秘密基地
毎晩寝る前にあの試合を思い出しては凹んでた。
5点差で負けた試合。
自分が相手のスリーポイントを一本止めて、ゴール下のシュートを一本決めていれば負けることは無かった。どっちも出来たはずだった。でも出来なくて負けた。そんな引退試合。
部活の帰り道、どんなに疲れていてもかならず溜まり場でぐだぐだと日が暮れるまで、或いは日が暮れても、ずーっと語り合っていた。いや、語り合っていたなんて高尚なものではなく、思春期真っ盛りな感じの会話で盛り上がっていただけなんだけど。飽きもせずに毎日毎日。思い返してみたら実はかなり甘酸っぱい青春だったのかもしれない。
試合の夜は地元の祭りで、一人になると辛くなるからと言って、部活のメンバーと祭りに行ったんだ。
クラブチームを作ろうって約束したのもあの頃だったっけか。結局卒業してからは、一度の練習と、一度の試合をやったきり。その代わり毎年大晦日はみんなで酒を飲むようになった。年に一度だけ、あの頃に戻れる。
中学二三年はクラス替えが無かった。合唱コンクール、体育祭とも二年連続優勝しちゃう、空気の読めない素敵なクラスだった。確かあれは大学に入ってすぐの頃、地元で飲んでるからお前も来いと誘われ、ノコノコ行ってみたらこのクラスの男子とまったく知らない女子が合コンを繰り広げていたこともあったっけ。本当にふざけた連中である。でもさすがに最近はみんな忙しくなったのか、連絡が来ることも無くなってしまった。
もうすぐ、10年後の八月。本番が終わったら、みんなに会いに行こう。
きっと、何か素敵なことが待っている。
そして鬼はいなくなった -and then there were no demon-
絶対的な悪なんて存在しない。みんな自分の中の正義と葛藤し、その中で生きている。結果として、相対的に悪と呼ばれることがあるだけだ。
絶対的に強い人間なんて存在しない。自分の弱さに気付き、それを克服しようと必死に足掻き続ける人間が、結果として強く見えるだけだ。
暗闇の中、疑う心は有りもしない鬼を生む。自分を守るため、或いは彼女を守るため、彼は鬼を殺す。既に彼自身、鬼になっていることにも気づかずに。そうして鬼は増えていく。
自分の中に潜む鬼の存在に気づいた時、彼女は恐怖で震えた。それでも彼女は武器を捨てた。間もなく彼女は殺された。
言論統制なう
なんとも嫌ーな予感がして目が覚めた。
起きてみたらこれだ。時代錯誤にも程がある。
というわけで、どの程度で消されるのかという実験も兼ねて。
この程度のブログならきっと消されないだろうけども。