青梅の里山から世界を目指す!~階段王に、俺はなる!~

青梅の里山から世界を目指す!~階段王に、俺はなる!~

「日本一の階段屋」横森製作所サポートアスリート・渡辺良治です。スカイランニングの都市型種目「階段垂直マラソン」で、アジア初のワールドシリーズチャンピオン、「階段王」を目指しています。

こんにちは。

 

 

ようやくワルシャワ大会のレースレポートを纏めることが出来ました。

 

それではどうぞ✨

 

 

 

自信をもって臨んだ1本目

 

3月14日(木)のお昼頃にワルシャワに到着し、そこからまる2日たった3月16日(土)の午後1時半にエリート部門のレースが始まります。

 

2日間でしたが、しっかり睡眠を取り、ワルシャワの風土にはすっかり慣れたので落ち着いて過ごせました。

 

 

十分に準備をして臨んだ今回のレース。

まずはコースについておさらいです。

 

836段の階段を登り、地上37階がゴールです。

 

 

 

スタート形式は30秒おきに1人ずつスタートするウェーブ形式。

 

1本目の30分後に2本目がスタートするという2本勝負。

 

 

目標タイムは、強気に出て、1本目を3分35秒
2本目を3分45秒とさだめました。

 

 

先頭スタートはもちろん世界ランキング1位のソウワイチン選手。

 

去年の彼のタイムは1本目3分33秒。明らかに自分よりスピードがありますDASH!


約30秒後に自分がスタート!フラッグ

 

すると前を行くソウ選手の姿も音も全く無く自分だけの世界に集中できました。

 

とにかく意識すべきは大転子部分(足の付け根)を回すこと。
余計な力みを無くして最小限の力で走り続けて登ることを意識しました。

 

 

(無理せず少し外から大回りするもリラックスできているようです。)

 

その成果は一定あったようで、ほぼ30階まで想定通り…。
というより思ったより疲れを感じずに…
「到達してしまった」んです💦

 

 

ヤバイ、これは余裕を持ちすぎた❗️
と焦り32階くらいから両手で身体を引き上げる(elb)登法でペースアップを図りましたが、この登り方はペース維持には向きますが、ペースアップには向かず、結局余力を少し残したままゴールしてしまいました…😢

 

 

 

 

厳密にいうとこれはに失敗レースです

身体を楽に使うことに意識し過ぎたせいでまだ余力があることを認識できていませんでした。
 

タイムは去年より1秒だけ速い**3分45秒**

 

正直言って悔しい結果となりました…。

 

一本目の時点では3位で、2位にファビオが3分42秒、一位がソウ選手で3分39秒。

地元のピーター選手は3分47秒で自分と2秒差の4位。

 


ファビオ選手が若干タイムを改善しましたが、他の2人は去年よりタ5秒ほど落としていて、みんな万全ではないということは確かです。

 

覚悟を決めるしかない!

 

うまくいく時もあればうまくいかない時もある。それが勝負事だろ⁉️と自分に言い聞かせて2本目で完全オールアウトを期すことにしました。


フォームを崩さないことは必須条件ですが、一本目よりも少し突っ込み気味に行き、25階辺りで歩きを入れても良いのでとにかく前半のタイムを短くする作戦に決めました。
しかしそこから約10階分くらいは地獄の苦しみが待ってるだろうなということは容易に想像出来ます…。

 

 

(2本目に向かうエレベーターの中の不安な表情)

 

 

正直、100%確実な答えはありません。結果論でしかないのだから、まずは初志貫徹で前半攻め切ることをやってみる。
それでダメだったのならまた考え直せば良いのだと開き直って勝負をかけることにしました。

 

 

(スタート直後の立石選手)

 

また、一緒に参加した立石ゆうこ選手の一言も腹を固める決め手になりました。


「もう歩きたいって思ったとこから頑張れるかどうかが勝負の分かれ目ですよ!」
 

本当にその通りですよね。
金言をありがとうございます‼️

 

前半から勝負の2本目

 

