娘達が2月と3月に里帰り出産、
4月には疲労困憊で退職、五月に肺炎?でダウン。
6月に義父、7月に実母、8月に実姉が逝った。
8月のお盆から義両親の遺骨を抱き、夫の実家で一人遺品整理。
亡き人達の思いに触れる静かな時間。
残された物に嫁、娘、妹として至らなかったであろう
自分の半生を思い、今年初の涙は止まらず。
日常を生きているのに、3人とも、さもありなん…な
状態だったのに、未だに心は囚われている。
人は生まれたら逝くのが定め。どの人も等しく逝ってしまう。
生と死を立て続けに見せられて、虚しさが込み上げる。
なら、どう生きるの?生きている間を大切に?
そんなの、どうでもいい。
人の生き様を斜めに眺め、不用な自分を持て余す私の頬に、
私を原点に立ち返らせてくれるのだろうか。
「風立ちぬ、いざ生きめやも」

十六夜





