青梅の里山から世界を目指す!~階段王に、俺はなる!~ -2ページ目

青梅の里山から世界を目指す!~階段王に、俺はなる!~

「日本一の階段屋」横森製作所サポートアスリート・渡辺良治です。スカイランニングの都市型種目「階段垂直マラソン」で、アジア初のワールドシリーズチャンピオン、「階段王」を目指しています。

こんにちは。

 

 

2024年最初のブログ更新となりました💦

 

 

気付いたらなんと40歳!!

 

2回目の成人式を迎えるくらい年を重ねましたが、まだまだチャレンジを続けていきたいと思います!!

 

 

と、いうことで人生初の雪上でのランニング大会に参加してきました!

 

参加したのは…。

 

 

「かたしな高原スノーランニング」

 

という大会です!

 

 

シューズにクランポン(チェーンスパイク)を着用して雪のゲレンデを駆け登ったり駆け下ったり…。

 

普段の階段とは全く違う世界の中を味わえそうでワクワクが止まりませんでしたニヤリ

 

 

 

レースに向けては特別なトレーニングはできませんでしたが、オフシーズンはジョグやペース走など、長めに動き続ける練習や自転車でのLT値を上げられるような練習に取り組みスタミナを強化してきたつもりでしたので、ロングの部、2周で±660mにも耐えうるように準備してきました。

 

 

そして迎えた当日。

 

せっかくなら家族3人みんなで参加しようということで

 

息子→キッズ

妻→ショート

自分→ロング

 

とそれぞれのコースに挑戦しました!

 

 

まずは息子のキッズの部がスタート!!

 

スタートはあまりの勢いの良さに写真が間に合わず…(;´∀`)

 

 

7,8分くらいはかかるかなぁ~、と思っていたらなんと5分21秒で完走!!

 

 

1㎞、±50mといえども初めての雪でノーマルシューズなのに…。

 

今までで一番頑張ったんじゃない?

 

ってくらい驚きましたが嬉しかったです!(結果は4位でしたが)

 

 

そうこうしている間にあっという間に自分のレーススタート時間に。

 

 

クランポンをあたふたと装着し、ライトなどの準備を済ませて…。

 

いざスタート!!

 

序盤はかなり緩やかな登りが500mほど続きますが、ここは慌てずまずはクランポンの具合を確かめます。

 

(フム踏む・・・、スパイクといえども蹴って走るとやはり滑るな、これは踏む感じで行くのがベターかな)

 

 

500m過ぎると徐々に傾斜がきつくなります。

雪がなければみんな走って登れるくらいの斜度ですが、雪上はうまく雪に乗らないと滑ります。

 

さながら階段を登るようにソフトに接地しクイックに体重をシフト。

 

 

そうすると、前を行く若者をとらえることに成功し、そのまま先頭に立たせてもらいます。

 

 

1㎞地点からは本当の闘いが始まります。

 

 

傾斜が疲れが溜まるうえに、僅かですがもう少し急になります。

 

流石に歩きを入れつつ、なんとかクイックに歩くことをキープ。

 

 

すでに夕闇が濃く、コース上にあるライトを手掛かりに圧雪され走りやすそうな斜面を選んで登っていきます。

 

途中からは昨日教わったある技術を使って、大股歩きもまぜてなんとか最初の登りを16分半くらいで攻略しました。

 

 

さぁここからは一気にスタート地点まで降ります!!

 

雪上なので石がごろついてはいないものの、凍っている斜面があったらどうしよう?と不安でしたが…。

 

 

これが思った以上に快適に駆け降れました合格爆  笑

 

 

足を斜め下に置く

 

そんなイメージでスイスイ気持ちよく降っているとあっという間にスタート地点に戻ってこれました。

 

 

タイムは22分45秒くらいでしたので、降りは6分30秒はかからなかったようです。

 

 

息子の応援を受けて2周目に突入です!!

 

 

流石にすこし疲れがあるので、ほんの少しペースを押さえて緩斜面をリラックスして進みます。

 

 

緩斜面の終わりころに一度後続を確認しますが、見当たらず。

2分ほどは差をつけたかな?ニヤリ

 

 

急な斜面になってもとにかくリラックスして歩幅が狭くても「走る」

 

 

1㎞あたりからは大股歩きも混ぜながら、とにかくダレないことを心掛けて淡々と…。

 

 

やや歩く場面が増えて、フラつく箇所もありましたが、なんとか2回目の登りも39分30秒くらいで通過!!

 

 

後は降るだけだぁ~!!ダウンダウンメラメラ

 

 

頑張れば45分切れるかも?

 

 

と淡い期待を持って1周目以上の勢いで猛烈に駆け降りました。

 

 

今や日は完全に沈み、空は薄雲に包まれ音もなく「静寂の闇」といった様相。

 

その中に地面に埋まっている蛍光ライトを頼りに獣のように駆け抜ける…。

 

 

正に非日常!!

 

なんという刺激的な時間!!

