(追記:「第3弾」と銘打ちましたが、よくよく考えたら
・Elioth-Mavis (とミニマーシャル、厳密にはサンコイチ)の(アンプ内蔵)ギター
よりももっと前、はるか昔に
これ作ってたんで正確には「第4弾」ですね。
まぁ次回からはタイトル変えますんで(未定、テーマは同じ)。
追記終わり)
フレッシャーのリペア記事でジャンクなジャズベのボディを入手したことは書きましたが
これですね、
諸々パーツ取ってしまって残ったボディはさてどうしましょう、と。
まぁ足りないパーツ手に入れてまたジャズベを…となると、もうこれはパーツを別個体にただただ移動させてるだけで全く意味がありませんw
なのでどうしたもんかなぁ、と。
で、色々考えたんですけど
「ギターのネック付けてジャズベフォルムのギター」
てのはどうかなと。
雰囲気的に、
ムスタングとか
(これはCharムスタング)
デュオソニックみたいな感じで。
てか、テールの形状からすると
ジャガーとか
ジャズマスターのほうがシェイプ的には「っぽい」ですかね。
それか、
ジャグスタングとか。
これが一番イメージに近いかなぁ。
などとネットで色々見てたら、
フェンダーでジャズベシェイプのギター出してんのなw
まぁサイズはギター用に小ぶりにしてあるんだろうけど、なるほど、こんな感じか。
こうやってギター用にリデザインされてると「ストラトの亜種」って雰囲気ですね。
あと、ESPのジャズベシェイプギター(そっちのがピックガードの形状とかジャズベっぽかった)というのもネットでちらっと見かけたな。
うむ、この線で行ってみよう。
あ、
みんな大好き「すみす」氏が
3月の末にこんな動画出されてますが、決してパクったわけではありません。
この青いジャズベボディは3月の中頃に入手してますし、俺はあくまで「ギターのネック使って(通常の)ギター作成」ですし。
閑話休題。
などと考えてたある日、近所のハードオフで
ギターのネックがジャンクで売ってました。
1000円だったっけかな。
見てわかる通り、ヤマハのです。
ツバ出しじゃない、真っ当な22フレットネック。
フレットの減りはそれほどでもなく、指板の汚れはまぁそれなりに。
ヤマハってたまにこの、ビスじゃなくて本体から出てる2つのバーとブッシュで固定するペグのときありますよね。
いや、別にどうとでもなるんでいいんですけど、そんなに古いものでもないのにオールドグレコみたいだなぁって。
ヘッドには「YGX112P」とありますが、ネックの裏には「RGX-121FP」。
まぁ見えてるとこに書いてあるのがホントでしょうからYGX112Pなんでしょう。
これのものだと思われる(あちこち雑に加工された)赤いボディも一緒に売ってましたし。
ネットでちょっと調べた感じでは、YGXもRGXもネック自体は共通のようです。
で、買ったは良いけど実際合うのかどうか。
合わせてみましょう。
ま、合いませんよねw
合わないというか、
ネックポケットが全然大きいですよね。
そらそうだ、ベースのネックが付いてたんだもの。
――――
このボディについて一応調べてみたんですけど、前のニコイチジャズベのボディと同様にハッキリとしたことは判りませんでした。
一応、
・フロントPUのきっちりなザグリ
・キャビティのザグリ形状
・ピックガードがセンターネジ留め
等を手がかりに(というほど情報も出てこないんですけど)調べた限り、一番有力なのは
「フェルナンデス」でした。
が、フェルのジャズベでこの色って遠い過去を遡っても無いっぽいんですよねぇ。
ただまぁ、ショップの発注モノとかあり物を組み合わせて組み上げたカタログ外モノとか、フェルナンデスは割とそういうのもあったりするので、そういう類のものなのかもしれません(フェルだとしたらね)。
まぁどこのものでも構いませんけどね。
閑話休題
――――
ネックポケットに充てがってスケール的なことを確認してみますと(このネックはレギュラー648mm)、
648mmはリアピックアップの1センチちょい前。
そらそうだ。
それより、
2つ上の写真見てどう思いますかね。
ボディに対してネックが短くないですかね。
てか、ネックに対してボディがデカくないですかね。
いや、デカイのも短いのも当然なんですけど、ボディのサイズとネックの長さのバランスがちょっと寸詰まりといいいますかね。
並べてしっかり検証とかこれまでしてないからアレだったけど、ベースのボディってデカイねw
ならば、
幸いネックポケットは全然大きいので、ネックポケットの端に合わせてネックを充てがってみましょう。
こんな感じかな。
3センチくらいズレますかね。
隙間は置いといて、サイズのバランス的にはさっきよりだいぶ良いんじゃないんですかね。
この状態でスケール確認してみますと、
648mmはフロントPUとリアPUのちょうど真ん中くらい。
3センチとまではいってないか、2センチちょいか。
ふむ。
方向性としてはこれで行きましょう。
PUのザグリは埋めてキャビティ部分はそのまま流用。
ネックポケットも埋めて加工だな。
他は、加工しつつ考えましょう。
まだ、具体的な仕様も決めてないし。
とりあえず、
ペグはどんなのを付けるか決めてませんが、この穴は確実に必要ないので
埋めます。
ジョイント部分のネジ穴(&謎の穴)も。
んで、
塗装剥がします。
ザグリ埋めたりなんだりで相当の加工が必要なんで多分潰し塗装になると思うんですよね。
となるとですね、元の塗装をマル剥がしする必要は特に無いんですよね。
むしろ下地代わりに残しとくべきでした。
やってる途中で気づくのよなぁw
裏を概ね剥がし終え。
ボディの材は判りませんが、
突き板が貼ってあるところから見て多ピースっぽいですね。
表も概ね剥がし終え。
この量よw
で、サイドを剥がすわけですが、
今回ですね、ボディサイドをちょっと削ろうかなと。
ギター(のボディ)にしてはちょっと大ぶりなので幾分サイズダウンしたいというのもありますが、それよりエッジのアールをもうちょっとシャープにしたいなと思いまして。
なのでトリマーを
こんな感じにセッティングして、サイドの加工と塗装剥がしをまとめてやってしまえとw
では、
チュイーンと。
外周5ミリ弱ってとこですかね、それくらいダウンサイジングしました。
ネックポケット部分は他ほどエッジのアールが緩くないのでほぼそのままです。
ポケットはまぁ埋めるとかの加工もありますんでとりあえずこのままでいいでしょう。
表裏両方からトリマー充てて外周削って、エッジ部分の塗装はスクレーパーで落としたら、
構造があらわに。
7ピース(&前後突き板)くらいですかねぇ。
なかなかに多ピースですね。
いつぞやの
コンコルドヘッドを思い出しますねw
続く。