皆さま、こんにちは。花満ちる卯月、
本年度よりSISの一輪に加えて頂き、活動しております。
庭、山、川、道すがら、
目を向ければどこもかしこも、色とりどり。
そこには、咲き誇る多様な花の姿が目に留まります。
人の生き方も様々。ひきこもり、自分らしさ、将来への渇望、
自らも経験し、そして道の途中でもありますが、
この先だから通じる咲き方を目指して、
寄り添い、寄り合える場所を育んでいきたいと思います。
(U)
一人ひとりが抱える様々な悩みや想いに寄り添うために開設した【SISコラム「どこでもドア」】
ひきこもり・不登校・発達障碍など、地域社会の出来事や動向を捉え、コラムとして投稿してまいりました。
これまで多くの皆様にご購読いただき、心からのご愛顧に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
今後は【SIS日記】と名前を変更し、SISスタッフによるリレー形式の日記になります。
「こころが動いたこと」や「共有したいささやかな出来事」など、スタッフの「想い」を定期的に更新していく予定です。
今後も変わらぬご愛顧をいただけますよう、どうぞ宜しくお願いします。
SISスタッフ一同
ひきこもりを考える・最終回(2)
親は、わが子をホームに迎えるべし と思います。
とは言っても、難しいことはお察しします。いい年したわが子が仕事もせずに家にいるなんて。世間体もあります。「自立せよ!」という気持ちが、活火山のマグマのように次から次へと溢れ出て来るでしょう。
でも、本人もそのマグマに追われています。マグマから逃れて、静かに自己対話をしたいのに、逃れるための格闘で精一杯です。
【滞在期・前半】が、この格闘に該当します。それが心置きなく出来れば、【滞在期・後半】へと移行すると思います。
わが子がまだ小さかった時は、わが子をあたりまえのようにしてホームに迎えていたと思います。それは、〔する・do〕が小さくても、〔ある・be〕を感じていたからです。そこに戻ることから始めたらどうでしょう。
食事を作って置いておく…(冷めちゃったけれど)…食べているなぁ、うれしいぞ
廊下で久しぶりに出会う…(髪の毛ボサボサだけれど)…時間かかるんだなぁ、何があっても見守っているよ
親は何もできない。小さな、ささいなことしかできない。
でも、親自身の不安をわが子にぶつけるよりもいいはずです。
これにて連載を終わります。ご無礼いたしました。(鮮)