皆さん、こんにちは。
今回は、ニンテンドウ64で1998 年 11 月 21 日に発売した『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のレビューをしていきます。
本作のキャッチコピーは「ゲームでしか味わえない感動がある」。
ゼルダの伝説シリーズ初の3Dゼルダ作品です。
システム面の「Z注目システム」は、会話相手や敵などをロックオン出来、それまでの3Dゲームで付きものだったカメラワークや操作性の問題の解決策として生まれ、以降の3Dゲームのお手本になったシステムです。
謎解きやグラフィック、BGMなど評価は非常に高くまさにゲーム史に残る伝説級のゲーム。
直接の続編に『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』があります。
〇ゼルダの伝説シリーズとは
1986年に発売した『ゼルダの伝説』に始まる、任天堂のアクションアドベンチャーゲーム。
シリーズ作品に共通する特徴として、「様々なダンジョンの攻略」、「剣を主軸とするアクション」、「アイテムによる成長」などがあります。
ストーリーは、主人公リンクがガノンなどの敵からゼルダ姫を助けるという王道なもので、作品ごとに時代や主人公の設定は異なりストーリーも独立しているため、シリーズの途中からでも理解でき、楽しめるものになっています。
初代『ゼルダの伝説』は、「ハイラル地方」の小王国が舞台となり、主人公「リンク」は“力”のトライフォースを奪った「大魔王ガノン」に立ち向かうべく、8つの小片に分かれた“知恵”のトライフォースを集めていくといったあらすじでした。
公式サイトのヒストリーによれば、初代『ゼルダの伝説』の物語は『ゼルダの伝説 時のオカリナ』で勇者が敗北した場合からつながり、封印戦争やハイラル王国の衰退を経て初代『ゼルダの伝説』のストーリーにつながり、そしてその後が『リンクの冒険』で描かれるといった流れになっています。
〇ゼルダの伝説 時のオカリナ(64)ゲーム紹介
キャッチコピーは「ゲームでしか味わえない感動がある」。
ゼルダの伝説シリーズ2D見下ろし型視点から転換したシリーズ初の3Dゼルダ作品です。
2Dゼルダと違い第三者視点と主観視点を併用しながら奥行きのある空間内で戦闘や謎解きを行います。
歴代作品に登場した魔獣ガノンの変身前にあたる人間の姿の「ガノンドロフ」や、多様な人種・種族が本作で初登場し、以降のシリーズ作品にも設定が反映されています。
また本作では、敵や特定の対象物に自動で照準を合わせながら行動できる「Z注目システム」や、様々な特殊アクションを状況に応じて自動で判別し1つのボタンのみで実行できるシステムなどを搭載しています。
これら本作の革新性は高く評価され、第3回CESA大賞(現・日本ゲーム大賞)大賞や、第2回文化庁メディア芸術祭 デジタルアート部門 大賞など数多くの賞を受賞しました。
森の神殿ダンジョン内の“ねじれた廊下”は学校の美術教科書にも掲載されるなど、美術面としても高く評価されています。
『週刊ファミ通』1998年11月27日号(通巻519号)のクロスレビューでは史上初となる40点満点を獲得。
直接の続編に『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』がある。
2011年6月には、ニンテンドー3DS用に全面的にリメイクされた『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』が発売。
更に2026年6月9日に配信された『Nintendo Direct 2026.6.9』にて、Nintendo Switch 2専用ソフトとして、ゼルダの伝説 時のオカリナが再リメイクが製作される事が発表されました。
こちらは2026年内に発売予定です。
【ストーリー】
ハイラルのコキリの森に住む少年リンクは、コキリ族のパートナーとなる妖精を自分だけが持っていないことを森の仲間に馬鹿にされつつも平和な日々を送っていた。
そんなある日のこと、リンクのもとに妖精ナビィが訪れ、コキリ族の守護神「デクの樹サマ」が危機に落ちていることを知らせにやってくる。
デクの樹サマを苦しめていた魔物を退治したリンクは、命尽き果てていくデクの樹サマから森の精霊石を授けられ、ハイラルで「神に選ばれし姫」を探すように言い残された。
