教授 4 | Do or Do not, There is no try.

Do or Do not, There is no try.

ギターや音楽(含むDTM)絡みが多いかな

 

 

前回記事で初期参加作品、初期ソロ、初期YMOの楽曲を紹介しましたが、今回は先日の幸宏の記事と同じように散開までのYMOのみで一纏めにしますかね。

 

もちろん幸宏の方とは被らないようにするつもりですが、被ったらそこはご容赦

 

前回はYMOでは

「Solid State Survivor」まででした。

 

てことで

「Public Pressure 」(1980年2月)

 

と行きたいところなんですが、ここで紹介すべき曲音源にまつわるアレコレは

前々回の記事に書いてるし紹介してるんですよね。

 
なのでこのアルバムに関してはここではスルーで。
 
 

代わりという訳ではありませんが、その、前々回紹介した楽曲の別バージョンを。

 

「増殖」(1980年6月)にショートバージョンで尚且つ「和」なアレンジでアルバムの〆となるラストに入ってます。

 

「The End of Asia」

 

途中の「日本は良い国だなぁ」のセリフはスネークマンショーの畠山桃内、要するに伊武雅刀(デスラー総統)ですね。

 

 

んで「増殖」で教授曲といえば、

 

「Citizens of Science」

 

全体的に「スカ」要素が高いアルバムですが、その中でもテクノとスカが一番いい感じに融合してる曲だと思いますね。

 

 

YMOのアルバムではないんですが「増殖」の後に出た

 

「スネークマン・ショー」(1981年2月)

(アルバムの帯に書かれた文章から通称「急いで口で吸え」)

 

これに1曲提供してます。

 

「磁性紀‐開け心‐」

 

教授と幸宏の共作です(一応作詞:細野晴臣ですが、歌詞が聞き取れないような加工が成されてます)。

 

後のベスト盤(UC YMO)にステレオバージョンが収録されますが、このオリジナルはモノラルです。

 

当時

「謎のモノラル録音は何を意味するのか」

みたいな煽り文句があったような気がしますが記憶違いだったらごめんなさいw

 

 

発売時期としては

 

「BGM」(1981年3月)はスネークマンショーの直後ですが、先の「磁性紀」はどちらかというと「増殖」の頃の音楽性の延長線ですね。

「磁性紀」はギターのフィーチャー度合いも多めだし。

 

「BGM」なら(個人的には)「千のナイフ」なんですけど、これもまた前々回の記事で紹介してしまってるので、

 

「MUSIC PLANS」を。

 

「HAPPY END」とかもありますけどあれはソロ曲のダブミックスだし。

 

 

…なんでしょう、このアルバムは上モノもシンセベースもリズムモノも、とにかく鳴ってる音の全てが重くて暗くてダウナーで良いですよねぇ。

 

 

 

「TECHNODELIC」(1981年11月)

 

全体的にミニマル・ミュージック感が強い本アルバムの中でも特にミニマルな

 

「体操」

 

ピアノ(という生楽器)がメインでもちゃんとテクノになる、てことですよねぇ。

細野さんのベースもいいよねぇ。

 

 

「後奏」

 

リズミックな「ガシャンガシャン」な音はその前の曲「前奏」から続いてるんですが、この音はスタジオの近場の工場の音(のサンプリング)らしいです。

 

この曲はアルバムラストなのもあって「隠れ名曲」って感じがありますね(「隠れ」に対する異論は認めます。教授自身もピアノでセルフカバーしてたりもするし)。

旋律の美しい曲です。

 

本当の本当ならこのアルバムで終わるはずだったと思うとこの曲の、そして最後メジャーコードで終わってるところの聴こえ方もまた違ってきますね。

 

 

 

「もうちょっとだけ続くんじゃ」

 

「浮気なぼくら」(1983年5月)

 

まぁ実際は「更にもうちょっとだけ続くんじゃ」でしたけどw

 

このアルバムで教授曲といえば

 

「音楽」

 

歌詞の中の

「君」

「待ってる、一緒に歌うとき 待ってる、一緒に踊るとき」

というのは、まだ幼かった坂本美雨のことですね。

 

 

そして、

 

「邂逅」

 

「歌詞が解散(散開)を匂わせてる」と当時(というか後付けで)ちょっと物議を醸しましたね。

ホントのところは判りませんが。

 

 

 

続きの続き、おまけのおまけ

 

「SURVICE」(1983年12月)

 

まぁこのアルバムだとラストの

 

「Perspective」

 

これでしょう。

 

 

実は

「Technodelic」

「浮気なぼくら」

「Service」

の3作のアルバム最後の曲は全部教授なんですね。

(「浮気なぼくら」「Wild Ambitions」は正確には細野さんとの共作で、「Service」は厳密には最後にS.E.Tの短いコントがありますけど)

 

終わりに向かってる3作の〆曲教授の作品なのは必然なのか偶々なのか…

どの曲も妙にメランコリックではあります(「Wild Ambitions」はそれほどでもないけど、でも、朗らかさの中に一抹の寂しさも感じさせます)。

 

 

 

幸宏&教授のYMO方面を紹介し終えたところで、拙作ではありますが

 

自前のYMOカバーも宜しければどうぞ。

 

曲のアレコレは

↑で。

 

 

 

 

おまけ。

 

明日8/7月曜深夜、

 

 

NHK総合「NHK MUSIC SPECIAL 坂本龍一 芸術は長く、人生は短し」 7日(月)24:00~24:47

NHK総合「細野晴臣イエローマジックショー」 7日(月)24:47~26:45

NHK総合「細野晴臣イエローマジックショー27日(月)26:45~28:15

 

とのことですので興味のある方は是非。

 

特に「イエローマジックショー」の方は20年以上前の放送で、どてら着てめちゃかっこいい「RYDEEN」演奏するYMOが見られます。

これだけで見る価値あり。

 

 

続く。