 

最後は「ヒー!ハー!」

 

呼気と共に気合を吐き出して、猛ダッシュでゴールに駆け込みましたDASH!メラメラ

 

 

そして・・・。

 

 

お約束のバタンキュー(笑)笑い泣き

 

 

 

火照った体を雪が優しく癒してくれました雪だるま

 

 

お決まり・2

(なぜか息子がクールに決めてるのが笑えます)

 

 

タイム:46分8秒

順位:優勝

 

 

リザルトを見ると、45分切には遠く及びませんでしたが、前回の優勝タイムを約5分縮めての優勝なので、上出来ですね!!

 

 

表彰式にて

 

 

2位の選手は22歳ということで、自分より20歳近く年下という衝撃でしたが、

40歳超えてもまだまだ強くなれるという実感も掴めた実りある大会でした!!

 

 

改めて振り返ってみると、登りの技術は「蹴らない」ことが大事かなと感じて階段との共通点が多かったです。いかに楽にクイックに足を回し続けられるかがカギになるかもしれません。

 

 

あぁ、もっともっとやってみたいですねラブ爆  笑

 

 

妻も慣れない雪の激斜面に悪戦苦闘しながらも女子2位を獲得お祝い

 

 

息子も4位でしっかり表彰状をもらいました!!

 

 

みんなそれぞれ得るものがあって本当に嬉しい一日でした!!

 

 

初心者でも危険が少なく安心して走れるし、雪上+夜のレースというコンボもサイコー!!スター

 

 

片品村のみなさん!!

素晴らしい大会をありがとうございました!!

 

 

 

さぁ次なるレースは2週間後、2月25日にラスベガスにて開催されるTWA世界公式戦です!!

 

今年の海外遠征もいい結果が出せそうな手ごたえを掴めた大会でした。

 

 

スノーランニング、必ずまた出場します!!

 

 

 

 

それではまた。

 

 

 

渡辺良治

こんにちは。

 

 

今年の遠征レポートもラストスパート、10月22日のマカオ大会についてまとめていきます。

 

 

今季最後の海外遠征の地はマカオ!

今回自分が駆け登ったのは中国特別行政自治区・澳門(マカオ)のランドマークである、
「マカオ・タワー」 です。

 

尖塔の高さは338メートルと東京タワーよりもわずかに高く、マカオでは一番高い建物になります。

地上をスタートして、61階の展望フロアがゴールになります。

 

登る高さはおよそ230mで、1299段の階段が待ち受けます。
基本的には右回りの折り返し階段が続きますが、途中53階で廊下をいくらか走ります。
そこからは踊り場までの距離が長くなり、一回踊り場を通過すると1階上がる、という仕組みになります。

 

変化はさほどないので、オーソドックスなコースPROFILEとなります。
階段の地力がそのまま結果に直結するなと感じました。

 

カジノの雰囲気はなし?穏やかなマカオ

 

レース3日前の深夜に到着し、ホテルに着いたらまずは疲れをじっくり取りました。

 

カジノ併設のホテルでしたが、「一体カジノの入り口はどこ?」

といったくらい普通のホテルで一安心でしたニヤリ

 

 

翌朝はジョグで軽く身体をほぐし、朝食後は少しマカオ観光させてもらいました。

 

大都会とは言えないかもですが、それなりに高層ビルはたくさんありましたね。

 

その気になればそこかしこでステアクライミングのレースが開けそう…爆  笑

 

翌日には少し足を延ばしてタイパ島の方も見てみましたが、中国本土よりは幾分落ち着いている感じで安心して歩けると感じました。

 

(中国本土に似た感じのギュッと詰まった商店街通りも)

 

マカオは香港と同じように、20世紀のほとんどを外国領になっていた歴史があります。

 

 

宗主国はポルトガル。こちらは世界遺産にもなって聖ポール天主堂。

階段とのコントラストが映えますね~👍

 

ポルトガル料理のお店も多く、いろんな文化を味わうことができました。

 

 

 

そんなこんなでマカオの気候に慣らしながらレース当日まで過ごすことができました。

 

(早くレースで階段を駆け登りたい!)

 

 

 

 

時差ボケも疲れもなく迎えたレース当日の気温は最高気温23度、会場入りした8時半ころでも20度近くあり、寒くも熱くもなく絶好の階段日和でした!

