画家の雑記帳 -311ページ目

花といぶし銀

あの人の芸には花がある、なんて言い方がある。
それは、「今をときめく」的な旬を感じさせる響き。

花は咲く。しかし、花の命は短い・・
そう花は散る。だからこそ、その極みの一瞬に
魅了されるし、惜しまれもするのかもしれない。

一方、あの人の芸にはいぶし銀のような深みがある、
なんて言い方もある。

「花」は才能の開花で、先天的な天分の要素が強く、
「いぶし銀」は後天的な・・そう、その後の
修練や経験の積み重ねから生み出されてくる魅力。

「いぶし銀」は永い。すぐに枯れることはない。
逆に、年齢を重ねるほど深光りしてゆくもの。

悪い言い方では、「今が花だね」なんて言い方もある。
「いぶし銀」のようになってゆきたいものだと、
そんな風に、今あるいろんな仕事に対しそう思う。

小田和正さんと時計の話し。


もうけっこう以前のお話しですが・・・。

仲良くしているアンティーク時計店のお店に遊びに行った。
(僕も同業の店をもっている)

そしてカウンターの中の関係者用のテーブルで、
そこのオーナーさんと雑談していた。

そこへ、お一人様がご来店で、
ガラスカウンターの中の時計を見ておられた。
ちらっと、時計を覗き込んでるお顔に見覚えがあり、
それでよ~く見ると、なんと小田和正さんだった・・。

画家の雑記帳(小原聖史の公式ブログ)

すぐに、小さな声でオーナーさんに
「小田和正さんですよ」と告げた。
すると彼
「小田和正さんて誰?有名な人?」
などと僕に聞く。
この人、まったく音楽聞かない人なのかなぁ・・
それとも、アメリカで一時期生活してたし、
洋楽ばかりなのかなぁと思った・・。

(まぁそれはそれとして・・)
それでいよいよ彼が接客に・・・。
僕はそのまますぐ近くにいた・・。
小田さんいわく、
時計のことはあまりよくわからないが、
お世話になった人にプレゼントしたいと思ってる。
これがいいかなぁ・・・と、さしたのは、
ロレックスの40年代のバブルバック。
ちなみに、このロレックスのバブルバックというは
アンティークロレックスの中でも、ひときわ人気が高く、
世界的にコレクターがいる。
私の店でも、最近、「現行品ばかりつけてたのだが
友達がつけているのをみて、すごくほしくなった・・・」という人が
たまたま立て続いて3本連続で、出てている・・。

ちょっと下世話かもしれないが、
小田さんのその「プレゼント」は確か60万円台だったと記憶している。
特に迷うこともなく、説明を求めるでもなく、
「これがいいかなぁ・・」とポンとご購入された。
もちろんお金持ちなのでしょうが、
ギンギラ金ピカのロレックスでなく、年代物の渋~い通好みのロレックスを
瞬間で決めるなんて、さすがアーティスト!と隣りで関心してました・・。

ちなみに、僕もたまにつけてるものですが、
その「バブルバック」とやらをお見せしましょう・・・

こんな感じの時計です  ↓

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ところで、なぜか僕は、あちこちいたる場所で
芸能人や有名人を偶然見かけることがあまりに多い・・。
自分では周波数が近いと思ってる(冗談です)。
今後も、差し障りないと思われる内容と判断したものに限り、
いろいろな人のエピソードを紹介していこうと思ってます。

画文集13/仲良しパリジェンヌ

画家の雑記帳(小原聖史の公式ブログ)
ペン画/「パリジェンヌ」
白い紙にボールペンの走り描き


(時代)アールヌーボーの頃
(場所)たぶんショーウィンドーのまえ
(推定される会話)
 女(右)『あら、いいわねぇ~』
 女(左) 『そうねぇ~』


なんていうのが、私のイメージである・・・。


MY ALBUM ~ヴェニス編~

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ベニスの夕焼け



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ゴンドラからの眺め
おじさんに見つめられている・・・



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ベニスの海と舟引き達・・




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逆光が影絵の様に美しく・・・





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また明日・・・・

画文集12/モナリザに挑戦

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たまに、こういう絵が描きたくなる(笑)。
似顔絵は苦手なんだが・・・・^^;




画「ジョコンヌの肖像」キャンバスに油彩・SMサイズ

ピカソ家具!

以前、付き合いのある出版社に行った時のこと、
受付ロビーのわきに、すごい椅子が・・・
なんとピカソをモチーフにした椅子。

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一目で気に入り、
その日会うことになっていた出版社の人を通じて、
社長に「売ってください!!」と頼んだ。

しかし、
お世話になってる人から譲りうけたもので
社長本人も気に入ってるから
おわけするわけにはゆかない・・との返事だった。

ネットでもいろいろ調べたが、同様のものを
見つけることはできなった・・・

ならば・・・というわけで
僕のファクトリーで作っちゃおうということに・・
アシスタントたちも美大時代に
家具製作とか習学しているので心強い。
「そんなに複雑ではないし、余裕でしょ」
などと言っている。

