京都大学 2007 英語 第1問 1 | 大学受験逆転合格法☆偏差値20台⇒80台へ

大学受験逆転合格法☆偏差値20台⇒80台へ

1年で、私が
偏差値20台の5教科を
すべて80台にした要領を公開します★★

東大、京大、早慶、国公立医学部、旧帝大、MARCH、関関同立すべてに通用する考え方を
本気で人生を切り拓くべく頑張ってる人に向けて発信しています

 京都大学の英語は
重厚な論文
(一読してもアタマにはすっと入ってこないレベル)
をモチーフに
めんどうな部分に下線部を与え

そこまでのつながり

下線部内の構造
をしっかりとらながら

和訳(不自然な日本語を少し意訳して日本語を整える
する、かなりの英語力が要求される問題となっています



他大学を受験する方も
この大学の精読に対する姿勢を勉強してもらえると
英語力の底上げに
大いに役立つと思いましたので

精読ってなんだろう
という視点で語ってみたいと思います





まずは英文を掲載してみます

下線部を和訳する問題です




<パラグラフ1>

Society is supposedly founded upon a shared understanding.

The only way it can maintain this commonly agreed upon outlook
from generation to generation
is by passing on from parents to children
the most basic thoughts and ideas
that hold people together.

By doing so, 
it is able not only to keep itself alive 
but to thrive over time.

This is more than mere intellectual assent or agreement
to some vague principle or compromise.

It is something deeply held and shared
so that it involves not just a description 
of how the world is,
but how it should be.

The understanding depends upon its founding values,
with the early experiences of infancy 
being the most critical 
for the formation of a social sense 
in a child,
which is why parental concern for morality
or the actual values adopted is vital.

This means that the lessons taught 
during the first weeks of months
are the most important,
as every subsequent value must be based upon
those already adopted 
by the maturing mind.

Once the foundation of value is set,
it is for life
,and the values taught become a permanent part
of the adult's understanding.




一読しただけで意味がスラスラ取れるようなら
相当英語力があると思われますが、、、
実際には
????
の部分が多かったのではないかと思われます


ちょっと解説していきますね



<パラグラフ1>

Society is supposedly founded upon a shared understanding.

<社会は共有された理解の上に作られていると思われる>

supposedlyは訳出するのが難しい単語ですが、、、
~と思われる」と訳しておけばいい文を修飾する副詞なんです

内容的には
共有された理解
ってなんやろう?
という意識を持って読み進めたいところですね



The only way 
it can maintain this commonly agreed upon outlook
from generation to generation
is 
by passing on from parents to children
the most basic thoughts and ideas
that hold people together.

…する唯一の方法は~することによる(方法)である
が英文の「ほね」です

「おしり」が強いですので
by以下を伝えたい
わけです


構文的、フレーズ的な読解ポイントとしては…


The way S V   「SがVする方法」


this … outlook 
ひとつのかたまりの名詞となり
(ここは気がつきにくい部分ですよ)
commonlyという副詞が直後の過去分詞にかかり
agreed on でひとつの過去分詞となりoutlookにかかっています

onとoutlookをセットにとらえてしまったらわけわからん形になります
ちなみにagreeは自動詞ですから
単独で受身の概念がある過去分詞を作ることはありません
agree on ~ をセットで受身を作る感覚ですので
onの直後に何か続く名詞があったらいけないのです


また、thisを代名詞としてとらえて
commonly agreed upon outlook を過去分詞のかたまりとして
this にかかるという考え方も成立しません

その場合thisは直前の内容を受けているわけですので
さらに過去分詞で制限される意味がない
ということと、
制限しないとわからない名詞に修飾がかかるわけです)

さらには、先ほどの理由でagreeが自動詞なのに
過去分詞となって修飾する考え方にはムリがあり
upon以下の働きもagreeとの関連性を考えたら矛盾があります

(a man spoken to by her 彼女によって話しかけられた人
みたいに by her という修飾部分を除いて考えて
一見、前置詞の目的語が見当たらない
不完全な形で修飾するのが
自動詞の過去分詞+前置詞
という、まとめて過去分詞
パターン
ですので)


結果として

「この共通に一致した見方」

と訳せる部分ですので、

ここは、直前の一文の内容を受けています


ということは、、、

it はキーワードを指すということも考えて
単数名詞である「societyを指しています」


from generation to generation 「世代から世代へ」
副詞句ですので動詞にかかることを優先して
maintain(~を維持する)を修飾するとしてみて
意味をとらえると、ちょうどつながりますね