 

 


(体調も万全、勝つ気満々でした)

 

 

参加選手紹介

今回のライバルたちはというと…。

 


お馴染み、現王者・ソウワイチン選手(M01)
イタリアのスピードスター・ファビオルガ選手(M03)
スロバキアから参戦、ポール選手(M04)
台湾の新星・ロウチンチュン選手(M07)
オーストラリアの無冠の帝王・マークボーン選手(M13)

 


そして日本からは男子は4名!
矢島昭輝選手(M06)
業天一生選手(M10)
藤田真幸選手(M11)

 

 


日本人女子選手も2人参加してくれましたスター


お馴染みの日本一のママステアクライマー・

立石ゆう子選手(W02)
 

海外初参戦、中部地方のみんなのお姉さん的存在

長谷川由理選手(W08)

 

 

先週の台北に続いて立石ゆう子選手以外初の海外レースでしたが、伸び伸びと楽しんでレースに参加してくれました。
昔は自分一人でしたが、今はこういう仲間がどんどん増えていることに感慨深い思いでした…。

 

焦らされて・・・ようやくスタート

とはいえ、レースとなると一気にシリアスで緊張感ある空気が漂います。


(この状態で20分近く待機させられました…汗

 

スタート時刻は11時15分とのアナウンスでしたが、なかなかスタートラインに並ばせてもらえず、案内を待ち続けました(海外レースではよくあることですが)

 


その間、コースの説明を受けましたが、53階の水平移動が20フィートしかないとのことでした。

 


事前にレース動画を見た時よりずいぶん短いな?とやや不思議に思いましたが、コースが短くなる分にはいいかと気を取り直しましたが、これが実は全くの間違いでした…。

 

 


結局11時25分に、ようやくスタートラインに並び、いざスタート!

 

 


合図とともにそこそこ勢いをつけて階段フロアに突入しました。

1299段というのはミドルレンジでは少し短い方です。

 

これまでのコースレコードは7分4秒。しかしこれは2019年にソウワイチン選手の出した記録。
今なら彼は20秒ほどこれを更新してきてもおかしくはない。なので、目標は6分40秒と定めました。

 

 

そうなると前半からあまり出し惜しみできません。

上半身はしっかりリラックスさせながらも足はしっかり回して「走る」形で登り続けます。

幸い段差は18cmほどで、前回の台北に比べれば断然楽でした。

 

レース前半は「ゾーン」に没入…

10階辺りからは階段のパターンに慣れてきて無心で登り続ける

「階段になる」状態に入れましたウシシ

 

 

20階でもまだまだ余裕があり、フォームも崩れません。
欲を言えばこのあたりの写真や動画を主催者の方には撮ってほしかったですね~ニヤリ

 

 

30階、中間点すぎて多少の疲れはありますが、まだもう少し走れそうです。
さすがに30秒前にスタートしたソウワイチン選手に追いつくのは無理だとしても、少しでも距離を詰めて気配を感じられると最高だと思いましたが、それは無理でした。

 

 

それでも、前も後ろも選手は見えずいい感じで自分の走りだけに集中できました。
ここまでは今季ベストとも言える手ごたえでした。
 

 

この間、ターンの時だけは内側の手すりを右側で掴むだけで、腕の疲労は少なめに抑えられました。

我慢の後半戦が始まる!

40階、徐々に疲れは貯まってきて、手すりを掴んで歩きたい衝動に駆られ始めます。
ここからはとにかく我慢の時間です。


せめて45階までは「走る」形をキープ
そこからは
「あと一階分頑張る」
を繰り返していこうと思いましたが、47階を過ぎたあたりで一度手すりを使ってみることにしました。

 

この間手すりを使って登るときは
「トイレットペーパーの芯を握るように」
掴んで、引き寄せるイメージを練習していましたが、それがそこそこうまくハマったようです。


50階くらいまでは楽に登れる感じがしました。

 

ですが、そこからは余計な力が入ったか余力が尽きたのか…。
ダラダラと歩くようになってしまい少しペースダウンをしたように思います。

 

52階からの1フロア分は手すりを放して走ることにして、53階の水平移動ゾーンへ突入です。

 

20フィートの罠?!

たった20フィート=10m以下ならスピード出しすぎると曲がるときにパワーロスが大きいな
と判断し、少し抑えめに水平ゾーンに入ったものの…。

 

行けども行けども次の階段は見えこないではありませんか!?

 

「え?どういうこと?20フィートってこんなに長いの?」

と混乱しながらおよそ10秒ほど水平区間を走りようやく階段へたどり着きました。
(結局60m弱=200フィートあったのでは?ちょっと勿体なかったです)

 

 

そこからはまっすぐ25段ほど階段を登って右に壁を挟んで折り返し、また25段ほど階段を登るというパターンに。

 

直進が長い分スピードも出るかと思いましたが、筋疲労がマックス状態で思ったように身体が動かず…。

 

 

 

途中のターンなどでよろけかけながらなんとか61階に到達して、ゴールテープまで駆け抜けました

 

気になる結果は・・・?

先にゴールしていたソウワイチン選手の様子はゴールしてしばらく経っているように見えたので、僅差であることはなんとなくわかりましたが、果たして勝ったのか負けたのか?

 

 

そして後ろからくるファビオ選手との差も気になり、なんとなくタイムを気にしていると…。
だいたい25秒くらいたったか?というところで後ろから歓声が…。

 

 


(うっ・・・早い・・・。これは危ないぞ )

という不安が的中し、結果は以下の通りでした。

 

 

 

1位 ファビオルガ選手(6:40)
2位 ソウワイチン選手(6:42)
3位 渡辺良治    (6:46)

 

タイムはほぼ目標通り、これまでのコースレコードを18秒塗り替えたものの、ライバルたちは更なる好タイムをたたき出していました。

完敗です!


