ぽっこり仏さま◆026/耶輸陀羅菩薩 | そるてぃーあひるっ!(いととえん・むすび)

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神仏・精霊・森羅万象。多彩な色彩。多様な生命。円となって繋がり広がる縁。縁のもとに結ばれた糸(=意図)と会う。糸+会=絵。
あらゆる縁の意図(=糸)が絡み合って生じる、そんな絵を描いていきたい。

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胎蔵界曼荼羅について

胎蔵界まんだら編◆まとめ 

 

 

ぽっこり仏さまシリーズ

026/耶輸陀羅菩薩(やしゅだらぼさつ)

 

 

蒔かれた種を育みなさい

やがて咲く花のため やがて実る種のため

やがて満ちる時のため

 

 

《真言》

ナウマク サンマンダ ボダナン

ヤン ヤシャダラエイ ソワカ

 

 

 

《耶輸陀羅菩薩》

 

釈尊ゴータマ・シッダールタには、出家する前に妻と子がいた。

その妻が耶輸陀羅菩薩となった「ヤショーダラー」。

 

ゴータマ・シッダールタが目覚めた人「仏陀」となった後は比丘尼となり仏門に下ったとされる。

このあたりの話は手塚治虫大先生の「ブッダ」をぜひお読みください。良作です。

 

 

さてそのヤショーダラーは釈尊の子を産み育てていて

出家後は比丘尼の第一人者として尽くしたとされるので

育成の加護を与える菩薩に神格化されたのだね。

 

※比丘尼(びくに)…尼僧のこと

 

 

 

種は蒔きっぱなしではなく。育つためのあれこれも必要なことも多い。

そのためには収穫のビジョンを持つことも大切。

どのように導くか。どのように得るか。

 

 

 

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文・デザイン/ソルト

 

 

 

 

 

 

 

 

《胎蔵界》とはなにか。

 

それは文字通り、《胎(はら)》の《蔵》。

 

胎児が宿る、その蔵は、すなわち子宮のこと。

 

全ての慈悲の満ち充ちる、母なる海のこと。

 

全てを抱擁する、あたたかな、大いなる慈悲のこと。

 
 
胎蔵界曼荼羅の中心に坐(おわ)す、

大日如来は伝える。
 

 

──あなたはわたしで わたしはあなたで

あなたはすなわち わたしのいのりに包まれていて

そのわたしもまたあなたの内側に存在する。