新日本キックボクシング協会 -27ページ目

新日本キックボクシング協会

国が認める唯一のキックボクシング団体

新日本キックボクシング協会 WINNERS2019 1st

2019・1・6(日)後楽園ホール
68K契約3分3R

政 斗(日本ウェルター級1位/治政館)vs 笹谷 淳(元J-NETWORKウェルター級王者/TEAM COMRADE)

政 斗(治政館)直前インタビュー
――試合が近づいてますが、調整はいかがですか。
(以下、政斗)「バッチリです。練習では、自分は手足が長いのでそれを活かした攻撃や、距離を取っての戦いが得意なので左ストレートを強化しています」
――対戦相手の笹谷選手についてはどのような印象がありますか?
「かなり経験豊富な選手で、そこでは全然勝てない部分なので、スピード、勢いで勝つしかないなと」

――2018年はご自身にとってどういう1年でした?
「負け(1月7日憂也戦、5月13日リカルド・ブラボ戦)とドロー(8月5日西村清吾戦)しかなく、1度も勝てない年となり、このままでは終わってしまうわけにはいかないので、2019年一発目で必ず勝って復活したいと思います」

――不調の要因は何でしょう?
「自分の相手がどんどん強くなっているのもそうですし、フィジカル面など自分のレベルの低さもそういう要因だと思います。そこを強くしていけば、この先勝てると思うので頑張ります」

――2019年はどういう1年にしたいですか?
「まずは、リカルド選手からウェルター級のベルトを取ることを目標にしていて、その後にKNOCK OUTのリングに立ってみたいですね。同門の石川(直樹)さんがKNOCK OUTに出ているのを見て凄く羨ましいと思ってました」

新日本キックボクシング協会 WINNERS2019 1st

2019・1・6(日)後楽園ホール


日韓国際戦73K契約3分3R
今野顕彰(日本ミドル級1位/市原)vs 李 至訓(リー ジホーン 韓国ミドル級/韓国)

今野顕彰(市原)直前インタビュー
――試合が近づいてますが、調整はいかがですか。
(以下、今野顕彰)「何とか順調に仕上げています。練習では勝ちに徹したスタイルの構築を意識しています。今は勝ちにこだわった戦いをしようと、記録よりも記憶ではなく、記憶よりも記録に残る試合をしています」

――そういう戦いをすることで周りの知り合いからKOを見たいとか言われることはないですか?「倒して欲しいとはみんな言われると思いますが、自分のことをずっと応援してくれる人たちは安心して見られるようになったと言われますね。僕が負ける時はほとんどKO負けでしたから」「相手はベルトホルダーで、完全にやられたというのは自分では感じず、自分はまだ成長しているなと思いました。負けたことで記録的には良くないですが自信になり、勝ちを拾う戦い方をしないといけないなと思いましたね。惜しかった、いい試合だったと言われても負けは負けなので、どんなにつまらない試合でも勝ちに返る試合をするように意識していきたいと思います」
――今回の相手、韓国の李至訓(リー・ジホーン)選手について、何か情報は掴んでますか?「韓国の友達に聞いたところ、MAX FCのチャンピオンだそうです。動画見ましたが、身体が頑丈で前に出てくる力が強いなと。素直な攻撃をしてくるので、そういう相手に対して自分のスタイルでどう対応出来るかが重要でやりがいがあるなと思ってます」
――今年はご自身のホームでベルトを狙う戦いになりますか?
「そうですね。3度やって3度負けて日本王座を逃したので、ベルトを獲りたいという執着心だけで今やってますから。4度目の正直を目指していきます。もうことわざよりも回数超えましたからね(苦笑)。僕がベルトストーカーと言われるのはまさにそれだからです」
新日本キック WINNERS2019 1st  2019・1・6(日)後楽園ホール
セミファイナル 日泰国際戦55Kg契約3分5R
馬渡亮太(日本バンタム級2位/治政館)vs ヌンナコン・ペッタムナック(泰国スーパーバンタム級/タイ)

馬渡亮太(治政館)直前インタビュー
──まずは2018年を振り返っていただけますか。馬渡 1年を通して負けなかった。ただ、11月のダウサヤーム戦だけちょっとイヤな感じで終わってしまった(引き分け)。2Rは自分がとったけど、3Rをとられてしまった。結局、この一戦が一番印象に残っています。

──9月、チェンマイで現地のタイトルを奪取した一戦は?
馬渡 チェンマイのタイトルマッチは最後まで気を抜かず頑張ることができた。試合中はずっと心の中で「集中」「集中」と呟いていました。

──そのチェンマイの一戦ですが、5Rになったらヒジで相手を流血させ、勝利をたぐり寄せたと聞きました。
馬渡 ハイ。最後は右ヒジで切ることができた。それまでにもヒジで切った試合は5回ほどあります。腕が細いから入るんですかね(苦笑)。チェンマイで奪取したチャンピオンベルトは自宅に置いてあります。
──今回闘うヌンナコンの情報は?
馬渡 (治政館のチーフトレーナーである)センデットに聞いてもわからない。「強い」とは言っていたけど、「試合を見たことはない」とも言っていました。それで「なぜ強いといえるのか?」と首を傾げたくなる部分もありますけど(微笑)。

──不安もある?
馬渡 でも、 タイで試合をやる時も対戦相手については全くわからない。昔、タイでは対戦相手はタイ人だと思っていたら、実際にはインド系の選手と闘ったこともあります。