因みに2本目は一本目のタイム順にスタートを切るため、ゼッケン2ですが、3番目のスタートでした。
ソウ選手、ファビオ選手を見送り…。
いよいよ最後の闘いが始まりました。

2本目もフォームは安定し、手すりを掴む手も無思考で身体の望むままに掴ませてやりました。

そんなこんなで気づけば10階。身体の疲れはほぼ感じません。

 


というか、敢えて疲れ具合をチェックしようとしないことにしました口笛

 

 

16階あたりからは僅かに足を運ぶリズムが衰えた感覚があったので頭をほんの僅かですが更に前傾させて推進力を増加させます。
そして更に大転子部分に意識を集中させます…😑

20階を過ぎるともう半分過ぎなので少しづつ気持ちは軽くなります。
 

(この苦しみから間もなく解放される)
という想いがぼんやり頭をもたげます。しかしここで焦ってはダメです。

 

25階までは無心で「走る」

そして最低限の目標25階まで来た時に初めて一度身体の状態をチェック。

あと何階分走れるかを瞬時に判断し、それは「2階分」と決めました。

 

 

(両手を使う際も腕は力みません)

 

 

27階からは5階分は絶対に何も考えずに手摺を両手で掴むelb登法でペース維持しようと決めました。
ペースを上げるのではなく無心でクイックに行いペースダウンを防ぐだけで良いと思いました。

2本目なので当然疲れはピークに差し掛かり脚は思ったように上がりませんが、とにかく無心でした。

本当に振り絞るのは32階からのラスト5階分だと決めていました。

 

 

意識が薄れてもすべてを出し尽くす!

 

そしてやって来た32階。

ですが、歩きがいい感じのペースだったのでもう半階分だけ歩きをいれて、残り4.5階分を全力でもがく事にしました。

 

 

自分の身体を最後は信じてやるしかありません。

「思うがままに動け!動いてくれ」

 

 

と念じながら駆け登り切り、最後の水平ゾーンへ。

脚は細かくステップを踏むようにしてカーブを切り抜けて本当のラスト6mほどだけは倒れ込むように駆け抜けてゴール🏁

 

 

そして本当に倒れます。

(あぁ、無事倒れることができた)
と安堵しました😅

気になる結果は・・・?

その場でピクピクすること2分ほど絶望


ピーター選手が駆け込んでき、更に5番手でスタートしたパウエル君も続いて来ました。

彼らとの差は縮まったのか広まったのか全く分かりませんが…。とにかく考えることすら出来ないくらいオールアウト出来ました。

 

 


(スピード感あふれるファビオ選手のフィニッシュ)


先にスタートしていた二人とのタイム差も当然分かりませんが、下に降りれば結果発表かなと思って横たわっていると、ファビオ選手が声をかけてきました。

 

「ハイ!コングラッツ!」

 

え?何?今congratsって言ったの?

耳を疑いつつ握手をしお互いの健闘を讃え合いました。
自分より2歳年上ですが未だ衰えを見せないどころかまだまだタイムを更新する時もある偉大なる先輩です。
 

去年は一本目の同タイムでしたが2本目に10秒以上差をつけられて負けたことが思い出されましたが…。

 

 

パソコンに出ていた速報を見てみると、
なんとファビオ選手は3位。
1位はやはりソウワイチン選手

 

とすると、2位は🥈は…。

 

 

Ryoji Watanabe
の文字が飛び込んで来ました👀

 

や、やった!何とかファビオを、抜いて2位!最低限の目標、表彰台はGETです‼️

しかも2本目のタイムは1本目より0.3秒速かったようです。

 

男子のトップ5で2本目の方が速かったのは自分だけでした😅

 

成長したからこそわかるライバルの強さ

 

総合リザルトは以下の通りです↓↓

Top 5 Men
🥇 Soh Wai Ching 🇲🇾 7 min 20.00 sec
🥈 Ryoji Watanabe 🇯🇵 7 min 30.82 sec
🥉 Fabio Ruga 🇮🇹 7 min 31.31 sec
4th Piotr Lobodzinski 🇵🇱 7 min 37.66 sec
5th Pawel Ruszala 🇵🇱 8 min 01.40 sec

