フリーゼントルテ

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カプチーノ4ユーロ

 

ブレーメンの老舗の喫茶室「Stecker」にてこの日は休憩タイムです。

1908年創業の名店で、お洒落をした70代のお年寄りが顧客です。マダムたちの会話は病気や孫の話が中心で、耳が遠いため声も大きめではありますが、それでも、このお店を長年信頼して、美味しそうにケーキを食べている姿は、見ていてほほえましいです。

 

 

さて、今回私がオーダーしたケーキはこちら。

ケーキ5,45ユーロ

 

クリームとプラムジャムを添えた北ドイツの北海沿いで愛されているケーキ「フリーゼントルテ Friesentorte」です。品のあるクラッシックなスィーツとして知られています。

 

オランダとドイツの北海沿岸部のフリースラント地方に住んでいた民族を「フリース人 Friesen」というのですが、その地区で誕生した郷土の生クリームケーキです。

 

カリカリに焼いたパイ生地をのっけています。一番下の底辺もカリカリの薄いクッキー生地です。

真ん中の真っ白なのは、生クリームで甘みはほどほど。生クリームとクッキーの間の黒紫がプラムジャムです。想像以上に(甘)酸っぱいです。個性の強いフルーティーさが売りです。生クリームとプラムジャムをパイ生地にくっつけて、パイ生地のパリっとした食感を楽しめます。

 

素晴らしい、とても私好みのケーキでした。

 

このお店では常時20種以上のケーキがショーケースに並んでいます。チョコレートケーキは間違いないけれど、季節の果実をふんだんに使ったケーキは、シーズンごとに食べたいな。

ボリュームのあるがっちりしたケーキですので、お腹すかせておやつタイムを楽しんでください。