耳の聴こえない絵描き
ソルト/Shiori Ueda
⇒自己紹介
Facebook個人ページ⇒Shiori Ueda
Facebook公式ページ⇒ソルト/耳の聴こえない絵描き
問い合わせフォーム⇒チームソルト事務局
◆◇-------------◇◆
ぽっこり仏さまシリーズ
026/耶輸陀羅菩薩(やしゅだらぼさつ)
蒔かれた種を育みなさい
やがて咲く花のため やがて実る種のため
やがて満ちる時のため
《真言》
ナウマク サンマンダ ボダナン
ヤン ヤシャダラエイ ソワカ
《耶輸陀羅菩薩》
釈尊ゴータマ・シッダールタには、出家する前に妻と子がいた。
その妻が耶輸陀羅菩薩となった「ヤショーダラー」。
ゴータマ・シッダールタが目覚めた人「仏陀」となった後は比丘尼となり仏門に下ったとされる。
このあたりの話は手塚治虫大先生の「ブッダ」をぜひお読みください。良作です。
さてそのヤショーダラーは釈尊の子を産み育てていて
出家後は比丘尼の第一人者として尽くしたとされるので
育成の加護を与える菩薩に神格化されたのだね。
※比丘尼(びくに)…尼僧のこと
種は蒔きっぱなしではなく。育つためのあれこれも必要なことも多い。
そのためには収穫のビジョンを持つことも大切。
どのように導くか。どのように得るか。
---------------------
文・デザイン/ソルト
《胎蔵界》とはなにか。
それは文字通り、《胎(はら)》の《蔵》。
胎児が宿る、その蔵は、すなわち子宮のこと。
全ての慈悲の満ち充ちる、母なる海のこと。
全てを抱擁する、あたたかな、大いなる慈悲のこと。
胎蔵界曼荼羅の中心に坐(おわ)す、
大日如来は伝える。
──あなたはわたしで わたしはあなたで
あなたはすなわち わたしのいのりに包まれていて
そのわたしもまたあなたの内側に存在する。