──今回はどんな勝ち方を臨む?
馬渡   今回は日本での初めての5Rマッチ。4Rか5Rに倒したいですね。

(スポーツライター 布施鋼治)


新日本キック WINNERS2019 1st  2019・1・6(日)後楽園ホール

メインイベント 日泰国際戦59K契約3分5R
石原將伍(日本フェザー級チャンピオン/ビクトリー)vs ペッテェー・ファイタームエタイジム(泰国チェンマイ ソージンジャルンカンチャンスタジアム フェザー級3位/タイ)

石原將伍(ビクトリー)直前インタビュー

――タイ人との連戦が続いてますね。
(以下、石原將伍)「ビクトリージム本部で昨年5月から指導しているタイ人トレーナーのエッグさん(元ルンピニースタジアム認定バンタム級8位)からタイ人がやる技を動画でよく見せていただいたり、タイ人がこう攻めて来たらこう対処した方がいいといったアドバイスをいただいて、自分なりにアレンジしたりして練習しています。間近でタイ人のミット打ちや指導の仕方を見ていると、首相撲の大切さ、蹴りやパンチの一発の強さを痛感していて、逆にタイ人にはない日本人特有のパンチの回転の早さが通用するんだなと思ったりしています。そういうことを考えながらタイ人との試合で試すようになりました」
――今回の相手、ペッテェー・ムエタイファイタージム選手はタイの北部チェンマイ県にあるチェンマイ・ソージンジャルンカンチャン・スタジアムのフェザー級3位ということですが、他に情報は入手してますか?
「オーソドックスという情報しかありません。向こうには僕の情報はたくさん行ってると思いますが、僕はリングに上がってどういう選手なのかどうかを確かめたいと思います。

――タイ人との対戦が続くと、相手の情報がない試合はもう慣れたものですか?
「そうですね。相手のことがわかって準備しても、いざ試合になると違う展開になることが多いので臨機応変に対応出来るように相手情報を入手しないようにしています。型にはまると自分は空回りしてしまうんです」

――以前から蹴りを強化していますが、成果はいかがでしょう。
「前回、11月のヨードゲン・ルークプラパーツ戦では蹴りが結構当たっていい結果になりました。キックボクシングという競技名であるからにはパンチだけじゃなく、僕はチャンピオンなので蹴りなどの色んなテクニックも見せていき、魅せるキックボクシングを目指したいと思います」
――そのヨードゲン戦では1R54秒、右ボディストレートで見事なKO勝ちでした。
「自分でもビックリしました。感触のあるパンチでしたが、まさか一発で終わるとは思っていませんでした。あの後にやりたい技があってそこまで行けなかったので嬉しい反面、不完全燃焼でもありました(苦笑)」

――一発KO出来た要因はありますか?
「自分のジム主催興行の初のメインイベントに選ばれて、前の試合ではジムの先輩、後輩がいい試合をして頑張っていて僕も負けてられないなと。そこでスイッチが入った結果、あれでした。僕はフックよりも元々ストレート系のパンチが得意なので、ミットでもよく練習していてそれが試合に出ましたね」

――ボディストレートは相手にヒジを合わせられる危険な技でもあります。
「それは頭の片隅にありましたが、賭けというかその場の雰囲気でイケるという確信がその時にはありました」

――元々の作戦としてはどのようなものがあったのでしょう。
「自分はデビューした頃から相手にやられてからスイッチが入って攻め返す癖があり序盤から自分がペースを握って勝つ試合が少ないんです。この前の試合でも最初にヒザ蹴り、前蹴りをもらって印象が悪かったので、先に手を出して相手を飲み込む作戦でいました」

――前戦までタイ人と3戦して1勝1敗1分と苦しい戦いが続きました。2018年最後の試合で1RKO決着出来たのはそういう経験が糧になったとは思いますか?
「そうですね。負けた試合の後は悔しい気持ちしかなかったのですが、今思えばあの負けがなかったら今回の勝ちはなかったかなと。負けた試合の方が印象は強いですし次につながります。5月に負けて8月にはドローと勝てない試合が続いたのはキャリア初のことで、2018年は濃い1年でした。それを乗り越えられたことが良かったですね」
――2019年はどういう1年にしたいですか?
僕はどの試合でもKOしか狙っていません。決着はジャッジに委ねることなく自分で白黒付けたいと思います。タイ人の強さ、レベルの高さを感じていますが、そういう強いタイ人とやりつつ、他団体の強い日本人選手ともやっていきたいですね。組まれれば誰とでもやって勝つのみです。まずは1月の試合は新日本キックの2019年の始まりでもあるので、キッチリ勝っていいスタートを切りたいと思います」


昨日、某ホテルで2018年第51回内閣総理大臣杯日本プロスポーツ大賞式が行われました。この大賞が51年行われて初めて総理大臣が授賞式に参加と異例の貴重な会となりました。

 

大賞にはなんと大谷翔平

殊勲賞NHK賞 井上尚弥

殊勲賞 侍ジャパンサッカー日本代表

殊勲賞 福岡ソフトバンクホークス

特別賞 武豊

特別賞 中嶋一貴

最高新人賞 東克樹

 

以上そうそうたるアスリートが授賞される中、皆様の日々の応援のお陰で新日本からは新人賞として石川直樹選手、功労賞に重森陽太選手が授賞しました。本当にありがとうございます。そしておめでとうございます。

 

来年も新日本キックボクシング協会一同全力で邁進しますので

何卒宜しくの程宜しくお願い致します。

 

最後は専務理事でもある伊原会長の締めの言葉で終了しました。

 

写真提供 Toshi Maezawa