悔しいですが相手を称えるしかありませんね 
水平ゾーンが長いとわかっていればもう少しタイムも縮められたかもしれませんし、来年やればファビオ選手の6分40秒は絶対に超えられるという自信も持てました!

 

 

 


海外組勢ぞろい!イタリア、シンガポール、オーストラリア、マレーシア、台湾、日本、スペイン、スロバキア・・・地球


多くの国々から参加者が集まり、この階段垂直マラソンがますます発展していくことを予感させてくれました乙女のトキメキ

 

 


(悔しさもにじむ3位の表彰台)

 

全リザルトは以下の通りです。
マカオタワーラン全結果

日本人選手も全員善戦しました!

 


(また来年も多くの日本人選手を引き連れてワールドシリーズを転戦します!)

 

男子6位:矢島昭輝

  8位:藤田真幸

  18位 業天一生

 

 

 

女子優勝:立石ゆう子

  5位:長谷川由理


女子では立石ゆう子選手が9分10秒のコースレコードを更新して優勝!!お見事でした!

まだ産後2年にもかかわらず今シーズンの多くのレースに一緒に参加してくれました。


おかげで多くの女子選手やママさんアスリートに勇気と希望を与えてくれたと思います!
来年、彼女に続く女子選手が出てきてくれることを願うばかりです。

 

レース後はみんなで「ウェーイ!!」ベルシャンパンキラキラ

 

 

 

実はこの日が誕生日だった由理さんお祝いケーキゆうこちゃんの優勝祝いかねてお祝いです!!

 


 

仲間と一緒にレースに参加するのって本当に幸せですね!

 

 

2023年シーズンはこれが最後の海外遠征になりましたが、来年は更に多くの仲間と一緒に世界の舞台に立ちたいと心から願っています。

 

 

11月19日の大阪での世界選手権のことは先んじてレポートを作成したので、自分の2023年シーズン報告はこれにて終了です!!

今年中に書ききれて良かったです…照れ

 

 

2024年シーズンはいったいどんなことが待ち受けているのか?

 

今からワクワクが止まりません!

 

 

日本ステアクライミング界の盛り上がりに乞うご期待です!!

 

 

それではまた。

 

 

渡辺良治

 

こんにちは。

 

 

今シーズン10戦目の海外戦、「台北101垂直馬拉松」

のレポートをお届けします!

 

 

 

ニューヨークから帰ってきてから1週間経った10月13日には家を出てレース会場に向かうという忙しい日程でしたが、今回の会場はアジアという近場なので問題なし(笑)

 

飛行機で4時間かからず行けて時差も1時間しかないので気助かりました。

 

しかも今回は事情によりワールドシリーズとしては開催せずに1ローカルレースという扱いなので、特別な調整はせず、10月12日にもしっかり階段練習をして臨みました。

 

どちらかというと翌週に開催されるマカオでのTWAワールドシリーズに向けた練習、くらいのリラックスした気持ちでレースに臨むことにしました…ニヤリ

 

今年初のアジア遠征

改めて紹介しますと、今回のレースは10月14日に開催される
「台北101垂直馬拉松」です!


まだまたアジアではコロナ禍の影響が社会に与えている影響が大きいようで、レースの再開に時間がかかりました。

 

 

建物の高さは509mもあり、2004年に完成した時は世界一高いビルとして話題になりました。
現在でも世界で12番目に高いビルとして威風堂々とした姿を見せつけていました。

 

 

世界最恐の階段?!

さて、今回のコースの紹介です。

 

2046step
+390m


1階をスタートして、91階の展望デッキがゴールとなります。
一度階段室に入るとゴールするまでひたすら階段を登り続けることになる階段好きにはたまらないコース。

 

しかし、この階段は競技者の間では「世界最恐の階段」と恐れられています。

その理由は・・・。


とにかく傾斜がキツイんです!!

ハルカスより2㎝ちかく蹴上が高いです。

 

 


しかも踊り場には平坦に走る部分があったり、一度90度曲がって2段登ってからまた90度曲がって
階段を登って・・・などイレギュラーなことが多く、参加者の頭も悩ませる本当にキツイ階段なんですガーン

 

過去2回レースに参加し、ベストタイムは11分43秒でした。

 

 

 

(下から見上げた台北101はまさに摩天楼)


確かにキツイ階段ですが、この間の甲野先生から教えていただいた新しい技術を使えば必ず記録は更新できるという手ごたえはありました。

なので、今回の目標は10分30秒と定めました。

 

 

 

今回は日本からエリート選手2名が参加してくれました。

 


2日前の練習の筋肉痛が若干残っていましたが、加藤浩選手(左)と吉井将晃選手(右)の両名の前で恥ずかしい姿は見せられないと気合を入れなおしてスタート。

 

 

今回は30秒間隔の1名づつのウェーブスタートです。

 

意外なほどに快調な前半戦

作戦はとしてはとにかく中盤の50階辺りまでは「走り」を維持すること。

 

 


ただし、思い切り突っ込むのではなくて、力を抜いて足を回すことで省エネで走ることを意識しました。

段差の高さがジワリジワリと体力を奪っていきますが、とにかく今は課題をこなすことのみに専念しました。

 

「トン、トン、トン・・・」
 

とリズムよく足を階段に着地させ身体を斜め前方に浮かしていくような感覚。

ほんの少しだけ「ゾーン」にはいったような気がしました。


(うーん、いい感じだぞ。このまま行けることころまでいこう!)
 