 

 

去年の逃した表彰台を取り返しました!
これで2023年4月から、13回連続表彰台getです!
ファビオ選手とはたった0.5秒差、一歩分くらいの超僅差でした!
42歳になりますが、去年とほぼ同じタイムでまだまだ衰える気配を見せません。

 

 


 

チャンピオンは今回もソウ選手でした!
去年より4秒タイムを縮め、まだまだ伸びしろのある強敵ですが自分も負けずに成長を続けたいと思わせてくれるありがたい存在です

 

(闘いが終わればみなfamily!女子の立石選手も昨年より一つ順位を上げて7位)

 

 

 

次回こそは彼をも超えて表彰台のテッペンに立ちたいと思います!!

今回もたくさんの応援ありがとうございました!!

こんにちは。

 

ラスベガス遠征から3週間後の3月16日に、今シーズン2回目の世界戦に参加してまいりました。

 

今回の闘いの地はポーランド・ワルシャワです。

 

今回も波乱がたくさん待ち受けていた遠征になりましたが、一番の危機はワルシャワの前にありました…笑い泣き

 

去年の雪辱を晴らせるか?!


昨年の3月にも同じ大会に参加し、今回は2回目の参加になりますが、昨年9月にもワルシャワのレースに参加したので、1年間で3回目のワルシャワ訪問ですねあせる

 


さて、今回のレース会場はこちらです!!

 


「RONDO1」 というビルでワルシャワの中心地にそびえる商業ビルです。
登る階段数は836step、
142mの獲得標高となります。

 


(昨年のレースの様子です)


階段はおそらく鉄骨造だと思うのですが、少しコンクリっぽい硬さがありますが、蹴上は高くなく違和感はありません。

コースレコードはピーターロボジンスキー選手の3分27秒。
一方、自分のベストタイムは3分46秒と完全に苦手としているコースですショボーン

 


そもそもこれくらいの長さで出し切るのが本当に難しいんです!
おまけに手すりが高く掴みにくいですし、二本勝負ということもありレース前から恐ろしい気持ちでいっぱいでした…。

 

 

ただし、やるだけのことはやって来ましたし、昨年よりはリハーサル練習で2秒ほどタイムも更新し、いけるはずという気もしていました。

 

何よりも我が社・横森製作所のおかげで体調管理とスケジュール調整もしっかりできました!

 

 

ウィーン空港でまさかの…?

 

ところがちょっとした事件が発生しました。

海外遠征にはトラブルは付き物ですが今回は久々に少し焦りましたドクロ

 

フライトスケジュールは、13日の夜に羽田を出発し、北京でトランジットしてもう一度ウィーンでトランジットしてからワルシャワに到着するものでした。

 

朝6時過ぎにウィーン空港に到着した際、一度荷物を受け取りチェックインしなおすという旅程だったのですが、ここで信じられないことが起きたのです!

 

フライト時刻の70分ほど前に自動チェックイン機で手続きを行おうとすると…。

 

「お客様の便は既に出発してしまいました」

 

・・・(。´・ω・)ん?

 

「既に出発してしまいました」

 

 

(なんですとーーーーー?!!?叫び

 

 

ちょ、ちょっと待ってくださいよ。

フライトが遅れるのは良くあることだと納得できますが、フライト時刻が早まったって…?!

 

しかも2時間も早まったようでした。

 

これ、乗り継ぎの人は確実に無視されているでしょ?

しかもなんの事前連絡もなし?

 

と思ったら12時間前くらいにメールが入っていました。

(自分、前の便に乗り込む直前で、マナーモードにしてたから受け取れませんけど笑い泣き

 

 

簡単に引き下がらないことが海外ではインポッシブル!!

 

 

結局後の便で空いているところを選んでくださいと表示されましたが、どれもこれもかなりの待ち時間!

下手をすると明日の日中まで待つ羽目になりそうです・・・。

 

 

それではレースまで疲れが全く取れません!!