いよいよ、図面をかき、
これから製作スタートする。

ファクトリーは、大型の絵のためアトリエとか
ちょっとした工芸をするための場所なのだが
家具製作ははじめて・・・。

これを機に、アート系家具のオーダー制作なんて
やっていこうかぁとも思っている・・・。
ワクワクです^^

MY ALBUM~フィレンツェ編1~

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イタリア・フィレンツエ・・・
かつてダビンチやミケランジェロが芸術を開花させた歴史の舞台

夜のとばりが降りだすと
それまでとはまた違う表情を見せだす
遠い昔へと吸い込まれていくような
そんな気持ちを起こさせてくれる





画家の雑記帳

観光スポットから離れた寂しげな裏路地
誰もいない石畳の道にも
絵になるような詩情を漂わせている

MY ALBUM ~ローマ編・1~


画家の雑記帳

宿泊したHOTELにて。

昼下がりの誰もいない大広間、
片隅にはグランドピアノがあった。

ベートーベンの悲愴ソナタを
弾いてみた。
ミ~・レ~・ソ~・ファ~・・・♪

しばし自分の世界に浸っていたが、
弾き終わると
いつも間にか
掃除のおばさんたちが
遠巻きに結集していた。

ピアノは趣味程度の素人なので、
かなり恥ずかしかったが、
みなさん、満面の笑顔と拍手で包んでくれ
嬉しくもあった・・・。

(写真は9年前。同行者が撮影。)

画家とモデル・制作記

ひさびさに大型の絵(人物画)を描くことにした。
縦1mあるので、人間を描く場合、上半身そのまま
リアルなサイズで描くこともできる。
今回は、モデル事務所を頼まず、身の回りの交友関係から来てもらった。
(モデル事務所/ちなみに美術モデル専門のモデル事務所があり、
 美術系の学校や画家のみが利用している)

さて彼女の本業は女性雑誌のライターだが、ファッションモデルに
なれるほどのスレンダーな美貌に恵まれていて、
以前から簡単なスケッチやデッサンには協力してくれたことがある。
今回はフルヌードなのだが、気持ちよく、さくっと了承してくれた。

もちろん、彼女とは何ら特別な関係でない。
よく友人などから、画家とモデルの件に関して
「欲情しないのか」などと言われることがある。
しかし、これがまったくしないのである。美術系の学校などに行っていて
ヌードデッサンしてたことがある人なら、すんなり理解できると思う。
肩の位置や角度、全体のバランス、陰影、そうしたことで
脳内のモードは占領されてしまい、
そういう情動はどこかへ潜伏してしまうからである。
でないとモデルも怖くてやってられないだろう(笑)。

ピカソなどは描き終えたあと、モデルとけっこう関係したりして
愛人も作っていったりしたが、まぁ、そのへんは
ピカソを持ち出すまでもなく、個人個人の
キャラクターにもよることで、千差万別といえる・・・。
やはり人間対人間なので、
恋愛感情がでることだって十分ありえるのだけれど、
芸術に真摯に向き合って、キャンバスの世界に没頭している時は、
いわゆるエッチな感情は起こってこないものだと、
ワタシはそう思っている。

「画家とモデル」論はこのへんにしておき、
制作のほうなのだが、今回は、デッサンに1時間半ほど、
それから油彩の塗り重ねに2時間半ほど要した。
もちろん、4時間も、モデルがじっーと静止していられるわけでないので
20~30分に一回は少々休憩してもらう。

ちなみに油絵やってる人ならわかるが、
たとえば、人間の場合、最初から肌色をぬっていったりはしない。
今回は時間がなかったが、通常は画面全体に下塗りというものをし、
そのうえでキャンバスに描き始める。その際も、
作りたい効果に合わせ、重ねていく色も違ったりします。
まぁ、そういう細かいことをいろいろ書いても仕方ないのでやめときますが、
今回はとりあえず、グレーで描きはじめた・・・。
最終的には、白っぱい肌色をイメージしていたが、
なんだかこれはこれで気に入り、白黒写真のような世界にしようかとも
今、迷いだしている。

僕の場合は、最初から下書き通り「ぜったいこれでいく」というスタイルではなく、
思いついたら途中でいくらでも変更していくタイプだ。
下記の絵を見ればわかるが、腰のくびれなども
通常じゃありえない細さだが、追求の過程であえてリアルさから離している・・。
また描きながら、これからも多少変わっていくに違いない。
こういうのは画家によってさまざまなタイプに分かれるもので、
設計図通り正確に進むようなタイプの人ももちろんいる。

とりあえず、今回書いた人体部分、乾くのに1週間近くかかるので、
それまでゆっくりさらに考え、dry on wet でまた色を重ねていくつもり・・・。

そういうわけで、下が製作途中の絵 ↓ (長い文になってしまいました・・)


画家の雑記帳

画文集11・La La La Happy You!

いつも明るい君
いつもほのぼのな君
笑顔をたやさない君

たくさんの彩りの中で
今日も元気な君を祝して
La La La HAPPY YOU・・

幸せ色の時間の輪を
今日も明日もひろげてる

ありがとう
そしてこれからも幸せで
君の色を輝かしてほしい・・

画家の雑記帳

画「君の色」油彩 F3号
イメージモデル・ひょうきん&かなり天然な女友達