「アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション」収録
以前よりPS4版を未プレイのまま積んでいたので、1100円払ってPS5版にアップグレードしてプレイしました。
ゲーム概要
「古代神の秘宝」は、もともとは「アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝」のスタンドアローンDLCだった。
PS5版のトレジャーハンターコレクションは、それぞれがスタンドアローンなのではなく,一体のソフトという扱いになっている。
ちなみに、PlayStationStoreの説明を読んでみると、PS4版の「海賊王と最後の秘宝」か「古代神の秘宝」のどちらかを持っていれば、1100円で両方入りのトレジャーハンターコレクションにアップグレードできるようだ。
※ちなみにぼくは両方持ってました。
「古代神の秘宝」は、ボリューム的には、「海賊王と最後の秘宝」の半分よりは多い、という感じだろうか。
過去編や場面転換がない分、本編の秘境探検部分は充実していて、その部分はナンバリングとくらべてボリューム不足はそんなに感じなかった。
ストーリー・設定
アンチャーテッドの2作目「黄金刀と消えた船団」でネイトとコンビを組んだクロエ・フレイザーが主人公となり、「海賊王と最後の秘宝」で敵役だったナディーン・ロスとコンビで冒険をする話。
今回は、インド・ホイサラ朝の遺跡が舞台だ。
ホイサラ朝、というのははじめて聞いた王朝名だったので、ちょっとWikipediaで調べたところ、11世紀から14世紀のインド南部に実在した王朝らしい。
ゲームの中盤で巨大なガネーシャの像が天井から漏れた陽の光を浴びて屹立している姿は荘厳で、美しかった。
ゲーム感想
もともと「海賊王と最後の秘宝」のDLCだったこともあり、プレイ感覚はそのまんまだった。
ロープアクションあり、ハーケンを使った登攀あり、自動車を使ったちょっとしたオープンワールドあり、という感じだった。
秘境に赴き、絶景を堪能し、機械仕掛けの謎を解く。
宝探しの冒険はロマンに満ちている。
そして、ピンチに次ぐピンチがあり、悪党との戦いも待ち受けている。
いつものアンチャーテッドであり、いつものようにめちゃくちゃ楽しかった。
特に好きなのが、とんでもないピンチでどう考えても助からない、という場面で無我夢中で次から次へと襲ってくる障害に成り行き任せでアクションしているうちに奇跡的に助かる、というシーンが多くて、それが笑ってしまうくらい楽しい。
そんな偶然あるかい、と思わずテレビの前で突っ込んでしまうのも、このゲームの楽しみだ。
映画だとハラハラしながら見ているたけのシーンでも、このゲームだと自分で操作して次々に反応して対応しているうちにピンチを乗り越えてしまう、というところが気持ちいい。
ビジュアル
ビジュアルはPS5のゲームとして全く違和感がない美しさだった。
僕は1440p・60fpsのパフォーマンスモードでプレイしたのだが、綺麗な画面がぐりぐり動くのは楽しかった。
主人公
今回、主人公は、ネイトではなくクロエなのだが、これはこれで面白いと思った。
普段のネイトの軽口や素っ頓狂なリアクションがみれないのはちょっと残念だけど、クロエの明るさもまた主人公らしくて良いと思った。
終盤の熱さや正義感にも、グッとくるものがあって、過去作をプレイしていた時よりも、クロエのことが好きになってしまった。
続編
久しぶりにアンチャーテッドをやって、シリーズが終わったことを改めて寂しく感じてしまった。
フルプライスではない、この規模のゲームでいいので、数年に一回、スピンオフが出てくれたらそれだけでも嬉しいのだけど、どうだろうか。
もちろん、「アンチャーテッド5」が出るなら大歓迎だ。
宝探し
このシリーズは、マップのあちこちに宝物が隠されている。
今までのシリーズでは、普通にやっていると半分くらいしか見つからないので,残りはいつも攻略サイトを見て探していた。
しかし、「古代神の秘宝」では、途中で「女王のルビー」が手に入り、その「女王のルビー」は、宝物に接近すると、ブーンと震えて知らせてくれるので、宝探しが楽になり、楽しくなった。
ハプティックフィードバックのおかげか、振動の仕方にも特徴があり、振動すると、あ、宝物が近くにあるんだな、と気付くのが容易だった。
しかも画面の向きによって、デュアルセンスの震える場所が変わってくるから、くるくる画面を回してそれを手がかりに探すことができるのも良かった。
プレイ記録・トロフィー
1周目は、難易度・ノーマルでプレイ。
あまり深く考えずに楽しんだ。
2周目は、難易度・ハードでプレイ。いままでのシリーズなら、ハードクリアにもトロフィーがあったのだが、本作にはない。
しかし、なんとなくハードでやりたくてプレイした。宝物はこの周回で集まった。
3周目は、難易度・プロでプレイ。
この周回からはボーナスを解放して、バレットタイムを使い、銃はステルスならサイレンサー付の銃、アサルトならデザート5で進めた。狙い撃ちながら進めるのは楽しい。
しかし、ボーナスを使っても結構やられる。
4周目は、トロフィー「戦士の作法」を取るべく、難易度・練習でステージ1−5までやったのだが取れなかった。
調べたところ、引き継ぎなしでやらなければいけないらしく(ステータス上、武器や爆弾の使用歴がないことが必要からしい)、もう一度プレイせざるを得なかった。
後はチャプターセレクトなどで戦闘系のトロフィーを獲得して、「古代神の秘宝」のトロフィーはコンプした。
ところで、「トレジャーハンターコレクション」では「古代神の秘宝」自体に独立してプラチナトロフィーはない。
「海賊王と最後の秘宝」のトロフィーと「古代神の秘宝」の両方をコンプしないとプラチナトロフィーが取れないようになっている(古代神の秘宝のトロコンが「海賊王と最後の秘宝」のプラチナトロフィーの条件になっている。)。
そこで、「古代神の秘宝」のトロコン後、プラチナトロフィーを取るべく、「海賊王と最後の秘宝」を立ち上げ、PS4版のセーブデータをロードした。
すると、次々とトロフィーが獲得されていく。
しかし、これで、トロコン完了か、と思いきや、いくつかのトロフィーは未取得のまま残ってしまった。
なんでだろう、としばし考えてみたが、多分、トロフィーの条件を満たしてトロフィーをとった後、セーブしていないものがあったんだろう、ということに思い当たった。
すぐに取れそうなトロフィーばかりだったので、やろうかどうか迷った。
それに海賊王と最後の秘宝をもう一度プレイしてみるのもありかなと思った。
しかし、これをクリアしたのが2月19日。
もはや前日に発売されてダウンロードまで完了している「Horizon Forbidden West」をやりたくて仕方がなかったので、トロコンはまた今度にすることにした。
「Horizon Forbidden West」、まだやりはじめたばかりだが、グラフィックもめっちゃ綺麗だし、アクションも面白い。
これはじっくり時間をかけて堪能したい。
クリアしたら、また感想を書きます。
感想まとめ
4K・60FPS にパワーアップした「アンチャーテッド」
フレームレートが上がるとより快適に・楽しくなると思った。
主人公がネイトではなくクロエだけど、内容はいつも通りのアンチャーテッドで、楽しかった。