(世代から世代へ維持することができる)



とりあえず、主語部分をまとめてみると

「社会がこの共通に一致した見方を
世代から世代へ維持することができる唯一の方法は」



次に、is 以下を見てみます

is by passing on from parents to children
the most basic thoughts and ideas
that hold people together 

is の直後にby Ving
という形は英文を読んでいるとよく遭遇します

この場合、is の直後に主語の単語が省略されてて
(この場合はwayです)
by Vingをその省略された名詞に修飾するように読めばいいのです

Vすることによる方法
軽く訳して
Vすることによるもの
としておいてもかまいません


pass on ~ 「~を伝える」
なのですが
大切なのは何を伝えるのかを
すぐに探す癖をつけなくてはいけません

他動詞を見たら、目的語にあたる名詞を探していく姿勢が
大切なんです

この場合
from A to B 「AからBまで、AからBに」
という副詞句(動詞類であるpass onを修飾しています)
を(   )にでも入れて考えたら
the most basic thoughts and ideas that hold people together
という関係代名詞のthat節を従えた名詞が続くわけですので
これをpass on の目的語としてとらえなくてはいけません

名詞+that+動詞ときたら、thatは関係代名詞の主格で
that 以下を名詞に修飾するように
読んでくださいね)

ここでのイメージは
他動詞+副詞+名詞(目的語)
という具合に、副詞が間に割って入った
ように見えますが、、、
実際は
初登場の名詞であり、情報上大切なので後ろに回した結果
と、とらえておくべきです
(情報構造による倒置なんですよ)

「おしり」が強いわけですね


is以下をまとめてみると
「人々を一緒にしておく最も基本的な考えを親から子へ伝えることによる(方法)」
となりますので

この一文の和訳は
社会がこの共通して一致した見方を
世代から世代へ維持していくことができる唯一の方法は、
人々を一緒にしておく最も基本的な考えを
親から子へ伝えることによるものである>

長い一文でしたが理解できましたか?



By so doing,, 
it is able not only to keep itself alive 
but to thrive over time.

not only A but (also) B  「AだけでなくBも
Bに力点がありますからそこをしっかりとらえておきましょう

so doing のところは
直前の新しいネタである
「人々を一緒にしておく最も基本的な考えを親から子へ伝えること」
を指しています

それをいったん古い情報として
流れを作る橋渡しをするのに
By so doing (そうすることによって)
が配置
されていて

結論へいったん導いていますので
it is able not only to keep itself alive 
but to thrive over time. 
の部分は、いったんの結論部分と思って読みたい部分です

文頭のitは単数のキーワードを指しますので
この場合もsocietyでかまいません

keep O C(形容詞) 「OをCのままにしておく
itselfみたいに目的語がoneselfになっているのは
目的語に主語と同じものがくるときには
oneselfにするルール
が働いているからです


そうすることにより、
社会は、自身を
生きたままにすること(→生かしておくこと)
ができるだけでなく
時を越えて(長い間)繁栄することができる>



親から子へ
人々をひとつにする考えを伝える

社会が繁栄

という図式ですね




This is more than mere intellectual assent or agreement
to some vague principle or compromise.

this は 
これまでの内容をまとめる
or
これまでの内容をまとめながら新たな流れを作る


というどちらかの働きを持ちます


more than ~ 「~以上のもの
これは~以上のものである
が、「ほね」の部分になります

大切なのは
~以上のもの
ということは、
「~を超えてそれではない」

ということをとらえておかないといけないですね


ということは、、、

This を含んだこの一文は
more than を使って
~以上のもの→~でない
という否定のニュアンスを出している表現
なので
今までの内容をまとめているのでなく
新しい流れを作っている
と言えますね

ということは
否定の後に肯定がくる流れが英語なので
次の一文は
これは~だ
というニュアンスを含んだ英文がこなければおかしい
のです


assent or agreement
の部分は
A or B というパターンですので
どちらかが分かれば十分
です
(assentは知らなくていい単語です)

まとめて「同意」
と、とらえておきましょう


some+可算名詞の単数形  「ある~


ということでこの一文の訳は

<これは、ある漠然とした主義や妥協に対する
単なる知的な同意以上のものである>


となりますが、、、

なんとなくしか分からない日本語となっています

→こういう内容は説明でもされない限りよく分からない内容なので
いちおう読みましたが、、、
アタマの中では、カットしてしまいましょう
(どうせ否定しているわけだから、次にくる肯定の内容から
必要なら類推してみましょう)



It is something deeply held and shared
so that it involves not just a description 
of how the world is,
but how it should be.

