言語化の必要性
前回の記事で書いたように言語化することは、教えることや
人材育成にとって必要な事であるが、これは自分自身にも
非常に役だつ。
人間の脳はコンピューターよりも多くの事を処理できるなどと
言われるが、どんなに優秀なコンピューターでも内容がはっき
りしないものは処理する事が出来ない。
例えばあれもこれもやらなければばらない、やることが山ほど
あって...という状態の時は、いらいらするばかりで何も進ま
ない事が多い。
デビッド・アレンはGTD仕事術というものを提唱しているが、それ
は簡単に言うと、やるべき事や頭の中にある事をすべて書き出す
事である。
私もやることがたくさんあるときは、それを書きだすようにしている。
すると、頭の中では山ほどあるように思えた事が書き出してみると
あれこんなものか、という程度のものだと気がつく。
そして、内容が明確になると、脳というコンピューターは物事をどん
どん処理し始める。
この方法はおすすめです。
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仕事の説明2
仕事の内容をうまく説明できない人
やっているうちにわかるようになるって、状況によるから何とも言えない、
マニュアル化出来ない事もある、感覚をつかめ云々。
この仕事を覚えるには経験が必要、といえば聞こえは良いけれど、実は
自分自身でその仕事が整理できていないというだけだったりする。
状況によるからというのは、その場限りの思いつきの対応をしているから
ではないか。
それこそ、長年培ってきた社内の人脈を生かした裏技を使って。
だから例外事項が多い。
感覚をつかめ、というのは言葉で説明できないだけの事ではないか。
前回も書いた、日本人の察する能力というのは素晴らしいと思うのだが、
仕事をおしえる事においては、以心伝心は効率的ではないように思う。
物事を言語化する能力においては、やはり日本人は欧米人に劣ると言わ
ざるを得ない。
勝間和代さんも
「日本人のやり方は悪くはないがスピードが遅い、特に人材育成の面で」
と言っている。
経験で仕事を覚えてきた30代や40代は、これから自分のスキルを言語化
してゆく事が重要になってくると思う。
仕事の説明
30代半ばの部下が
「最近の20代の考えている事、よくわからないんですよね」
40代の私は、君(30代の部下)の考えもよくわからない事が
よくあるのだが。
先日、企業の社員研修をしている会社の方と話した時に言わ
れたのが、
「20代、特に最近の新卒は外国人だと思って接する事が必要
です」
30代はともかく40代以上は、仕事のやり方や目的に疑問を
持たず、あるいは持つ事さえ許されず、上から言われるがまま
にやってきた。
しかし、それを外国人に同じようにやれと言っても難しい。
その仕事のやり方や目的などを説明する事が必要ということ
らしい。
納得できれば、若い方の仕事はけっこう早いとか。
日本人の察する能力とかあうんの呼吸はすごいと思うし、嫌い
ではないのだが、仕事においてもそれに頼りすぎてきたきらい
があるような気がする。
例えば、妙な人間関係だけで物事が動いたり。
仕事である以上、それが部下であっても説明する必要はあるの
だ ろう。
そして、それは実は自分たちの世代が希望していた事でもある
ように思う。