変な話、もし革命が起きて
政治家全員が入れ替わったとしても、何も変わりません。
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仕事をしていると、ほんの些細な変更でも不満が出ることが少なく
ない。

人は本能的に変化というものを嫌う傾向があるのではないか。

竹中平蔵も堀江貴文もあれだけ叩かれたのは、既存のシステムを壊
したり、変えてしまおうとしたからではないかと思う。

本書の中でも、移民はどんどん受け入れるべきだ、中国など外国資
本が日本の土地などを買いあさって何が悪いのか、などと一般的に
は反発を買うような主張がなされているが、議論を聞くと納得でき
る点も多い。

すべてに賛成できるわけではないが、一般的な考えと違った見方を
するという意味で面白い本だと思う。

一流の人は上手にパクる

一流の人は上手にパクる――仕事のアイデアがわいてくる大人のカンニング/祥伝社

¥1,404
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シチズン時計で社内起業を成功させ、最年少の上級顧問になった
経歴をもつ俣野成敏氏が記したアイデアの発想法。

パクると言うと聞こえは良くありませんが、どんな画期的なアイ
デアも、全くの無から有を生んでいるのではなく、必ずどこかに
ネタ元があります。

では、どうやったらうまくパクることができるか?

パクるには、3つのステップがあります。
 
①情報収集力-情報をストックする力

 アイデアは、いろんな考えや組み合わせのアレンジです。
 
 常日頃からいろんな情報をストックしておくからこそ、何か
 があった時に瞬発的にアイデアが浮かび、ビジネスに結び付
 けることができるのです。

 その意味で、著者が薦めているのは他業種を見ることです。
 
 うちの業界は特殊だから、他業界の事例は当てはまらないと
 いう人が多いと思いますが、不思議な事にほとんどすべての
 業界の人がうちの業界は特殊だからと言うそうです。

②情報変換力-情報を編集し、自分のフィールドに置き換える

 うちは特殊であるという業界の垣根を取り外して、ストック
 している情報を組み合わせ使いこなす柔軟性が鍵となります。

 航空会社では、乗客の乗り込み遅れによる出発遅れはコスト
 にも大きく影響する問題となっています。
 
 サウスウェスト航空はこの問題を解決するために、何と席を
 自由席にしたそうです。
 
 自由席であれば、乗客は良い席をとるために早めに機内に乗
 り込みます。
 
 飛行機は指定席が常識、という考えにとらわれていては絶対
 に浮かんでこないアイデアです。

③情報応用力-情報をアレンジして応用する力
 常識という垣根を取り外したら、情報をアレンジして、自社
 や自分の仕事に置き換えるためにどう応用したらよいでしょ
 うか。

 それは、足し算したり掛け算したりすることです。

 立ち食いで有名な、俺のフレンチは、「高級レストランの味」
 と「立ち食いそば屋の回転率」を掛け合わせた結果として生
 まれたものと言えるでしょう。

 フランス料理は落ち着いた場所で優雅な雰囲気でゆったり座
 って食べるものという常識を破っているところも重要ですね。
 足し算しや掛け算だけでなく、時には引き算も重要です。

 QBハウスは、顔そりやシャンプーをあえて無くすことで成
 功しました。

 また中高年女性をターゲットとして、従来のフィットネスク
 ラブから余計なものを無くして成功しているカーブスの例も
 見逃せません。

 すべてをやろうとせず、引き算して「割り切る」考え方も必
 要です。

著者は、パクる力をあえてカンニング力と呼んでいますが、こ
のカンニング力は、怒られることもありませんし、身につけれ
ばつけるほど発想力が活性化され、場合によってはその発想に
よってこれまでになかったビジネスが生まれ、誰かの役に立つ
事もできることになります。

ビジネスのネタが無いなどと言われますが、カンニング力を強
化すればビジネスはいくらでも生み出せるのかもしれません。
その為にも、いろんなモノを見て情報をストックしてゆくこと
が必要であると感じました。

トヨタで学んだ紙1枚にまとめる技術

トヨタで学んだ「紙1枚! 」にまとめる技術/サンマーク出版

¥1,512
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トヨタ出身の著者が生み出した、紙1枚で必要な情報を整理
し、考えをまとめ、伝える技術について書かれた本です。
トヨタには、業務上の書類をA3またはA4用紙1枚にまと
めあげる企業文化が根付いています。

しかし、1枚にまとまった書類は確かにわかりやすいのです
が、どうやって1枚にまとめるかというマニュアルはないた
め、まとめあげるのには時間がかかり、最初のうちはかなり
苦労するそうです。

著者は試行錯誤を重ね、自分なりの型を作り上げました。

その型の特徴として、下記の3つをあげています

①ひと目で全体が見える(一覧性)
②枠がある(フレーム)
③枠ごとにタイトルがついている(テーマ)

ひと目で全体が見えることにより伝わりやすくなり、枠やタ
イトルがあることで、その部分に何が書かれているかすぐに
わかります。

また、自分の考えをまとめるにも非常に有効なのは、人は空
白のフレームがあると埋めたくなるという特質があるからで
す。

白紙に自分の好きなように書けと言われるとなかなか書けな
いものですが、フレームがあるとそこから書いていこうとい
う気持ちになるのは、皆経験があるのではないかと思います。
一見、簡単で大したことが無いようにも感じられますが、私
自身実際に試してみて非常に効果的なことに驚きました。

紙1枚にまとめるというのはひとつの型と言えますが、本書
では型の重要性を強調しています。

トヨタに紙1枚にまとめる文化があるように、取引先との交
渉や顧客との対応などあらゆるものには型があり、仕事が出
来る人と言うのは、仕事の型を人より多く把握しています。
そして、常に仕事のベースをこの1枚に据えることで、型を
つかむ期間が短縮できるとしています。

私なりの解釈では、自分がいつも同じやり方をしているので、
返ってくる反応をみれば、問題点や特質が見えやすく理解が
速くなるという事ではないかと思います。

思考の整理には、論理的思考とかロジックツリーやマインド
マップなど様々な手法もあるかとは思いますが、一般的には
少し難しかったり、面倒だったりするところもあります。

それらに比べると、本書で紹介されている方法は、簡単で非
常に試しやすい上、他の手法にも負けないくらい効果的なも
のですので試してみる価値はあると思います。