〇Z注目システム
プレイヤーが対象となる物体を任意にロックオンし、対象物に向かって確実に移動したり、矢などの飛び道具を確実に当てることを可能としたZ注目システム。
従来の3Dアクションゲームでは敵に攻撃を当てるために細かい照準補正を必要とし、プレイヤーキャラクターを動かすことそのものを難しく感じるプレイヤーもいたことから、その対応策として考案されたもので、対象が隠れることが無いようにカメラワークもセミオートで補正されるため、プレイヤーキャラクターの位置の把握や敵との間合いを取ることが容易となる。
このシステムによって、3Dアクションの難点とされていたカメラワークと操作性の問題が大きく改善され、以後多くの3Dアクションゲームに類似したシステムが搭載されることとなった。
〇ゼルダの伝説 時のオカリナ ゲームレビュー
〇ゼルダの伝説 時のオカリナ 良かった点
①少年時代と大人時代を巡るドラマチックな世界観とストーリー
主人公リンクは、森の妖精の子達が住むコキリの森にて物語が始まり、ハイラルを救う使命を受けてリンクの物語がスタートしていきます。
そしてリンクは7年の時を経て大人になる。
時間の経過によって荒廃していくハイラルの世界観、個性豊かな種族や人との出会い、そして新しいダンジョンを攻略しアイテムが使えるようになる成長要素、時間(時)をテーマにした少年時代と大人時代を行き来し世界の謎を解き明かしていく感情を揺さぶる重厚でドラマチックなストーリーが凄く良いです。
時折ムービーも入り視覚的な演出が使われていて、夢のガノンドロフのシーン、冒険への没入感やボス戦、マスターソードを引き抜くシーンなど、適度なワクワク感が良いです。
神話とトライフォース、二つの時間軸、多種多様な種族、平和なハイラル王国から一転して暗黒に包まれたハイラルを救う冒険をするワクワク感、時間を利用したギミックやストーリーが組み込まれてテーマでもある時の流れを感じられて、前作2Dゼルダ以上にパワーアップした濃いストーリーが楽しめます。
②NINTENDO64の性能を活かした立体感のある広大なフィールドで冒険心をくすぐられる
ゼルダの伝説シリーズでは初めての3D作品ですが、驚異的な完成度を誇っていて立体的な空間を活かしたフィールドや謎解き、バトル、2Dゼルダでは味わったことのない3D体験に感動しました。
箱庭マップを採用しオープンワールドではないですが、一つ一つのフィールドが広大に作られていて、世界の広さに驚きます。
ハイラル平原でエポナ(馬)に乗って目の前に広がる平原をただ自由に駆け回るだけでも楽しくて、冒険を忘れてずっと走っていたのは良い思い出です。
➂Z注目システムの発明により3Dでも快適にプレイできる
Z注目システムにより対象物や人物にロックオンできて、3D空間でもストレスなく敵を狙い見失うことなく、軽快なアクションを楽しめるようになりました。
ロックオンさえすれば、矢などの飛び道具をほぼ確実に当てることができ、話したい人物ともストレスなく話すことができます。
近年の3Dゲームでも欠かせないZ注目システム、その原点が時のオカリナにあります。
ぜひ時のオカリナをプレイして体験してみてください。
④音楽、BGM、オカリナのメロディーが頭に残り、どれも素晴らしい名曲揃い!
ゼルダの伝説 時のオカリナの音楽は、本ゲームのタイトルやテーマにもなっているオカリナをプレイヤー自身が演奏するという体験やハイラル平原での冒険がこれから始まるというワクワクさせてくれるBGM、昼と夜で曲調が変わり、いざ戦闘になるとBGMが緊張感があり盛り上がるなど状況に合わせて変化するBGMなど各フィールドを彩る名曲の数々が、世界観への没入感を劇的に高めています。
作曲家の近藤浩治氏が手がけた楽曲は非常にキャッチーでありながら、凄く記憶に残りやすいメロディと音色、感情を揺さぶる演出、少し不気味なBGM、壮大なオーケストラ風まで多彩な曲が使われていて、どれも本当に名曲揃いです。
でもゲームのメインとなる曲たちはオカリナ曲で「オカリナ」は物語の核となる最重要アイテムであり、プレイヤーがコントローラーのボタンを使って実際にメロディを演奏します。
特定のメロディを演奏することで、天候の操作、ワープ、謎解きなど様々な効果が発動します。
ゼルダの子守歌、エポナの歌、嵐の歌、太陽の歌、ワープのメロディは使用頻度が多かったので特に耳に残ったメロディーで、Cボタン操作も今でも完璧に演奏できるほど覚えています。
