浮世のスケッチブック -1218ページ目

手帳の話3 ノートの使い方

 今回はノートの話です。スケジュール管理と住所録などの情報管理は、電子手帳(HP200LX)で快適に行うことが出来るようになりました。残りは日々の仕事の記録管理をどうするかと言う事になります。


 そこで、議事録や備忘録など日々の仕事の内容はノートに書く事にしました。会社に入った頃からノートは使っていたのですが、後から読み返す事がほとんどなく、また後から書いた事を探そうとしても時間がかかるばかりで見つけられない事が良くありました。



 色々と試した結果、ノートがうまく使えない理由の一つは情報が分散して保管されているので後から探せない。もう一つは、記入のボリュームが日によって違いすぎるので、時系列での検索が難しい。最後に字が汚いので読みづらい。以上の3点に問題があると思いました。

(問題点や、ポイントを3点にまとめるのはビジネスマンの常套句です。)


 この3つの問題を解決するために考えたのが「何でもノートに貼って一日一ページ(以上)使う。」という使い方です。


 キャンパスノートのA4サイズに大事な書類はB5にコピーするか、そのままのサイズでコピーして周囲を少し切って貼ります。ノートの上にセロテープではり、記入面はコピーを捲って読めるようにします。何枚もある時は上に重ねて貼ります。元の書類は会社のルールに則って保管します。二重に書類を持つので少しもったいないですが、そこは許してください。伝言メモも必要なものはノートに貼ります。


 ノートには書く事があっても、無くても上に日付をふり、一日一ページ使います。書く事が非常に多い日は二ページ三ページ使います。議事録だけでなく、チェックリスト、メモ、落書き全てノートに書きます。


 この様に使うと書類も手書きの議事録も、メモも全て同じノートに集約できます。また後から書いたものを探す時もスケジュール帳を見ながら記入した大体の時期さえ思い出せれば、数ページノートを捲れば必要な情報を見つけることが出来ました。


 最初から一日一ページ使うと決めていると、あまり詰めて書く必要も無くなるので、私の汚い字でも読みやすくなり、情報を探すのが楽になりました。


「何でもノートに貼って一日一ページ(以上)使う。」はしばらくの間、私の基本的なノートの使い方になりました。

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 このノートの使い方は便利でしたが、この使い方を真似ても出世はしないと思います。私が出世していないのがその証拠です。でも大きな問題は起こさずには過ごす事は出来るかも知れません。



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手帳の話2 電子手帳(HP-200LX)の話

 今回は電子手帳の話です。


 社会人になってからずっとシステム手帳を使って来ました。バイブルサイズ、A5、ミニと大きさは変わりましたが、常にシステム手帳にしていた最大の理由は住所録です。 結構頻繁に変更が必要で、それらの管理に苦労していました。


 PCでデータベースを作り、苦労して手帳サイズの紙にプリントアウトして使っていたのですが、電子手帳ならその手間もなくなると思い、電子手帳を調べ始めました。

 小型のノートPC、ザウルスなど色々なモノを調べました。その結果手に入れたのがHPの200LXです。知らない人がほとんどですが、小型のMS-DOSが動くPCです。電源を入れると内蔵PIMが立ち上がるので、MS-DOSのコマンド打ち込む必要は無く、マニアでなくても簡単に使えました。

(アメリカ製なので元々は日本語が使えませんが、日本語を使えるようにするソフト入りのメモリーカードと一緒に買いました。マニアは自分で日本語化をするそうです。)


画像をクリックすると大きな画像が見れます。


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閉じた所。バックアップ用のボタン電池と単三電池2本で普通に使っていれば2週間近く電池が持ち(連続使用は20時間程度)、300g程度と重量も軽く、大きさも非常にコンパクトです。

 値段は... 今ならとても買えません。本体と本体と同じぐらいの値段のメモリーカード(日本語化キット入り)でいまなら高級ノートパソコンが買える値段でした。夏のボーナスの結構な部分を使いました。

(独身の時は良かった。)


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 最近買ったドコモのスマートフォンLYNXとの大きさ比較です。奥行きはほぼ一緒ですが、幅が少し大きく、厚みは結構厚い。しかし200LXは1994年発売の製品です。(原型になった95LXは1991年の発売)15年近く前にこのサイズでちゃんと使えるPCがあったことがすごいと思います。

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 開いた所。小さなボタンがキーボードです。プチプチと押す感じですが、キー同士が離れているので、結構なスピードで打っても押し間違いはほとんどありませんでした。このサイズなのにテンキーがあり、とても使い勝手が良かった。


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 またまた、LYNXとの比較写真。キーボードはLYNXの方が本格的に見えるが、普通のキーボードよりは小さいのにキー同士に隙間が無いので、打ち間違いし易い。テンキーが無いのも残念。