それは(前文のthisを受けて代名詞を変えているだけ)
(それ=人々をひとつにする最も基本的な考えを
親から子に伝えること(さらに社会が繁栄していくこと))
~されたものだ

というのが「ほね」です


しかし、、、
somethingではあまりに漠然とした名詞なので
後ろの修飾語句をセットで読まないと
意味をなさない単語
です

deeply は副詞で held and shared というsomething
を後ろから修飾する過去分詞を修飾しています
副詞は名詞以外を修飾するのが原則です)

「深く 持たれて共有されているもの」
という意味では日本語はなさないと思われますので
deeplyは何に対して深く なのかを考えておきたいところです

持たれて共有されているものは
あくまで、親から子へ受け継ぐ考え方
なので
あくまで物理的にもったり共有したりするものではなく
頭の中に持ったり、共有したりするものなので
この場合のdeeply は 
心に深く
という意味を考えておきたいところです

「心に深く持たれ共有されているもの」


so that S V  「その結果SはVする
so that S 助動詞 V  「SがVできるように

not just A but (also) B   「AだけでなくBも
only= just= merely= solely
という関係ですので
差し替えに気をつけてくださいね!


a description of の of は
受験参考書が躍起になって説明している
目的格のof となります

description は describe (~を言い表す、描写する)
という他動詞の名詞形なので
(~を言い表すこと、~を描写すること)
という意味となり、~にあたるところが of 以下に書かれている
わけです
つまり
他動詞の名詞形の目的語が of 以下に書かれているので
この of を「目的格のof」と呼ぶ
のです

ここは形式的なことなので問題はないのですが、、、

問題は
involveの処理です

~を含む、~と関係する
というのが訳語ですが、、、

この動詞は
have a dream
take a bath
みたいな今いち意味をなさない
形式動詞
なのです

意味のメインはdescriptionです

ということで
まとめてみると、、、

「~を言い表す、~を描写する」
となります


how の節は常に名詞節となり
この場合はofの目的語となります

how the world is   「世界がどのようであるのか」
how it should be  「世界がどうなるべきか」


一文の訳にまとめてみると

<それは心に深く持たれ共有されているものであり
その結果、それは世界がどのようであるのか
だけでなく
世界がどうなるべきかを(言い)表しているのである>



蛇足ですが、、、

前文の内容をこの一文から推測してみると
少なくとも
心に深く持たれ共有されていないもの
つまり
浅く、とってつけたもの
くらいのイメージで取れそうです




ここまでをまとめておくと、、、



社会は共通理解の上に形成

*親から子へ人を一緒にする考えを伝える…大切!
    ↓       
  社会繁栄

*=心に共通の概念&将来への展望
 




いよいよ下線部です( ̄Д ̄;;


The understanding depends upon its founding values,
with the early experiences of infancy 
being the most critical 
for the formation of a social sense 
in a child
,which is why
 parental concern
 for moralityor the actual values adopted 
 is vital.


[1段目]
The understandingの
The を無視してはいけません!
「その理解→そうしたことを理解すること」
←このあたりは京大がよく突っ込んでくるところです

depend upon~  「~に依存する、~次第である、~かどうかにかかっている

ちなみに 
A depend on B で A←B の因果関係が成立することを
難関大学では見逃してはいけません

「そうした理解のベースに its founding values がある」
という関係をつかんでおきましょう


its founding values
←ココがややこしい( ̄Д ̄;;けどなんとかしのがないと…
しかもよく京大が突っ込んでくる箇所です(-。-;)

its が何を受けた所有格か分かりますか?

と、その前に、、、

「そのfoundingな価値観」と直訳はできるのですが…
foundingは他動詞found(~を作る、設立する)の分詞であるのは
形から想像できます
しかし、、、
こんな用法は参考書を見渡してもなかなかお目にかかることはありません

~を作るのか気になりませんか?

