No2 しゃぶおじさん
やさしくて人のよさそうなジャムおじさんに成りすまして
未成年の子どもたちに覚せい剤を売りつけるという、
非常に悪いおじさん。
バタコさんが買い物から帰ってくると、
そこにはジャムおじさんに成りすましたしゃぶおじさんがいた。
「バタコや。ご苦労だったね。たくさん歩いてお腹がすいたろう。今おいしいパンを作ってあげるね。」
「ありがとう、ジャムおじさん。」
いつもと同じやさしいジャムおじさんがよもやニセモノだというような疑念がわくはずもなく、バタコさんはジャムおじさんの作るパンが焼きあがるのを楽しみに待っていた。
そんなバタコさんの気づかないところで、ジャムおじさんの顔は不気味に笑っていた・・・