 当然、白黒の液晶ですがその分キビキビと動いてあまりストレスを感じずに使えました。内蔵PIMソフトも非常に使いやすく、スケジューラーに関しては今でも200LXの内蔵スケジューラーが一番使いやすかったと思います。(過去は美化されるモノなので、多少の贔屓目はあります。)


 その他、データーベースソフトもカスタマイズが簡単で、自分の希望通りの住所録が作れました。


 マニアなユーザーが多く、200LXの使い方を解説した本も2冊ほど出ていました。


 ほぼ6年間、使っていました。その間に21世紀にもなり、やはり最新の機種が使ってみたくなりました。特にカラー液晶と、手書き認識に惹かれ、ついに次の電子手帳に移行しました。

 その機種と使い勝手の話は次回に。


 HP200LX良い機種でした。ネット接続やカラーに必要性を感じなければ単体の電子手帳としては、今でも使えると思っています。



 200LXのおかげで私が手帳に求める3つの機能のうち、スケジュール管理と情報の持運び(住所録など)は解決したのですが、記録と言う機能には対応できませんでした。打ち合わせ中にこのサイズのキーボードで議事録を打つのは無理がります。また、仕事柄、議事録に図などを描く事が多いので、やはり電子手帳では無理でした。


 そこで、議事録や備忘録など日々の仕事の内容はノートに書く事にしました。そのノートの使い方はまた今度。



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手帳の話1 こんな手帳を使って来ました。

 前回は今使っている「ほぼ日手帳」の話を書きましたが、「ほぼ日手帳」に落ち着くまで色んな手帳を使ってきました。それぞれの時期にどんな理由でその手帳を使っていたか、使ってみてどうだったなどを紹介したいと思います。


 前回にも書きましたが、私が手帳に求める機能は下記の三つです。
①スケジュール管理。

②記録:打合せの議事録や、備忘録。
③情報の持運び:住所録や、手帳の後ろについている付録等。

 自分自身の状況の変化などにより三つの機能の優先順位は変わってきます。昔重要な機能だったモノが、今では他の物で代替でき、手帳に求める必要が無くなったりしています。自分自身でも今回、手帳の変遷を思い出してみて、結構、機能の重要度が変わってきている事に驚いています。


 社会人になった頃は、当時の社会人みんなが持っていたバイブルサイズのシステム手帳を何も考えずに買いました。会社に入ってすぐの新人にそれ程、手帳に書くこともないので、便利そうなリファイルを入れては喜んでいました。


 社会人になって数年経つと、状況も変わってきて、バイブルサイズのシステム手帳では、使いにくい点が増えてきたので、次にA5サイズのシステム手帳にしました。


画像をクリックすると大きな画像が見れます。


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(左がそのA5サイズのシステム手帳です。左は今使っている「ほぼ日手帳」です。大きいのと革の表紙の高級品で重い。)


 その当時重要視していたのが、③の住所録と②議事録でした。


 住所録は、個人的な住所録も、会社の住所録もMacでデーターベース化していたのですが、それをきちんと印刷して持ち運びたかったので、プリンターと相性の良いA5サイズにしました。
 友達が結婚したり、引越ししたりと、頻繁に住所がかわり、手書きの住所録では対応できなくなり、プリンターで綺麗に出力して作った住所録を使っていました。A5サイズは会社のプリンターにも手差しで対応出来たので便利でした。
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(当時使っていた住所録。青いページはビジネス用、白いページはプライベート用の住所録です。上に置いてあるのはA5サイズとバイブルサイズ用の6穴パンチです。独身の頃は色んなモノが自由に買えてよかった...)



 また、まだまだ下っ端だったので、打合せでは議事録をとる事が多く、仕事柄、図なども描かなければならないので、広い面積が欲しかったのと、A5だと、2ページをA4一枚にコピーすることが出来るので、A5サイズの手帳を選びました。


 A5サイズのリファイルはほとんど売っていなかったのですが、A5用の6穴パンチを買ったので、A4の書類を折ってファイルする事が出来たのので、特に困りませんでした。



 しかし、2年程使っていた、ある日突然、こんな重い手帳を毎日持って歩くのは嫌だと思い、ミニ6穴のシステム手帳に変えました。住所録は結構時間をかけて作りました。議事録はノートを一緒に持ち歩きそれに書いていました。


 ミニ6穴システム手帳はそれ程長く使いませんでした。なぜなら、ついに電子手帳に移行したからです。当時、Win95が発売され、小型のPCやザウルスも元気な頃で、これなら問題の多い住所録もデータで管理できて、すごく便利そうだと言うことで、電子手帳を買いました。


電子手帳の話は次回に。



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