と気をよくして手すりをほとんど使わずに30階を通過しました。

思えばこのあたりから手すりを使う頻度をもう少し上げても良かったのかもしれません。
手を放して走ったほうが確かにスピードは出るのですが…。

とにもかくにも、40階付近では30秒前にスタートしていたマークボーン選手の足音が聞こえ始めました。

マーク選手には今まで大きく負け越していました。

なので、こんなに早く追いついてしまうことはちょっと想定外でしたびっくり

 


ただ、彼は長期戦に強く、後半もほとんどペースが落ちないのが特徴。
無理に追い越すことはせずこのまま彼についていくことにしました。

エンパイアステートビルの悪夢の再来

ところが50階を超えたあたりから、一気に今までの疲労が噴き出し、
手すりに頼った「歩き」に移行してしまいましたあせる

 

もちろんすべてを走りで登ることはできないとわかっていましたが…。
50階ちょっとでここまで消耗するのは想定外でした。


40階でマーク選手に追いついたことで余計な思考や力が入ってしまったのか、
そこから一気にフォームが乱れて疲れを溜めてしまったのが原因だと思います。
ペースもフォームも乱れて、タイムもがた落ちした感じがしました。

そこから何度かフォームを立てなおそうと、悪戦苦闘しましたが左右にブレる身体を支えきれず…。

 

 

75階以降は意識もぼんやりとして、ただただ手すりを引いて登るのみで、マーク選手もいつの間にか姿を消していましたドンッ

 

 

89階で一度時計を見ると、11分20秒ほどでした。
目標達成は無理だとはわかりましたが、せめて11分35秒は切りたい!と
最後の力を振り絞ってラスト2階を駆け登って…。

 

 


顔をゆがめてゴールしましたフラッグ

 

 

 

我ながら笑えるくらいに「糸の切れたマリオネット」状態でした。

 

Time-11分41秒

前回のempirestatebuildingの時と同様、前半のオーバーペースが響き、後半に大失速を喫してしまいました。

 

明らかになった課題

レース時間10分を超えるロングカテゴリーになると

ペースメイクがうまくいかないということが浮き彫りになりました。
ロングレースや、超ロング(レース時間15分以上)の対策が来シーズンに向けて必要になると痛感しました。

 

とはいえ、今年はレース時間2分ほどのショートカテゴリーで一定成果が出たことは確か。

スピードは増してきたのでそれをどうロングでも活かすかを考えていきたいと思います。

当日のライブ中継の様子がYouTubeにアップされていますので、こちらからどうぞ↓↓

https://www.youtube.com/watch?v=bKYQ2wqZMtM

 

 

勝負は下駄をはくまでわからない!!

 

ゴールしてから2時間ほどしてようやく判明したリザルトは以下の通り↓

 

Top 4 Males
1 Wai Ching Soh (MAS) 11:40
2 Ryoji Watanabe (JPN) 11:41 
3 Mark Bourne (AUS) 11:48
4 Ching Chun Lo (TPE) 12:38

 

ソウ選手にはかなりの差をつけられて負けただろうなと思いましたが…。
結果を見ると、なんと優勝のソウ選手とはわずか1秒差でした!!

 

(ソウ選手のゴール、彼も連戦の疲れか納得いくタイムではなかったようです)

 


く、悔しい・・・絶望

 

 

ほんの僅かな頑張りで勝利できたのかと思うと、やりきれない気持ちになりました。

 

 

でもいつまでもくよくよしていられません!

まだこの後には海外最終戦となるマカオ大会と

今年の大一番、世界選手権inあべのハルカス

が待ち構えています。
また一つ皆さんのおかげでいい勉強をさせてもらったことに感謝して気持ちを切り替えました。
 

 

(強敵・マーク選手に勝てたのは嬉しい成果でした)

 

 

次回のレースは1298段、約230mupと得意なミドルレンジ!

なんとしてもソウ選手に勝ちたい!!

 

 


(台湾名物?牛肉クレープロール)


レース後の食欲開放を最小限に抑えました。
そして表彰式から2時間半後の飛行機に乗るため、現地の階段巡りもあきらめて、急いで帰国しました。

 

(台北101から電車で20分の松山空港は超便利!)