 

思い切って直接スタッフの方に交渉することにしました。

片言英語を必死に駆使して、乗り継ぎの客にはどうしようもないし、こちらに不備はないのだから、航空会社の責任でもっと早い便に乗れるようにお願いしました!!

 

 

その結果、なんとか1時間半遅れの他社の便に乗せてもらうことに成功!!

 

 

14日の昼前には無事ワルシャワに到着することが出来ました音譜スター

 

 

それにしても、危なかったです…ガーン

 

フライト時刻を直前に勝手に早めるなんて聞いたことありますか?

 

 

やはり海外遠征は気が抜けませんね!

 

しかしこの難関を潜り抜けたのちは非常にスムーズかつ快適にレースまでを過ごすことが出来ました。

 

すっかりお馴染みになったワルシャワの街を散策し、会社や家族へのお土産を買ったり身体を軽く動かしてレースに備えることが出来ました!

 

 

(ワルシャワといえばコスタコーヒー)
 

 

ただ、相変わらず食べ物が美味しすぎたので若干食べ過ぎてしまいましたニヤリ

 

 

さて、なんだかんだでリラックスした状態で臨むことができたレースは内容は如何に?!

 

 

というところで今回は一旦区切らせていただき、次回はレースレポートをお届けしますので、お楽しみに!

必ず近日中にアップしますグッド!ひらめき電球

 

 

 

それではまた。

 

 

渡辺良治

こんにちは。

 

 

今回はラスベガス大会のレースの中身について報告します。

それでは早速行ってみましょう!!鉛筆

 

 

レース序盤は快調な出だし

 

7時半にとうとうスタートの時を迎えました!!

最大のライバル、ソウ選手の30秒後にスタートフラッグDASH!

 

 

まずはスタート位置の3階まで上がり、そこにスタートラインがあります。

スタートを切るとすぐに階段です。

 

20段登って踊り場、20段登って踊り場…。

序盤は非常にいいリズム音譜

 

 

足がクルクルと回るイメージで駆け登り、20階まで1分35秒くらいで到達しました。

しかしそこからは少しづつですがペースダウンをしていったようです。

想定では45階くらいまでは「走り」で登る予定でしたが…。

 

 

さすがに35階くらいからは疲労が貯まり、明らかに足が重くなり手すりを使う頻度が増えました

正念場の後半戦開始!

40階まで到達し、少し自分の身体の様子を確認。さすがにこのまま45階まで行くのは厳しそうなので、42階で一旦手すりを両手で掴んでの早歩きに切り替えます。

 

 

さび付いた手すりはあまり掴みやすくないうえに、いつもなら5,6歩で踊り場に到達するのですが、今回は10歩近く歩かなくては踊り場にたどり着かないという違いが若干きつく感じましたが、ともかく50階に到達チョキ

 

 

ここからまた一度走りに戻します。
肩のラインをまっすぐに保つことでほんの少しですが、ペースを取り戻しなんとか潰れずに55階すぎまで到達できました。


これは甲野陽紀先生に教えてもらったことを駆使したおかげです。

 

55階を少し過ぎたあたりからまた両手を使った早歩きで粘ります。

63階あたりで一度階段の雰囲気が変わるのでそこまでなんとか必死でペースを維持しようとしましたが…。

 

 

流石に60階過ぎて腰が折れてきてフォームが崩れてしまいました。

這う這うの態で、展望デッキゾーン(64階)に突入しました。

ここで階数表記は何故か一気に103階になります
とにかく「100」を突破したいんでしょうかねニヤリ

そして階段は右回りに変化します。

 

 

そこからはとにかく走りで必死に登ります。

呼吸は乱れ、視界はぼやけ、全身が鉛のように重くいうことを聞きませんが、気合で身体を動かします。

 

 

待ちに待ったゴールの瞬間は目が開かないほど疲労困憊で迎えました 

 

 

「あーもう、立ってなくていいんだ~」

 

 

 

もうすべてを出し尽くして何の力も残っていませんでした…。

そうこうしている間にスタッフの人に運ばれ、酸素マスクをつけられるほど心配されてしまいました

(目を開けることすらキツイんです)

 

10分くらいはぶっ倒れたままゴールしてくる選手を眺めつつ、ぼんやりしていました。
それくらい今回は疲労困憊しました。


でもそれくらい充実したレースだったのかもしれません

 

 

 


一緒に走ったステアfamilyたち   

 

 


階段王ポーズもバッチリ決めておきました!

