『ひきこもり白書2021』は、コロナ禍のなかでのひきこもり当事者の実情を調査しています。そこからいろいろなことが浮き彫りになっています。
🔸今の人と人との距離は、正直に言うと、とてもちょうど良いです。マスクで顔が見られないことも、外出のハードルを下げているみたいです。
🔸視線恐怖や対人恐怖があるため、マスクが当たり前の社会は助かる。
🔸会えない、出かけられない、触れられないことの辛さを一般の人にも少し知ってもらえた気がする。好きでひきこもっている訳じゃないとひきこもりに対する理解が進んだ。なんでも経済優先の社会からとりあえず命が大事、安全に!!というメッセージに変わった。
🔸不思議な話ですがコロナ禍で社会に変化が起きてから、以前より活発に動くようになりました。ひきこもっていても批判されにくい環境にあるからだと思います。「今はひきこもっていてもいいんだ」と思うようになると、安心感(?)を得たのか逆に外に出るようになりました。
🔸外に出て家族の目がないところで気晴らししたくてもコロナ禍では気がひけます。結果、家で「寝逃げ」する時間が増え、睡眠時間が乱れがちになってしまいました。
🔸自分の貯金を食いつぶしている状態で、今後の見通しも立たず、精神的にも落ち込みつつある。とにかく不安。
🔸コロナのため毒親の仕事が減り、家にいる日が多くなり、もとからうまくいってない家族関係がますます悪化しました。家を出たいです。
🔸ひきこもりの当事者仲間と、実際に会えたから元気になれたけど、それが無くなってしまい、再びひきこもり当時の感じに戻ってしまったようで、最初の数ヶ月は動けなかった。今は、とにかく外で当事者仲間と会えないのがつらい。
書かれていることが、とてもよく分かります。メリットとデメリットがありますね。ひきこもりにはプロセスがあり、ここに書かれている内容は【滞在期・前半】なのか【滞在期・後半】なのかを、想像しながら読むことをおすすめします。「毒親」っていうのは、ちょっと大変ですね。 (鮮)
