No11   泉チンコ




わたしは下ネタが大嫌い!


なぜなら、昔からずっと 「歩く下ネタ~」 とバカにされてきたから


病院や市役所で名前を呼ばれるときなども気が気でない


(ぷぷ。ちんこだって。可哀想な名前。)

(ちんこなんて名前ありえなくない?)


哀れみと下世話な好奇心のこもった目で


みんながわたしを見ているのではないかという気がしてしまう


みんながわたしをバカにして笑っているのではないかと


頭の中がそんな嫌悪や疑いの気持ちでいっぱいになる



みなさん! わたしを名前だけで判断しないで!


確かにわたしの名前はチンコだけど


傷つきやすい普通の女の子なの!


確かにわたしの名前はチンコだけど


純情で下ネタが苦手な女の子なの!



だからお願い、  


わたしを名前で判断しないで!


わたしを決めつけないで!!




~ 上司に、「お前、最近一皮向けたな!」 といわれた日の記録 ~



         

       

No9    徳川イエスマン      (徳川家すまん)



徳川イエスマンは気が小さいのか、したたかなのか。


それとも自分の意見を持っていないだけなのか。


何を言ってもいつだって答えは『イエス』のイエスマン。





~ 鳴かぬなら それでいいです ほととぎす ~

                           イエスマン作





No8  ゴザえもん


データ


全体的にゴザで出来ているドラえもん。

それ以外は普通のドラえもんと変わらない。




のび太   「わ~ん、やめてよう」


ジャイアン 「うるせー、ぶんなぐってやる!!」

・スネオ



   「やめろ~!!!」


ジャイアン 「誰だ!てめえ!」

・スネオ



のび太   「あ~、ゴザえも~ん、来てくれたんだね。」


ゴザえもん 「のび太君。もう大丈夫だ。   こら、お前たち。 のび太君をいじめるとボクが許さないぞ!」


ジャイアン 「なんだかわかんねーが、こんなゴザみたいな奴、燃やしちまえ!」

・スネオ


ゴザえもん 「ひい~! ボクは火が苦手なんだ~!!   燃えちゃうよ~!!  のび太く~~ん!!」



のび太   「ゴザえも~~ん!!!」



  

No7 フケさん、カスさん         (長屋での呼び名)




フケ性なフケさんと、

チンカスのようなカスさん。    



学会ではなんでこんな二人がお供をすることになったのかについて様々な研究がなされているが、現在までのところ明らかになっていない。


少ない手がかりから、歴史の謎を解き明かせ!!




 手がかり、


フケ性なフケさんの口癖       「えっ、 あっしがやるんですかい?」


チンカスのようなカスさんの口癖  「うへえ~! なんまいだ~、なんまいだ~」




 


 仮説


カス  「おい、フケ公よ。こんどの祭りの出し物はぜって~うけるぞ!」


フケ  「あたりめーだよ、カスのだんな! なんたって、ひさしぶりに、すげーでかいケツのじじいがくわわってくれるんだもんな~」


カス  「そうとも。 すげーでかいケツのじじいがくわわってくれたら、百人力だよ。じじいのケツ踊りを見て笑わねー奴はいねーからなー。こんちくしょー!」


フケ  「前回同じネタやったときなんて大爆笑で、おれたちが村中で一番目立ってたもんな。あれは、気持ちよかったわ! 考えただけでウズウズしてきやがった。あ~あ、はやく祭りになんねーかな~」




祭り当日・・・


フケ  「静まれ、静まれ、静まれ~!」                                      


カス  「この悶所が目にはいらぬか~!!」


  ここで、すげーでかいケツのじじいが得意のケツ踊り!!


フケ  「こちらにおわすお方をどなたと心得る!!   

水戸黄門も裸足で逃げ出す程でかい肛門なるぞ~。」


 客、「よっ、日本一」

 客、「これにて、一件落着!!」

 客、「すてきよー!」

 客、「ひっくひっく、ひっくひっく。こちとら笑いすぎて、あやうくおっちんじまうとこだったよ、ばっきゃろう。」


カス  「一同、図が高い! ひかえよ~ 、(うけてる、うけてる。やったぜ)」



   


そこで颯爽と三人組が登場!!!  


男A   『静まれ~い!!!!!!』


男B   『静まれ静まれ静まれ静まれ、静まれ~い!!!!!!』


男A   『この紋所が目に入らぬか~~~!!!!!


格    『こちらに在すお方をどなたと心得る~~~!!!