そして気になる結果は…

 

 

Time:6分42秒80 (これまでのコースレコードを3秒短縮)

順位:2位

 

惜しくも2位でしたが、タイムはなんと想定以上の6分42秒台をたたき出しました!

0.08秒差でライバルのソウ選手には負けましたが、彼のおかげでシーズン初戦からバチバチの勝負ができたことに感謝したいと思います。

 


Thanks,Brother!

 

 

残念ながらこの旗を一番高いところに掲げることは今回はできませんでしたが、シーズン初戦で、TWAの年間チャンピオン、ソウ選手にここまで肉薄することができたのは大きな自信になりました。

まだまだ新たな技術を磨くことで成長することができる!!

そんな確信を手にすることができたとても価値のある遠征になりました!!

 

実業団選手として迎えるシーズン2年目、上々のスタートを切ることが出来ました!グッド!スター

 

 

次戦は3月16日、闘いの地はポーランド・ワルシャワ!

 

ソウ選手は勿論、ピーター選手、ファビオ選手など去年負けた選手が勢ぞろい!!

 

 

今度こそやってやる!!


リベンジに燃えております!!メラメラ

 

 

報告のブログ更新をお楽しみに!!

 

 

 

それではまた。

 

 

渡辺良治

こんにちは。

 

 

3月10日に8年ぶりに大山登山マラソン大会に参加してきました。

 

8年前はまだ階段競技を始める前で、バリバリ山を走っていたころ…。

 

その時のタイムは41分26秒で、30代の部で優勝することが出来ましたが、歴代記録に6秒足らず、ちょっと悔しかったですねあせる

 

その時のブログはこちらです↓↓

大山登山マラソン、総合一位(優勝)とれました~(^^)v | 青梅の里山から世界を目指す!~階段王に、俺はなる!~ (ameblo.jp)

 

 

今年からは40歳代の部で出場できるので、40歳代の部のコースレコードを新しく作ってやろう!!

と意気込んでいましたが…。

前日に衝撃の事実がわかりましたポーン

 

 

皇帝・宮原徹選手参戦

いやはや、驚きました。

 

調べたら16年前に20歳代の部で出場した時に39分37秒という異次元すぎる記録をたたき出しています。

流石はverticalの皇帝ですスター王冠2

 

 

ですが、このコースは階段(石段)があるので、階段屋としては負けるわけには行きません!!

 

 

とにかくできるだけのことはやってやろうと思い、目標タイムを40分30秒と定めました。

 

 

当日までの練習は基本的にはステアクライミングのワールドシリーズに向けたものでしたが、

時折トラック練習を入れたり、直前では坂道練習も入れてイメージだけは膨らませていました。

 

 

8年前と同様に息子を町田の妻の実家のご両親にお願いして現地入り!

 

(妻も去年の記録更新を目指して参加)

 

 

そして今回は嬉しいことにポポロACのみんなが多数参加しており、会場でお会いし談笑することが出来ました!

 

 

 

 

気合も入りましたし、同時にリラックスもできて非常にいい精神状態でスタートラインに並べました。

 

 

スタートラインに来ると宮原さんにご対面OK

 

お互い挨拶を交わして少し近況を放したりするもすぐにレースに向けて集中モードに。

 

 

そして10時32分に号砲走る人銃

 

 

予想通り、序盤から宮原さんは身軽に、飄々と先頭に躍り出てそのままサーっと行ってしまいましたDASH!

