岩仲間 4名で、劔岳の源次郎尾根にあるバリエーションルートに2泊3日の予定

で挑戦してきました。

広島を、8月9日の20:30に車1台で出発し、立山駅に6時30分に到着し、

立山駅からケーブルカーとバスを乗り継ぎ、室堂ターミナルへ向かいました。

 

今回も天候には恵まれ、素晴らしい景色の中を歩くことが出来ました。

しかし、目的のルートは、ある理由で断念することとなりました。 

残念(-_-;)   それは・・・・・

 

10日 剱沢野営場にて、剱岳 2999m を望む。 

 

立山IC手前にて 9日の夜に広島を出発し立山駅まで、移動距離 約700㎞ 

山陽自動車道→敦賀線/舞鶴若狭自動車道→北陸自動車道と乗継ぎ流杉スマートICで

降り、ガソリン補給後、県道6号線を芦峅寺方面に30分程走って立山駅へと向かう。 

10日 6:10 立山駅近くの無料駐車場はすでに満車で入れず、称名川沿いの無料

駐車場に,なんとか止めることが出来た。 500m程歩いて立山駅に向かう。

立山駅 8時00分発で美女平にケーブルカーで移動。

8:20 美女平駅よりバスに乗り替えて室堂ターミナルに向かう。

車窓の左側に、剱岳の雄姿が迫る!!何度来ても ワクワクしますね 

9:20 室堂ターミナルに到着し、重いザックを背負い、剱沢野営場に向けて出発

昨年よりかなり重い 50mロープ、ヘルメット、ハーネス、アルパインヌンチャク 6セット

スリング数本、カラビナ、カム、ハンマー、ハーケン、テント、2泊分の食材等々

やっぱ金属類が重くて・・  還暦過ぎてる自分には、20㎏以上は、辛すぎ。。。

※写真に写るメンバーは、40代。 ガンガン歩いてます。 着いては歩けません。。

みくりが池越しに立山三山を望む。  

富士ノ折立 大汝山 雄山 3000m級の山々が立ち並ぶ。

正面に、剣御前 2777m を見ながら、雷鳥沢キャンプ場に向けて下って行く。

青と緑の素晴らしい景色の中、気持ちはルンルンなのだが、2泊装備と登攀装備

を担いでるので、いかんせん 荷物が重くペースは上がらず。。。

今年も ここを下って劔御前の稜線まで登り返すのかと思うと。。

10:30 雷鳥沢キャンプ場 標高2280m 色とりどりのテントで賑わってる。

目の前には、大パノラマ  素晴らしいロケーションです。 

称名川を渡る。

距離は少し長いが、なだらかな新室堂乗越ルートで登る。標高差500mの登り返し

重荷で、この登り なかなか応えますね 声も無く 淡々と登るのみ (-_-;)

チングルマの綿毛に癒されます。

11:50 大日岳ルートで稜線まで登り、剣御前小舎 2760m に到着 

午後になり、ガスが出始めました。   このあたりで 足がピクピク ヤバい。。

12:30 剱沢野営場に やっと 到着 ここで2泊予定。 標高 2520m

テントは、元気のある若手メンバーに先行してもらい、場所取りと設営をお願いしていた

ので、我アラ還チームは遅くついてもテントに入るだけ  有難うございました。

ガスの合間に”前劔”が姿を見せた!!

この源次郎尾根1峰の西側の岸壁にあるルートが狙いだったんだが・・・

今回、重荷の歩荷が堪えた、別山乗越までの標高差500mの登り返しで足が攣った

メンバー数名(自分も)(-_-;)

皆、岩を前にして、登りたい気持ちはやまやまなのだが どうしたものか?

明日、本チャントライ中に、核心部で足でも攣ったら危ういし、台風の影響で、

明日の夕方から雨になる予報もあり、本チャントライした後、テン場まで戻り

テント撤収し重荷を背負って室堂まで戻れるかどうか考えたが、とても今の疲弊

した状況では無理だろう、不安要素だらけで無理にトライすれば滑落の恐れもあり

皆で相談し、今回は、潔く撤退することとした。  トホホの歩荷トレとなった。

撤退と決まり、気は楽に  劔を眺めて、軽く一杯やりました すぐに眠くなる。

つまみは、広島名物 ホルモン揚げ  これが 旨いんじゃ!(^^)!

眠気と荷の重さに、どっと疲れがでて、1時間ばかり、テントで寝てしまう。

16時 起きて外をみると、ガスが晴れてるではないか 

大好きな 剱岳を まったり眺めながら考えました。 

重荷がつらい年齢になってしまったんだな 気持ちは若くても、体は騙せない。 

そろそろ年齢なりの山登りを考えないと、いけない時期が来たんだなと

歩荷訓練、軽量化、山小屋泊 やりようはありそうですが。

10日 18時過ぎ 日暮れに向け、ガスで劔の雄姿は消えてしまう。

することないので そく爆睡  お休みなさい(-_-)zzz 

 

11日 4時起床 劔に向かうヘッドランプの列が、山頂まで続く。 

先頭は1時には出発してるんでしょうね  トライする体力と気力が羨ましい。

自分の朝飯  チキンラーメン(笑)  湯をかけるだけ 

名残惜しいが テント撤収し、6時にテン場を出発  

別山乗越から、振り返って剣岳を望む。 

今日もいい天気だ 皆さん頑張って登ってください。 また 会いに来るぞ!!

  

下山も大日岳ルートで、大日岳を望みながら雷鳥沢に下る。

足元には、イワギキョウの花

途中 ライチョウに出逢えました 感激!!

立山の山々を眺めながら リベンジを思う 番長    また行きましょう

称名川を渡る。
雷鳥沢から この長く続く石段登りが つらいのなんの 地味に応えます(-_-;)
11:30 バス、ケーブルカーと乗継ぎ立山駅に降り 称名川沿いの駐車地に
歩いて戻る。   あー これで重荷からの 解放じゃ 
立山吉峰温泉 ゆ~ランドで汗を流す。 
温泉に併設する食堂「お食事処吉峰」で昼飯 今年も ラーメンライス 700円
映える具材はないのだが、これぞ 奇をてらわない 普通のラーメン
山から下りて食べる最初の食事は、これに限る ほっとします。
 

北陸自動車道→敦賀線/舞鶴若狭自動車道→山陽自動車道と高速道を乗り継いて

広島に,24時すぎに無事戻りました。 

皆さん お疲れ様でした。

 

何度来ても、重荷を背負ってのアプローチ

にはやられっ放しで、次からは小屋泊まり

にしようと思うのだが。。。

※昨年も 同じことを言ってました(笑)

 

 

今回は、残念ながら撤退となりましたが、

この素晴らしい景色の中を歩けただけでも、俺は幸せです!!