 

マカオ大会まで1週間しかないので、体調管理が最大のカギになります。アクセスのいいフライトを選ばせてもらって本当に助かりました!!

 


そして今後は直前の練習で筋肉痛など残さないようにしてベストコンディションで臨もうと心に誓った遠征でした。

 

 

 

それではまた。

 

 

 

渡辺良治

こんにちは。

 

 

2023年アメリカ遠征2戦目
TWA の世界戦として開催されたニューヨーク大会のご報告です。

 

 

(今回のレースはエンパイアステートビルディング)

 

世界戦再開から1年が経ちました

10月1日の深夜のシアトルを飛行機で発ち、翌2日の朝にニューヨークに到着して、まずは1年ぶりのエンパイアステートビルとの対面を果たしました。

 

 

 

昨年参加した際の映像は「クレイジージャーニー」にて放送されこの競技や自分のことを知っていただくとても良い機会になりました。

あの時一緒に表彰台に上がったソウ・ワイチン選手とファビオ・ルガ選手とはこの間、何度も何度もしのぎを削りあってきた良き戦友・ライバルになっています。

 

 

 

あれから1年が経ちましたが、これまで10回以上の階段レースに参加し経験値を積んできました。

間違いなく去年よりは成長しているはずなので、いい結果を出したいものです。

 

 

その前に、せっかくニューヨークに来たので、ほんの少しだけNYグルメを堪能しました爆  笑

 

 

一番ヘルシーな名物といえばこの「ベーグルサンド」ですかね。

 

ベーグルは低糖質・低脂質なパンで挟んでいるものもあまり脂っぽくないのでボリューミーですがお腹には優しかったです。

 

 

こういう現地のおいしいものを食べながらレースに備えられるのは幸せですねおねがい

 

 

他にも少しお土産を買ったりマンハッタンをそぞろ歩きしつつ、身体を休めながらレースに備えました。

 

 

世界最高難易度のコースとは?

ここで、今回のコースの内容をご紹介いたします。

 

 

正式大会名は「empire state building Run-ulp」

1576step
+320m


1階ロビーをスタートして86階の展望フロアがゴールになります。

本大会は世界一有名な階段レースといっても過言ではありません。

何故ならその歴史は圧倒的に古く、1978年が初開催で今回で45回目の開催となります。

そして世界的にも珍しい一斉スタート形式!

 



もうスタート直後は押し合いへし合いになりかねません… 

さらに踊り場も特殊なうえに変化が激しいんです。

1階から20回まではだいたい8~10段登っては踊り場で180°ターンのいたって普通の折り返し階段ですが、
一旦廊下を走り次の階段に移った後は約20段を登って180°ターンすると待っているのはおよそ5mほどの水平移動をして、再び180°ターンして階段を登ります。

 

 

 

これがゴールの86階までほぼ同じように繰り返されます。
階段を登る力だけでなく、平地を走る力も試される、まさに総力戦となります。

 

 

 


(写真中央を走っているのが立石選手)

 


この難コースをどうやって攻略するのか?
ニューヨークで合流した日本女子選手のエース、立石ゆう子選手とあれこれ相談している間にあっという間にレース当日を迎えてしまいました。

 

 


 

作戦としてはとにかくスタートダッシュを決めて1番手か2番手でレースを進めること
最終盤までトップを行くであろうソウ選手に食らいつき、85階あたりで抜きにかかる

シンプルにこの2つでした。

 

 

まさかの大失態を犯すことに!!

さて、実際のスタートはというと…。

緊張しすぎてまさかのフライングという失態を犯してしまいました…DASH!ガーン

 

電光掲示板の数字を見ていたらカウントとずれていたようで、もう一度スタートのやり直しとなってしまいましたあせる

 

今度はフライングするわけにはいかず結局出遅れてしまい、今年も3番手で階段に入ることになってしまいした。

焦ってしまいましたが、今年は2番手の選手が10階付近で先を譲ってくれたおかげでなんとかソウ選手をぴったりマークして追うことができました。

 

 

20階からの平坦ゾーンのターンがある通称「Z式階段」にもうまく対応し、中盤までは理想的なレース運びでした。

 

力を抜いてすべての意識を足裏に集中…目

 

目線は前をぼんやりみる感じで、余計情報を脳には送らないようにして更に省エネを図ります。


ソウ選手、自分ファビオ選手が5秒差の中に団子状態でレースが進んでいきました。

とにかく足裏に注意を向け、足裏を回転させるようにして高い段差を攻略していきます。

 

 

スタートから3分くらいしてくるとペースも落ち着き、自分の走りに集中することができるようになってきました。前を行くソウ選手もそれほど速いとは感じず、いい感じで後ろにつかせてもらった感覚でした。

 

 

このまま行けるところまで今のまま登ろう!
と余計な過去を考えずに自分の駆け登りに集中していましたが…。

50階くらいまではうまくハマり、さぁこれから後半戦だというところで、後続のファビオ選手が遅れ始め視界から消えていきました。

 

 