 

 

おそらくキロ3分くらいでしょうか。全く太刀打ちできませんが、これは想定内。

というかニューイヤー駅伝に出場するレベルの方なのだから当たり前。

 

 

それよりも3kmくらいまでの傾斜の緩い序盤戦は2位集団をつくり、そこで集団の力を利用させてもらって力を温存する作戦でした。

 

 

ありがたいことに3人ほどで塊りを作り抜きつ抜かれつしながら進みます。

 

 

3㎞地点まで10分15秒くらい予想以上にいいペースで入ることが出来ましたビックリマークグッド!

 

ここからは徐々に傾斜もきつく成るので、無理せず落ち着いて・・・。

 

 

とならないのがクライマーの性というもので、がぜん元気が湧いてきます。

 

「走る」動きから

「登る」動きへとシフトしていき…。

 

 

4㎞あたりでは集団の少し前に出て、5㎞あたりでは完全に集団から抜け出せました。

 

 

 

(ガーミンによるラップタイム。中盤までは距離が短く出ているので、注意)

 

 

コース上の5㎞の表示を想定より1分近く早い17分50秒で通過できて、気分も上がってきます!

 

 

このあたりから益々傾斜がきつく成りテンションも上がってきますアップ

 

 

50,60代の男性の選手たちを追い越しながら進んでいくと、実家がこのあたりにある名取君の応援をうけました。

 

 

(ありがたいことに写真を撮ってもらいました)

 

流石にきつそうな顔をしていますが、まずは一旦7㎞地点で出し切るのがこのコースでいいタイムを出すポイントだと思っています。

 

7㎞過ぎからは商店街に入り、いよいよ待ちに待った階段が現れます。

 

 

しかしながら8㎞過ぎ辺りまでは傾斜も緩いし、長く階段が続く場面はあまりありません。

 

淡々と腰を回して登っていくことにのみ専念して進み、約31分で8㎞を通過。



さぁあと1キロ‼️


と意気込みましたが、この辺りからは周りに人が多くなり、スムーズには走れなくなってきました…。


傾斜もあがり、流石に早歩きに切り替える場面も多くなり、リズムを失いかけましたが、とにかく前を追います…ダッシュアセアセ

 


そして気づけばラストの直線へ突入❗️



ですが、ここでもまだ宮原さんの姿は確認できず、半ば諦めながら必死に登って登って…。



あと40段くらいの所に来てゴールゲートを見上げた瞬間❗️目


宮原さん、発見💡👀びっくり


ま、まさかこのタイミングで追いつくとは思っていませんでしたが、とにかくここまで来たら勝ちたい❗️


その思いで最後の10秒弱は必死でもがきました。


ですが、流石に遅すぎたのか、ゴールマットを一番先に通過した胴体は宮原さんのものでした。



(タイムは40分40秒!40歳に相応しい?)


ゴールした時は完全に負けたと思い、悔しい思いをしましたが、あの宮原さんと同タイムでゴール出来たんだから成長できた⤴️


と、気持ちを切り替えて妻の応援に励みました。


が、しかし妻のゴールを見届けて表彰式に行くと、何故か自分が一位だと言われ、軽くパニック状態に…爆弾


遅れてきたこともあり、とにかくおとなしく表彰を受けましたが、頭の中にはまだはてなマークマークが40個くらい浮いてましたショック


なんとも複雑な心境です…。


(宮原さんと同タイムを出せたのだけは間違いない事実なのが救い)


普通なら抗議してもおかしくないのに宮原さんはネットタイムが優先なのかなぁ〜?

と不思議に思っているくらいで、何一つ不満を漏らさない紳士振りには感服です。


実質の「勝者」は宮原徹選手だと、誰でも思うでしょうね。


この大会が何かの選考になってなくて良かったですほっこり



個人的には順位より、ほぼ目標通りのタイムを出せた事が嬉しいです!


35分位まではほぼイメージ通りの動きが出来たので来週のワルシャワでは最後までスタミナが持つのではないかと思います。




(心拍数マックスはなんと197⁉️)



そしてなんだかんだ優勝賞品は豪華で嬉しいですね☺️


高級なお椀二つと、ベンチコート、あとお米5キロも❤️


(片方は今も現役で使っている8年前の賞品)



 これまた丈夫で長持ちしそうなベンチコートも頂きました!


