いよいよ、八ツ峰アタックの日がやってきました。

2時起床し3時に出発としました。

2時に起床すると、周りのテントも同じように準備していました。

まさか、皆さん どこ行くんだろ 八ツ峰狙いなのか??? 

 

3時に出発しましたが、30人ぐらいが列になってました。    

ラッペル渋滞あるかな? などと心配になるが、心配してもしょうがない。

なるようになるだけ   焦って事故したなんて バカらしい。

焦らず 安全第一で登りましょう。  

本日の目標 日暮れまでに無事に帰る。 

 

北方稜線より、八ツ峰ノ頭とⅧ峰ピークを望む。 

本日のルート  歩行距離 18㎞   タイム 17時間

 

3:00  複数のパーティが剱沢雪渓に向けて下って行く。 30人以上いました。

4:05  源次郎尾根付近で雪渓に下り、アイゼン、ピッケルを装着

20人ほどの先行パーティは、源次郎尾根にむかった。

八ツ峰側の長次郎谷に向かったのは、我パーティと東京チームのムーさん御一行。

ムーさんとは、先月,北穂高岳の東陵を一緒に登った仲なのです。

4:40 長次郎谷出合では、雪渓が溶けてたのでアイゼンを外しガレ場を登った。

例年なら、雪渓を登って取り付きまで行けるのだが、今年は雪渓が溶けてて苦労して

登ることになってしまった。

少し登ると雪渓がでてきたので、またアイゼン装着。

雪渓を登っていくと大きな亀裂がでてきた。 ここは飛び越えて進みましたが。。。

上部はシュルンドだらけ。雪渓は危険と判断し、途中から、左の岩側に渡ることに。

真砂沢側から登ってきたパーティも、どんどん後からついてくる。

熊の岩が見えてきた。 雪渓を避け、ガレを登って、ⅤⅥのコルへとむかう。

聳え立つⅤ峰の鞍部にむけて登る。

7:55  ⅤⅥのコル取付のルンゼ    取り付いて見ると手足はしっかりある。

登り易そうなところを選びながら登っていく。

Ⅵ峰ピークから振り返り、鋭鋒の連なるⅡ峰~Ⅴ峰を望む。 

八ツ峰下半も、いつかは登ってみたい。 

左手に、源次郎尾根が見える。 懸垂下降箇所でラッペル渋滞の様子が見えた!

8:40 Ⅵ峰ピークにて  快晴で暑い  

目の前に 剱岳本峰 北方稜線, チンネ, Ⅶ峰, Ⅷ峰が迫る!! 圧巻のパノラマビュー

Ⅶ峰を登る先行パーティ(ムーさんパーティ) お互い 写真撮影でエールを送る。

Ⅵ峰からは、懸垂下降で下り、Ⅶ峰に取り付く。

9:30  振り返って、Cフェースを登ってきた後続パーティのいるⅥ峰を望む。

9:36 Ⅶ峰から懸垂下降でくだる。     Ⅷ峰に取り付く

今回は、懸垂下降用に30mロープを2本用意しました。    

9:53 Ⅵ峰、Ⅶ峰のピークに、後続パーティが続いている。  

ナイフリッジの尾根をつたっていくのだが、先はまだ長いぞ。 気を抜くな

Ⅷ峰のピークに向けて登っていく。

9:58 Ⅷ峰ピークの前に、八ツ峰ノ頭が迫る!!   懸垂下降でいったん下り

三の窓側に巻いて、狭い凹角取り付きます。

八ツ峰ノ頭に向け、登って行く       振りかえり、Ⅷ峰を望む

10:48 目の前には八ツ峰ノ頭が迫る!!   右下にクレオパトラニードルが見える。

いったん懸垂下降し、八ツ峰ノ頭へと登り返す。

八ツ峰ノ頭へは、長次郎側からガリーを右上し、その後尾根を左上します。

11:30  劔岳本峰と池ノ谷乗越(北方稜線)を前に、休憩中のメンバー  

12:28 懸垂下降 30m    池ノ谷乗越手前の鞍部に下る。  

池ノ谷乗越を前に   どこから登るんだ?  ガレガレのルンゼを登る。(^^;) 

今日は、晴れてて岩全体が見渡せるのでルーファイしやすいが、ガスってたら

けっこうヤバいかも。

12:45 北方稜線を経て本峰へと向かう。

12:48 狭い岩棚をトラバースしていく。

13:37 長次郎のコル ザレ場、ガレ場が続き、足元が非常に不安定 

14:12  劔岳山頂 2999m  到着!!   ここで大休憩

思いのほか暑くて、2ℓ程用意した水も残り少なく下山途中で無くなりそう。。。

14:50 別山尾根ルートで下る。 

一般ルートとはいえ気は抜けません(-_-;)   疲れてヨレヨレ、大休憩しながら下る。

振り返り、下ってきた劔岳を望む。

山の神様に、無事に登らせて頂けた事に感謝  ありがとうございました。

18:25 剣山荘がみえてきた。 あー 長がった。。。 水切れで喉が渇く

18:50 剣山荘にて 渇いた喉を潤すため コーラを一気飲み あー 生き返る!!

劔沢野営場に、19時30分に戻るが、 疲れすぎてて晩飯を作る元気も無く、

食わずにテントに潜り込み バタンキュー  あー疲れた  お休みなさい。

 

憧れの八ツ峰に、やっと登ることが

出来ました。

大迫力の岩峯が続く感動のルートでした。

皆さん 有難うございました。

一緒に登れたこと、感謝しております。