      先の副将軍、水戸光圀公に在らせまするぞ~~~~!!』


フケ、カス、すげーでかいケツのじじい  「え、ええ~~~~~~~!!!!!」


助    『ご老公の御前である!頭が高い!!ひかえろ~~~~~~!!!!』


フケ、カス、すげーでかいケツのじじい  「へ、へへえ~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!」


   

   いつの間にか、客は散り散りに逃げてしまった。   





助   「さて、この者達の処分いかがいたしましょう?」


黄門 「うむ、お三方。確かに、御主たちのしたことは将軍家を愚弄する不届き千番なことだが、今度ばかりは大目に見てやる。」


三人 「へへえ~~~」


黄門 「その代わりといってはなんじゃが、お前らでわしらの活躍を全国各地に広めてきてはもらえんか。わしももっともっと有名になって目立ちたいんじゃい。」


フケ  「えっ、 あっしがやるんですかい?」


黄門 「断ればどうなるか、分かっておろうな~?」

    

カス  「うへえ~! なんまいだ~なんまいだ~」




それ以来、三人は水戸黄門の活躍を全国の人に伝えるため、劇をしながら日本中を回ったとさ。

この三人の旅もまた、ひとつの水戸黄門だったというわけであーる。


この一行、それでも憂さ晴らしに、時々は肛門さまが登場したそうな。



ところで、フケさんとカスさんはその後も黄門様にいろんな指図を受けるうちに、例の言葉が口癖になっちゃったのである。



No6 ドラエスもん ②     [ドラSもん]

                



のび太    「ドラえも~ん!  じゃイアンがいじめるよ~!

         何か道具出してよ~!!」


ドラエスもん 「なあに、いつものことじゃないか。

         そんなことよりのび太君。

         ボクにもなぐらせてよ。グーで。」




の 「何言ってるんだよ、ドラえもん。なぐらせろだなんて、くだらない冗談はやめてくれよ。そんなことより、何か道具出してよ~」


ド 「しゃらくせーんだよ! のび太のくせによー。お前みてーなクソのやくにもたたないカス野郎の言うことを、なんでこのドラえもんが聞かなきゃなんねーんだよ。お前のそのバカな頭じゃそのくらいの道理もわからないのかよ!」


の 「どうしちゃったんだよ。ひどいじゃないか。ボクたちは友達だろ。そうだろ、ドラえもん!」


ド 「お前はつくづくバカな奴だな。オレがお前みたいな役立たずを友達だと思っているわけねーだろ、このゴミ虫が。お前と仲良くなって何のメリットがあるっていうんだよ。お前はみんなに黙ってなぐられてればいいだけの存在なんだよ。」


の 「そんなのウソだ。ドラえもんはボクの未来を変えるためにやってきたんだろ?ダメなボクを助けるためにやってきたんだろ?」


ド 「ハア? お前のようなクズにそもそも未来なんてあるわけねーだろうが。 なにすっとぼけたこと言ってんだよ。」


の 「ひどいよ~ ドラえも~ん!」


ド 「まあ、とりあえず、『バカでどうもすみませんでした。』って謝んな」


の 「ぐすん、なんでだよう、」


ド 「お前みたいな何やってもダメな奴がいるとそれだけでみんな迷惑なんだよ。お前バカだからわかんねーだろうけど、どれだけ周りが不愉快な思いしてるとおもってるんだよ。  とりあえず謝れ。」


の 「なんだよう、なんだっていうんだよう!」


ド 「とっとと謝れって言ってんだろ!」


 殴るドラSもん。




の 「ひい~、痛いよう!ひどいよう!」


ド 「オレがひどいんじゃないんだよ。お前がバカだから悪いんだよ。どうしようもない愚図だから悪いんだよ。わかるだろ?いくらバカでも自分がどうしようもないくらいバカなことくらいよー」


