神話/八雷(やくさのいかづち)神成り居りき | そるてぃーあひるっ!(いととえん・むすび)

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神仏・精霊・森羅万象。多彩な色彩。多様な生命。円となって繋がり広がる縁。縁のもとに結ばれた糸(=意図)と会う。糸+会=絵。
あらゆる縁の意図(=糸)が絡み合って生じる、そんな絵を描いていきたい。

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耳の聴こえない絵描き

ソルト/Shiori Ueda

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◇かむながら巡る◇まとめ

 

 

 

【黄泉の国にて】
最後に生んだ火の神の炎によって亡くなり、黄泉の国へ行ってしまった妻イザナミを追いかけて黄泉の国を訪れた夫イザナギ。黄泉の国にいる妻に一緒に帰らないかと呼びかけると「黄泉の国の神様にお願いするからちょっと待ってて。待っている間に私の姿を見ないでね」と言われます。素直に待っていたが、結局待ちきれずに持っていた櫛の片方を折って火をともし、妻イザナギの姿を照らしてしまいます。

 

 

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入りたまひ見しし時うじたかれころろぎて

いりたまひみししとき うじたかれころろぎて 

 

頭には大雷居りて

かしらにはおほいかづちをりて

 

胸には火雷居りて

むねにはほのいかづちをりて

 

腹には黒雷居りて

はらにはくろいかづちをりて

 

陰には拆雷居りて

ほとにはさくいかづちをりて

 

左手には若雷居りて

ひだりてにはわかいかづちをりて

 

右手には土雷居りて

みぎてにはつちいかづちをりて

 

左足には鳴雷居りて

ひだりあしにはなるいかづちをりて

 

右足には伏雷居りて

みぎあしにはふすいかづちをりて

 

并て八雷神成り居りき

あはせてやくさのいかづちがみなりをりき

 

 

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火に照らされて見えたイザナミのその姿は、うじがたかり、体のあちこちから八柱の雷神が成り出でていました。

 

という神話です。

 

この「雷」には意味があります。

ざっくりと図にまとめました。

 

 

 

よく考えられた神話だよね。

 

 

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ぽっこり神さまオラクルカードでは
「ヤツイカヅチ」として作りました。

神さまシリーズ◆八雷/ヤツイカヅチ