それに安心してしまったのか、少し意識を緩めたとたん、自分もペースダウンしてしまい、前のソウ選手も見えなくなってしまいましたダウン

 

 

こうなると気持ちが切れてしまい、今のペースを維持するのが精一杯。
いや、実際はペースがズルズルと落ちていってしまったのでしょう。

歩きが多くなり、上半身がブレブレで無駄な動きをしてしまい体力はあっという間に浪費しました…。

75階からは意識はあるものの身体はまったく動かずよろよろと登る羽目になってしまいました。

65階では3秒しかなかったソウ選手との差がゴール付近では15秒にも広がってしまったのが後半のダメさを表していますね…。

 

 

 

死に物狂いで最後の直線を走ってテープを切ったのち、すぐにいつものように地面に横たわりました…

レースが終われば、サイコーの階段仲間に戻ります


(ソウ選手のグータッチに全く反応できていませんね…。)

 

これはしっかりと力の差を見せつけられた形での敗北となり、非常に悔しい思いをしましたえーん

 

 

段差の高さや変則的な踊り場に意識を持っていかれて足裏の表面に注意を向ける感覚が失われていたことを後から気づきましたが後の祭りです。まだまだ技術的には未熟でした。

 

 


(レース中はバチバチでも終わればこの笑顔… )

反省点だらけのアメリカでのレースでしたが、何はともあれ、去年よりタイムは5秒短縮することができました。
また、フライングというありえないミスをして大迷惑をかけたにも関わらず、レース終了後には誰もそのことに対して触れてこないという優しさに、申し訳ないと同時に、本当にいい人たちに恵まれて協議をやっているんだなと嬉しさがこみ上げてきました。
改めて、まだまだこの競技を心から楽しむということができていないということが最大の反省点かもしれません。

 

 

2nd place
Timeー10:52

 

3位のファビオ選手が去年よりわずかにタイムを落とす中、連戦の疲れのある中ではまずまずの結果なのかもしれません。

 

 

一緒に参加した立石選手も今回は残念ながら4位と表彰台を逃し、悔し涙を流していました。

 


ですが、仕事に子育てに奮闘しながらの連戦をこなす姿にはこちらが励まされます

 

 

 


まだまだ今のままではこのYOKOMORIフラッグが似合う男になれていませんが、もっと鍛錬を積んで強くなりたい!改めてそう思わせてくれるレースでした。

なお、今回のレースの様子は翌日の夕方にTBS「Nスタ」にて放送されました。

ぜひご覧ください!!

これでまた一つ「横森製作所」の名前を全国にお届けできたことは嬉しい限りです。

次は世界大会での優勝のニュースを全国のお茶の間にお届けできるように全力を尽くしたいと思います。

 

 

おまけ

 

 

いつもレース前は節制して食べたいものをほとんど食べられなくなる生活になるので、

レース後の一番のお楽しみは現地のおいしいものを食べること!!ドキドキ

 

 

今回はアメリカ・ニューヨークといえば・・・。

 

そう、ハンバーガー!!

 

レモネードとポテトをつけて何とも言えないジャンキーなお味を堪能させていただきました。

 

しかし、お値段はこれでおよそ3000円!?

 

 

相変わらずの物価の高さに目がくらみました…。

 

 

前回の欧州遠征の時もほぼほぼ同じくらいの物価だったので、いかに日本と海外の間で賃金の差ができているかを思い知ることができました。

 

 

実際に世界の状況を見て回れるのも貴重な経験でした。

 

 

お次は世界最恐のあの階段が舞台に…。

 

さて、9月から10月初旬まで僅か25日の間に5個の海外レースに参加しましたが、秋の海外遠征ラッシュはまだまだ続きます!

 

 

この10日後には急な角度と段差の高さで有名な「台北101」でのレースが待っています。
もうすでに結果はみなさんご存知だと思いますので、早々にレースレポートを作成していこうと思いますので、完成しましたら是非またご覧ください。

 

 

 

それではまた。

 

 

 

渡辺良治

こんんちは。

 

 

前回の海外遠征から帰宅したのは9月19日。

 

 

それから2週間もたたない9月30日に、今シーズン6回目の海外遠征に出発しました。

 

 

9月は4割くらいを海外遠征に行っていたという計算になりますねあせる

 

 

体調管理は気を付けなくてはなりませんが、こんなにたくさん海外遠征に行けることの幸せを噛みしめながらの旅路でした。

1年ぶりのアメリカ!初めての西海岸上陸

今回のアメリカ遠征は、10月1日にTWAシアトル大会。
10月4日にTWAニューヨーク大会(昨年クレイジージャーニーでも放送されたempire state building run-up)
の二つのレースに参加させて頂きました。

 

 

まずはシアトル大会のご報告をさせていただきますね。


日本を9月30日の17時30分発の飛行機で飛び立ち、シアトルに到着したのが、現地時間の9月30日の10時30分頃。時間を遡るという面白い経験をしました。

 

 

 


(イチローが活躍したマリナーズスタジアム)

 

ともあれ、時差7時間。日本からまだ真夜中なのに日が煌々と照っているのは体の感覚が狂いますね…💦

眠い目を擦りながら、ホテルに移動しなんとか到着。
 

夕食を調達しようとスーパーにて買い物をすると、水1リットルとミニヨーグルト1つで5ドル=800円という驚きの価格に目が眩みました…😓

 

ともかく、軽く身体をジムでほぐして夕食をとり、早めに就寝しました。

 

早朝スタートはトラブルがつきもの?