 殴るドラSもん。




の 「痛い、痛いよう」


ド 「ほら、とっとと謝れって言ってんだろうが!」


 殴るドラSもん。




の 「ひい~、ごめんよ~、このとおりだよ、ゆるしてよ~!!」


ド 「バカですみませんでした、だろうが!このカスが!!」


 殴るドラSもん。




の 「ぐすん、バ、バカですみませんでした、」


ド 「済むわけねーだろ、この役立たずが!」


 殴るドラSもん。




の 「ひい~、いたいよ~、なんでだよ~!」


ド 「『お詫びにどうぞ殴ってください』 ぐらい言ってみろよ、カスが!」


 殴るドラSもん。




の 「もうやだよ、助けてよ、」


ド 「お前、自分がバカなせいで世の中に迷惑かけて申し訳ないと思わねーのかよ」


 殴るドラSもん。




の 「ひい~、思います、思いますよう、」


ド 「そうだろ。わかってるんなら、バカなお前には殴られること以外に償いようがねーんだから、喜んで殴られてみせろよ!」


 殴るドラSもん。




の 「ひい~!」


ド 「ほーら、殴られて満足だろ? このゴミ野郎が!」


 殴るドラSもん。




の 「ぐすん、ぐすん、」


ド 「どうだ、うれしいだろ。うれしいって言ってみろよ?」


 殴るドラSもん。




の 「うれしいです」


ド 「聞こえねーよ!ちゃんとでかい声出して言ってみろよ!」


 殴るドラSもん。




の 「うれしいです!!」


ド 「じゃあ殴ってくださいって言ってみろ!」


 殴るドラSもん。




の 「殴ってくださいっ!」


ド 「馬鹿な私を殴ってくださいって言ってみろ!」


 殴るドラSもん。




の 「馬鹿な私を殴ってくださいっっ!!」


ド 「もっと殴って欲しいだろ?」


 殴るドラSもん。



の 「殴ってほしいです!!」      殴る


ド 「もっとか !」          殴る


の 「もっとです!!」          殴る


ド 「もっとか !」          殴る


の 「もっと!!」          殴る


の 「もっと~!!」          殴る


の 「もっと~!!!」          殴る



の 「もっと、もっと強くぅ~!!!」       

                           ひょっとしたらつづく

             (今度はドラSもん、街へ飛び出してゆくかもよ!)

         

No5 小泉チュン一郎



データ:内閣スズメ大臣。小泉チュン一郎。


人間界の超大物、小泉純一郎とゆかりのあることを強調し、

選挙を有利に進めようと考えて小泉チュン一郎と改名したスズメ。

その後、見事内閣スズメ大臣に就任。


だけど、チュン一郎はホントに小泉総理の実家の庭先で育った、

総理とゆかりのあるスズメなんだよ。





No4    うんざり八兵衛



水戸黄門のじじいの野郎にも、くだらない自分自身にももううんざりの八兵衛。

手違いでお供をする羽目になったかわいそうなニセ八兵衛。






じじいの道楽に付き合わされて長旅をしいられてうんざり。


助さんや格さんとも気が合わず、人間関係にうんざり。


おせっかいな水戸黄門のじじいが事件に首を突っ込むせいで、危険な思いをするのにうんざり。


俺なんていなくても別に旅の支障にはならないと思うと、ちょっぴりやりきれなくてうんざり。


いつものワンパターンな展開に今日もうんざり。








No3  ギャルおじさん



かつて、妙なウワサが飛び交っていた。

ジャムおじさんの顔をしたギャルが夜の渋谷を徘徊しているというのだ。


この怪情報の真偽を確かめるべく、渋谷駅周辺に張り込んでみることにした。


始めは、「きっと、寝ぼけた人が、あまりかわいくないけど気のよさそうな太めの女の子と見間違えたのだろう」 というぐらいにしか考えていなかった。


しかし いたのだ! ギャルおじさんは!!


でも、これじゃあんまりにもジャムおじさんじゃないか!

女装したジャムおじさんそのものじゃないか!!


わたしは急いで近づいてゆき、これだけは聞いとかなければならないと思い声をかけた。


「ジャムおじさん!こんなところであんたいったい何やってるんですか?」


すると、ジャムおじさんの顔をした彼女は苛立たしげに答えた。


「わたしは、いじわるな魔法使いに魔法をかけられて、ジャムおじさんの顔にされたのよ。でも、こころは17歳のギャルのままなの!ジャムおじさんの顔をしているからってわたしを外見で判断しないでよ!わたしは自分のしたいようにして生きてゆくのよ!放っといてよ!」


足早に立ち去ろうとする彼女の顔は、星のない夜空の満月のように美しく気高くそれでいて少し淋しげで、また満月のように丸い形をしていたのだった。


それからしばらくすると、ギャルおじさんのウワサはパッタリ耳にしなくなった。

ギャルおじさんにかけられた魔法が解けたのか、はたまた、ジャムおじさんが人に言えないような趣味を自制するようになったのか。

結局、ギャルおじさんの正体について、真実は闇の中だ。