ゼルダの伝説時のオカリナの名曲たちは、後の作品でも沢山アレンジされるなど人気が高く、ゼルダの伝説作品のメイン曲たちがこの作品に登場しています。
最近の作品だとブレスオブザワイルドのゾーラの里のBGMが時のオカリナのものが使用されていました。
⑤妖精ナビィの道案内
ナビィは、主人公リンクの旅に同行するシリーズ初の「相棒」キャラクターで、操作方法から道案内、ロックオンする「Z注目」のターゲット役、ダンジョンの進行状況に応じたヒントなど正に冒険のナビゲーションです。
道案内では冒険の進行状況に合わせたヒントを教えてくれて、過去作にあった次どこに行けばいいかわからないが少なくなりました。
3D化に伴って広くなったハイラルの世界を迷うことなくナビゲーションしてくれるのは凄く助かったシステムでした。
⑥収集要素(やりこみ要素)が多彩になった
体力上限をあげるハートのかけら、黄金のスタルチュラ、アイテムの本数の上限アップ、大妖精の泉でパワーアップ、わらしべイベントで最強武器のダイゴロン刀の入手、あきビン集め、的当て屋、流鏑馬、馬レース、釣りなどのミニゲームなど収集アイテムも増えて、エンディング後もかなりやりこんで遊ぶことができます。
〇ゼルダの伝説 時のオカリナ 悪かった点
①剣や服、ブーツなどの装備がメニュー画面からしかできないので、ダンジョン攻略のときは少し大変だった
剣や服は好きなものや状況に合わせて変えればいいのですが、ブーツだけは神殿攻略中に何度も履き替えたりして少し面倒でした。
ブーツはゼルダの伝説時のオカリナ3Dでアイテム化しているので、あとの作品にはなりますが改善はされています。
②一部神殿のBGMや雰囲気が怖すぎる
大人時代の神殿は雰囲気、特徴に合わせたBGMが使われているのですが、炎の神殿のBGMはお経そのもので、炎の神殿攻略中にずっと流れ続けるので凄く苦手で不快でした。
調べた感じだと初期ROMと修正ROMがあるみたいで、初期ROMの方にお経バージョンが収録されているみたいです。宗教的に問題があったんだと思いますが、購入する際は気をつけた方が良いかもですね。
あとは闇の神殿はトラウマ級の怖さですね。
子どももプレイするであろう任天堂のゲームで、ここまでホラーに作るんだとビックリしましたね。
処刑器具、ゾンビ、クモ、骸骨騎士、人骨が落ちてる、箱舟、異質な見た目のボスにホラー要素満載です。
まさにハイラルの闇を感じられる神殿になっています。
あと怖さで言うと子ども時代にハイラル平原が夜になると地面から骸骨が湧き出でくるところとか、ガノンドロフの吐血シーンとか、苦手な人はとことん苦手だと思います。
〇ゼルダの伝説 時のオカリナ ゲームレビューまとめ
ゼルダの伝説シリーズの初めての3D 作品ですが、子供から大人へ成長する壮大なストーリー、個性的なキャラクター、謎解き豊富な作り込めれたダンジョン、広大フィールド、音楽とどれを見ても完成度の高い作品に仕上がっています。
さすがゲーム史に名を残すゲームと言われるだけはあります。
ゼルダの伝説だけではなく、3D ゲームの基礎を作りあげた功績は凄く大きいと思います。
ニンテンドウ64で好きなゲームと聞かれたら間違いなくゼルダの伝説時のオカリナです。
思い出補正もありますが、ゲームをしててこんなにもワクワクする冒険は他にありませんし、今でも時のオカリナを超える作品はゼルダの伝説以外では無いと思っています。
久しぶりに実機64でプレイして改めてこのゲームの素晴らしさと感動を実感しました。
ニンテンドースイッチ2でリメイクされる時のオカリナも凄く楽しみです。
〇ゼルダの伝説 時のオカリナを今からプレイするには?
NINTENDO64実機でプレイするか、NINTENDO64がない方は、Nintendo Switch又はNintendo Switch2のNintendo Switch Onlineで「NINTENDO 64」ソフトを遊ぶことが可能です。
あとは3DSの「ゼルダの伝説 時のオカリナ3D 」がおすすめです。
ゼルダの伝説 時のオカリナが新たに描き直されたグラフィックや数々の新規要素と共に、ニンテンドー3DSでフルリメイクされた作品です。64版を忠実に再現しているので、できれば3DSを凄くおすすめします。
今年2026年にはスイッチ2版が発売されるので、こちらもおすすめです!