チャンピオン

 

と呼ばれるに相応しい結果を出していけるように今後も益々精進して行きたいですね!!



妻も目標の5分短縮には届かなかったもののしっかり自己記録を更新して、実りある大会となりました合格クラッカー


さぁ、次なるレースは3月16日のTWA世界戦・ワルシャワ大会!


ヨーロッパ中の強豪や世界チャンピオンのソウワイチン選手が集まるハイレベルなレースが待っています!


実はこのブログを書いているのは羽田空港に向かう車内(笑)


次回も良い報告が出来るように頑張ります炎グッ




それではまた



渡辺良治

 

 

こんにちは。

 

 

昨シーズン最終戦から早3ヶ月が経ち、いよいよ階段マラソンワールドシリーズ・2024年シーズンが開幕いたしました!

今年も張り切って世界中の階段レースに参加していきます!!メラメラ

 

さて、第一戦目の遠征先はアメリカ・ラスベガスです。

 

大会名は「Scale the Strat」

 
 
 
コースのレギュレーションとしては…。
 

1391段の階段、およそ250mを駆け登ります。

 

長すぎず短すぎず・・・。

自分にとってはちょうどよい長さのレースですね!
 

ラスベガス名物はそこかしこに

ところでラスベガスといえば・・・。

「カジノ」

ですよね。

 

  

なんと空港にもスロットマシーンなどのゲーム台が…

流石に面喰いましたね。

 

そして会場兼、宿泊先のホテルの一階エントランスにも…。

 

 

やっぱりカジノが(笑)

もはやカジノの中にホテルがあるという感じでしたが…。

 

 


気を取り直してレースのことに話を戻しましょう口笛

 

 

こちらが今回登るタワーになります。

 

ラスベガスで一番高い建造物となり、展望台や様々なアトラクションを備えたエンターテインメント施設のようです。

 

 

ですが、自分にはそんなこと関係なしです!

考えることはいかに速く階段を駆け登るかのみです!

気になる階段の形状は・・・?

階段スペースはこんな感じになっており、”20段登って踊り場、20段登って踊り場・・・”
というのが63階くらいまで延々と続きます…。

 

シンプルで武骨な感じの落ち着いた階段ですね~グッド!

 

 

そして最後の6フロアだけ右回りになるという仕様です。

蹴上の高さはさほど高くなく、一見すると登りやすそうでした。

 

 

到着したのは、現地時間2月22日木曜日のお昼すぎでしたが、レースは2月25日の日曜日朝。

 

(ラスベガスには世界各地のミニチュア都市群がいたるところに。これはパリですね)

 

 

それまでは少しお土産を買いに出かけたりする傍ら、ジムで軽く汗を流したり、ホテルの駐車場の階段などで調整を行いました。

 

あっという間にレース当日!

体調は上場、体重も思ったよりも絞れて身体はよく動くと感じました。

これまでにない上質なオフシーズンを過ごすことができたと改めて今のような環境にいられることに感謝です!!

 

 

(スタート位置に向かうところ。程よくリラックスできていたようです)

 

そして迎えたレース当日!!

 

やはり今回もやってきました、最大のライバルの

 

ソウワイチン選手!

 

 

彼は今回3回目の参加で、去年はコースレコードの6分46秒をたたき出して優勝しています。

今回は正直いきなりこのタイムを超すことは難しいだろうと思い、目標を6分50秒と定めました。

 

そして7時半にとうとうスタートの時を迎えました!!

まずはスタート位置の3階まで上がり、そこにスタートラインがあります。

 

相変わらずいつスタートするのかわからず待ちぼうけを食らいながらも先頭のソウ選手がスタートして30秒後に、自分も勢いよくスタートです!フラッグ

 

はてさて、レースの中身は以下に・・・?!

 

 

この続きはまた次回の更新で紹介させていただきます!!

 

 

 

それではまた。

 

 

渡辺良治