No7 フケさん、カスさん (長屋での呼び名)
フケ性なフケさんと、
チンカスのようなカスさん。
学会ではなんでこんな二人がお供をすることになったのかについて様々な研究がなされているが、現在までのところ明らかになっていない。
少ない手がかりから、歴史の謎を解き明かせ!!
手がかり、
フケ性なフケさんの口癖 「えっ、 あっしがやるんですかい?」
チンカスのようなカスさんの口癖 「うへえ~! なんまいだ~、なんまいだ~」
仮説
カス 「おい、フケ公よ。こんどの祭りの出し物はぜって~うけるぞ!」
フケ 「あたりめーだよ、カスのだんな! なんたって、ひさしぶりに、すげーでかいケツのじじいがくわわってくれるんだもんな~」
カス 「そうとも。 すげーでかいケツのじじいがくわわってくれたら、百人力だよ。じじいのケツ踊りを見て笑わねー奴はいねーからなー。こんちくしょー!」
フケ 「前回同じネタやったときなんて大爆笑で、おれたちが村中で一番目立ってたもんな。あれは、気持ちよかったわ! 考えただけでウズウズしてきやがった。あ~あ、はやく祭りになんねーかな~」
祭り当日・・・
フケ 「静まれ、静まれ、静まれ~!」
カス 「この悶所が目にはいらぬか~!!」
ここで、すげーでかいケツのじじいが得意のケツ踊り!!
フケ 「こちらにおわすお方をどなたと心得る!!
水戸黄門も裸足で逃げ出す程でかい肛門なるぞ~。」
客、「よっ、日本一」
客、「これにて、一件落着!!」
客、「すてきよー!」
客、「ひっくひっく、ひっくひっく。こちとら笑いすぎて、あやうくおっちんじまうとこだったよ、ばっきゃろう。」
カス 「一同、図が高い! ひかえよ~ 、(うけてる、うけてる。やったぜ)」
そこで颯爽と三人組が登場!!!
男A 『静まれ~い!!!!!!』
男B 『静まれ静まれ静まれ静まれ、静まれ~い!!!!!!』
男A 『この紋所が目に入らぬか~~~!!!!!
格 『こちらに在すお方をどなたと心得る~~~!!!
先の副将軍、水戸光圀公に在らせまするぞ~~~~!!』
フケ、カス、すげーでかいケツのじじい 「え、ええ~~~~~~~!!!!!」
助 『ご老公の御前である!頭が高い!!ひかえろ~~~~~~!!!!』
フケ、カス、すげーでかいケツのじじい 「へ、へへえ~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!」
いつの間にか、客は散り散りに逃げてしまった。
助 「さて、この者達の処分いかがいたしましょう?」
黄門 「うむ、お三方。確かに、御主たちのしたことは将軍家を愚弄する不届き千番なことだが、今度ばかりは大目に見てやる。」
三人 「へへえ~~~」
黄門 「その代わりといってはなんじゃが、お前らでわしらの活躍を全国各地に広めてきてはもらえんか。わしももっともっと有名になって目立ちたいんじゃい。」
フケ 「えっ、 あっしがやるんですかい?」
黄門 「断ればどうなるか、分かっておろうな~?」
カス 「うへえ~! なんまいだ~なんまいだ~」
それ以来、三人は水戸黄門の活躍を全国の人に伝えるため、劇をしながら日本中を回ったとさ。
この三人の旅もまた、ひとつの水戸黄門だったというわけであーる。
この一行、それでも憂さ晴らしに、時々は肛門さまが登場したそうな。
ところで、フケさんとカスさんはその後も黄門様にいろんな指図を受けるうちに、例の言葉が口癖になっちゃったのである。