実は、、、この所有格のitsがその目的語にあたるのです

例えば
his loveというフレーズには2通りの解釈があります
①彼の愛→彼が愛していること (SVの関係ですね)
②彼の愛→loveが他動詞の名詞形ととらえて、彼を愛すること(VOの関係)
というように
所有格は怖い一面を持っています

この場合は
its founding values
で、「それを作る価値観」
ととらえて、
「そうした理解のベースに its founding values がある」
と合わせて考えると
its = the understanding 
となります
(←ちょっと難しいですね、、、説明が分かりにくくて申し訳ありません(゚_゚i))

(foundingは「基盤となる」という訳語なのですが
受験生はここまで学習しているはずがないので
暗記ではなく考え方で処理してみました) 

そしてvalues と複数形になっていることから
”様々な”価値観
と、とらえておきたいところです
(あくまでニュアンスですので訳語に「様々な」は必要ないとは思います)



「ほね」にあたるのは一行目だけなので
この部分の訳を作ってみると、、、

「そうした理解は、その理解を作る価値観に依存している」

→「そうしたことを理解できるかどうかは、
その理解を作る価値観を持っているかどうかにかかっている」

というようにdepend upon をうまく訳出してあげると
分かりやすいと思います



[2段目~5段目]

解釈上重要ポイントである
付帯状況のwithに気がつきましたか?

with X Y
という形でwithは、以下の形と前文とを「適当に接続」しています


x=名詞
Y=形容詞、Ving、PP、前置詞句、副詞


XとYの間に、「主語ー述語」の関係があるのが特徴です

S V + X Y という足し算みたいなノリですので
接着させるための日本語を自分で考える必要があります
元々、分詞構文から派生した形ですので
そういう流れも納得はいくと思います

with 
the early experiences of infancy (←ここがX)
being the most critical (←ここから以下がY→Vingパターンですね)
for the formation of a social sense 
in a child, 

幼児の初期の様々な経験が最も重要である
子供の中にある1つの社会意識をつくることに対して

the formation of a social sense 
formationは他動詞form(~を形成する、~を作る)
の名詞形なので
ofが目的格として働き
a social sense を目的語としてとらえます

そして、aという単数概念にしていることから
様々ではなく、ある1つの、というニュアンスがでてきます

なぜ1つ、ということにこだわるか分かりますか?

a shared understanding 

passing on from parents to children
the most basic thoughts and ideas
that hold people together. 

のように
あるひとつの共通概念を親から子に伝えることを
メインにしているパラグラフだったので

1つの社会意識
(人間を1つにする最も基本的な様々な考えのうちの1つ)
ととらえたほうがパラグラフ的につながりが保てると
考えたのです


あとは
S V 

with以下を適当な接続をさせてみて

「そうしたことを理解できるかどうかは
その理解を作る価値観を持っているかどうかにかかっていて、
子供(の中)にある1つの社会意識をつくることに対して 
幼児(期)の初期の様々な経験が最も重要なのである」


[6段目~9段目]

,which  そしてそのこと(が、を)(先行詞は前文になることが多いです)
this is why
 「こういうわけで
を合わせて
, which is why 「そしてそういうわけで」←意外によく出くわす形です

morality or the actual values adopted
の部分でadoptedが過去分詞の働きをして
前の名詞を修飾するのは分かりますが
両方の名詞にかけていいのでしょうか?←こういうところを疎かにしないでね

この場合は
theの存在により、actual valuesにしかかかりません
(theは後ろから修飾されているという意味の限定を表してます)
moralityにも修飾してほしいなら
the moralityという表記になっているハズですので

一単語のadoptedがなぜ後ろから名詞を修飾する位置に置かれているのかは
突っ込んでも解決しにくい部分なので、あまり気にしないでくださいね

この部分の訳は

「そしてそういうわけで、
道徳性や採り入れられる実際の様々な価値観に対する
親の関心が極めて重要なのである

→「そういうわけで、
道徳性や採り入れる実際の様々な価値観に
親が関心をもつことがきわめて重要になってくるのである」


最後に下線部訳を完成させておきますね

<そうしたことを理解できるかどうかは
その理解を作る価値観を持っているかどうかにかかっていて、
子供(の中)にある1つの社会意識をつくることに対して 
幼児(期)の初期の様々な経験が最も重要なのである。
そういうわけで、
道徳性や採り入れる実際の様々な価値観に
親が関心をもつことがきわめて重要になってくるのである>
 


なかなか疲れますね(;´Д`)ノ





This means that the lessons taught 
during the first weeks of months
are the most important,
as every subsequent value must be based upon
those already adopted 
by the maturing mind.