そしてレース当日。

スタートは朝7時30分とかなり早めでした。

 


なので4時30分には起床し、軽く散歩をしてからほんの少しのご飯🍚と、エネルギージェルを身体に入れて会場入り。

 

 

しかし受付時に参加費+寄付金の支払いに苦労し思わぬロスタイムでアップの時間がいつもより20分少なく40分弱しか取れませんでした…。

 


 

 

しかも、来ると言っていた世界ランク1位のソウ選手の姿が見当たらず、不思議に思っているともうスタートの時間が来て自分が一番にスタートすることになりました。

 

 

 

ここで今回のレースコースの紹介です。
会場となる建物は、
「space needle」と言ってシアトルのシンボル的なタワーです。

 

 

(闇に浮かび上がるその姿はさながらUFO)
 

展望台がゴールとなっており、ミライタワーと同じような半屋外の階段を登ります。

 

832step
+160m弱

 

と言ったところで、段差はかなり高め。
しかも120°ずつターンしてく、上から見ると三角形に階段が連なる変則さもある高難易度の階段です。
 

course recordは昨年ソウ選手が叩き出した3年50秒。

今回の目標はこれを破ることでした。

 

想定外の登りにくさに悪戦苦闘

さて、レースの方はスタートからトップスピード二歩手前くらいで進んでいきます。

 

「タンッ、タンッ、タンッ、タン…」と軽くステップを踏むイメージでした。


スタート直後はこれくらいなら4分は楽に登れると思えるくらい抑えたつもりでした。

しかし慣れない三角形ターンと、手摺が金網に邪魔されて掴みにくいという悪条件に集中力が散ってしまい余計な力が入ってしまいましたあせる

 


およそ半分くらい来たところでもう脚がパンパンになったことに気づき

 

「えっ?!何で?何が起きたの?!」

と軽くパニックになってましたねびっくり汗

 

ペースがズルズルと落ちていきました…。7合目あたりからはほぼ歩きになってしまい、己の失敗を確信し更に焦りが増してしまいました…。

 

 

目標達成ならず、不完全燃焼のまま終わる
 

こうなると立て直しは難しく最後の10mくらいは屋内に入るのですがそこでスパートをかけることも出来ずにフラフラとフィニッシュするという不完全燃焼な結果に終わってしまいました。

 

 

タイムは3分53秒と、course recordから3秒遅れというイマイチな結果。
何よりこれまで上手くいっていた「足裏に意識を集中させる」という感覚を掴めなかったのが最大の敗因でした。

 


新たな技術は手に入れたものの、まだ「身につけた」とまではいかないのだなということは確認できました。これからはもっと精度を高めていかないといけませんね。



その後の表彰式ではエリートの部1位ということで「いちおう」表彰されました。

 

 

 

(トロフィーはなかなかカッコよかったですひらめき電球

 

表彰式後にまさかの・・・?!

2位とは40秒近い差をつけましたが、なぜかソウ選手は現れず…。

 

「飛行機が間に合わなかったのかな?」
 

と思っていたらなんと午後からの一般の部に参加していました。
 

 

しかも!!
自分より19秒も速い3分34秒の驚愕のcourse recordを叩き出しているではありませんか❗️

 


レースの4時間前に到着し、そのまま出走してのタイム…。

正直言って全く手が届かない強さと思ってしまいました。

 

(ソウ君とまさかのシアトル空港でばったり!)

 

気分がズーンと重たくなったまま、次の闘いの地、ニューヨークへと向かうことになりました…。

 

 

せめてシアトル名物くらいは味わっていこうと思い…。

 

 

 

超有名コーヒーチェーン店「スターバックスコーヒー」

 

の一号店で、コーヒーとお土産を買うことはできたので少し気がまぎれました。

(入店まで30分以上かかりましたが絶望

 

うまくいかない日だってあるさ!

 

と自分に言い聞かせて次なる闘いの地へ向かいます!

 

この次のレースはニューヨーク。

更なる高難易度で知られる元祖高層ビルレースとも言える、「empire statebuilding run-up」が待ち受けています!!

 

 

去年、3年ぶりに海外レース復帰を果たした思い入れのある大会なので、今度こそソウ君に勝つぞ!!

 

と意気込みを強めたところで今回のブログはひと段落。

 

 

次回、ニューヨークでの滞在記を纏めようかなと思います。

 

 

 

それではまた。

 

 

 

渡辺良治