This で今までの内容をまとめて
means (~を意味する)
という=の概念を作って
定義(総括)している
わけですね

ただ、内容を見てみる前に
内容の予測をしておくと、、、

全く同じないようだと芸がない
と考えておくべきです

そうすると
前半部(最初の3段)は
「このことは、最初の数週間、数ヶ月の間に教えられた教訓(=lessons)が
最も重要であることを意味している」
と述べられており、今までの流れ、とくに幼児期ということに具体例が
挙げられているだけで、なんら進展しない英文となっていることを
不思議に思ってくるはずです

そう、、、
今まで、なぜその時期が大切なのかの
理由が述べられていないことに気がついて欲しいのです!


直後のつながりで
接続詞のasが見えるわけですから
ここを「~ので」という理由をあらわす流れ
と捉えれたらいいわけですね

ここで、
, as というように接続詞asの前にコンマで仕切る意味はないように
見えますが、いちおう意味があります

that 節の内部のSVにだけ働いている副詞節ではなく
This means that S V
全体にかかる副詞節ですよ
というメッセージをこのコンマが発している
のです

ちなみに
このようなコンマがないときは
その副詞節がthat節内のSVにかかるのか
文全体にかかるのかを判断するには
日本語能力が要求されてきます

that節がからんだときの副詞節の処理には、注意してくださいね


as every subsequent value
must be based upon
those already adopted 
by the maturing mind 


be based on ~ 「~に基づいている」

those は後ろに修飾語句を従える反復回避のための代名詞
この場合は、valuesを指します

その1文中に指しているものがありますので
あれこれ探さないようにしてくださいね

(間違えやすいポイントなのですが、、、
こうしたthatやthoseはあくまで
指しているものを単数で、複数で受け直す
ということであって
thatが単数形の単語を指し、thoseが複数形の単語を指す
ということではありません
ので注意してください!)

maturingという単語は
ただの現在分詞ではありますが
matureが成熟する
という完了を意味する単語なので
分詞形になると
そこに至るまでの途中過程
いう意味になり
「成熟しつつある」という意味でとらえておくのがいいのです
(進行形でも処理の感じは同じになります)

dying 死にかけている
drowning おぼれかかっている

などで感じをつかんでおいてくださいね


この一文の後半の訳は
「なぜなら、すべての後に続く1つ1つの価値観は
成熟しつつある精神によってすでに採り入れられた様々な価値観に
基づいていないといけないからだ」

まとめてみると

<このことは、最初の数週間、数ヶ月の間に教えられた教訓が
最も重要であることを意味している。
なぜなら、すべての後に続く1つ1つの価値観は
成熟しつつある精神によってすでに採り入れられた様々な価値観に
基づいていないといけないからだ 。>


まあ、たしかに価値基準を作って
それで人間はさらなる価値を判断していきますよね

小さいときに親から教わらないと
この基準がわからない
というのは、ちょっと怖い感じがします…



パラグラフ1 の最後の一文です
Once the foundation of value is set,
it is for life
,and the values taught become a permanent part
of the adult's understanding.  

Once は接続詞で 「いったん~すると」

「いったん価値の基本が作られると
それは人生のためになっており←????

訂正して、、、

それは人生の間(一生)存在しており

そして
教えられた様々な価値観は大人の理解の永久の部分
になるのである(←少し日本語がおかしい)

訂正して
教えられた様々な価値観は永久に大人の理解の一部になるのである

工夫したポイントは
permanentという形容詞を
副詞っぽく訳出したところ
です

英語は品詞のならびにしばられる論理言語ですが
日本語は内容が整えばいい感覚言語ですので
その差を埋めるために
この操作は案外用いられます

形容詞→副詞の訳語変換は使えるときにどんどん使って
問題ありませんよ!


一文の訳は

<いったん価値の基本が作られると 
それは人生の間(一生)存在しており 
そして
教えられた様々な価値観は永久に大人の理解の一部になるのである>
 



なかなかキツイ長々した内容でしたが、、、
最後まで読んでいただきまして
ありがとうございました(‐^▽^‐)


口で言うと5分なのに
書くと3時間かかるんですね(;´Д`)ノ

自分にお疲れ様です(笑)


少しはお役に立てたでしょうか?

ちょっとした感想なんかもお待ちしております


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