忍的えらい目に遭った映画大賞2017 | 忍之閻魔帳

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忍的えらい目に遭った映画大賞2017


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▼忍的えらい目に遭った映画大賞2017



【紹介記事】忍的えらい目に遭った映画大賞2015
【紹介記事】忍的えらい目に遭った映画大賞2016

さて、今年も残すところあと4日。
今年観た映画の中から、悪い意味での時間泥棒である
アイタタ作品を以下にまとめてみた。
地雷率が高いティーン向けのラブストーリーや
コミック原作の実写化は一部を除いて大半を避けたために
選出作品は少ないかと思いきや、
今年は「君の名は。」に続けとばかりに登場した
劇場用アニメで厳しい出来のものが多く、合計で9作品に。




2017年1月公開「トッド・ソロンズの子犬物語」

奇才と言われるトッド・ソロンズ監督が
犬にまつわるエピソードを複数揃えて贈るブラック・コメディ。
予告編を観る限り、ダックスがあちこち旅して
人々を困らせるようなお話かと思っていたのだが
どのエピソードも犬が酷い目に遭わされるので正視に耐えない。
飼い主は犬を選ぶが犬は飼い主を選べないわけで
それも運命と言われればそれまでだが、
人間の身勝手さを嘲笑うにしてももう少しやり方があるだろう。
最後のエピソードに至っては怒りがMAXを超えて
スクリーンにペットボトルを投げつける一歩手前までいった。
途中退席しようかと何度思ったか分からない。
こんな代物を「ブラック・コメディ」として売り出す方もどうかしているし
本編ではアイキャッチで使われたほんの数十秒の映像で
あたかもロードムービーのように見せかけた予告編も詐欺。
2017年度の公開作品で最も腹立たしかった作品。
トッド・ソロンズは二度と観ないと心に誓った。




2017年3月公開「ひるね姫 ~知らないワタシの物語~」

【紹介記事】THE・しっちゃかめっちゃか。映画「ひるね姫」より抜粋。

「東のエデン」「攻殻機動隊 S.A.C.」の神山健治監督が
原作・脚本・監督の3役を兼任した劇場用オリジナルアニメーション。
東京オリンピック開催が3日前に迫った2020年の倉敷を舞台に
突然警察に捕まってしまった父親の行方を追う変形ロードムービー。

ストーリーは空想と科学とロードムービーと親子モノをミックスした欲張り仕様。
だがいくら何でも1本に入り切るはずがなく、
全ての要素がつまみ食いで物語の主題がボケてしまった。
最大の難点は、ココネの見ている夢の世界での出来事が
ココネの居る現実世界の出来事に影響を与え合う関係になっていないことだ。
眠っている間に現実世界がどうなっているのかを一切描かない
(というかそもそも考えてなさそう)ので
二つの並行した物語が鏡面世界のような関係を築けず
最後まで独立したまま進んでしまう。それでは失敗だと思う。

父娘モノ(母娘モノ)として観た場合、父親の存在が希薄過ぎるし、
ロードムービーとして観た場合、旅をする過程での出逢いやイベントが少ない。
近未来SFとして観た場合は肝心の技術に関する設定が甘過ぎるし、
旅に同乗してくれる幼馴染みとは最後まで恋の匂いがしない。
神山はこの物語で何を伝えたかったのだろう。
物語の舞台を岡山県の倉敷市に設定したのも
単に聖地巡礼ブームに乗っかりたくて東京から離れたぐらいにしか思えない。
岡山だからと言って父親の名前がモモタローとか、ふざけるにも程があるだろう。
宇都宮なら餃子とでも付けるつもりなのか。ドラゴンボールじゃあるまいし。

後半の展開は観客を置き去りにした監督の趣味が全開で
戦闘シーンに登場する機体はまんまヱヴァで敵はまんま使途。
見せ方は「ベイマックス」や「パシフィック・リム」を参考にし
最後のシーンなどは「魔女の宅急便」そのままである。いいのかこれで。




2017年3月・5月連続公開「サクラダリセット 前編/後編」

超能力者が集うという架空の街・咲良田(さくらだ)を舞台に
「リセット」と唱えるだけで3日時間を巻き戻すことがヒロインと
時間を戻しても記憶が抹消されない「記憶保持」の能力を持った主人公が
街を操ろうとする巨悪と闘うSFタッチの青春ドラマ。
監督は「神様のカルテ」の深川栄洋。
主演は「ちはやふる」の野村周平と「ストロボ・エッジ」の黒島結菜。

まず、このクオリティで二分割するとは恐れ入る。
深川監督は丁寧な人間ドラマで知られた方だが
本作のような角川時代から受け継がれる学園ドラマ的なノリとは合わない。

「X-MEN」をあからさまにパクったのが「ストレイヤーズ・クロニクル」ならば
こちらは学園ドラマ版の「SPEC」だろうか。
「SPEC」はスペックホルダーも警察側も、魅力的なキャラクター祭り状態だったが
「サクラダリセット」にはフックになる人物が存在しないため
ストーリーが一向に盛り上がらない。
美空の持つ3日時間を戻せる能力もケイの私的利用が多く、
時間操作の真意がどこにあれ、傍からは「デスノート」の
夜神月のマイルド版に見えてしまう。
能力者の組み合わせを使った後半のある仕掛けはほとんど屁理屈に近く
こんな奴らに説教をされる及川光博が不憫だ。
SF+学園モノならば近年「なぞの転校生」という傑作ドラマが誕生しており
あのクオリティがテレビで観られた後に映画、しかも二部作でこれはキツい。




2017年4月公開「ゴースト・イン・ザ・シェル」

士郎正宗の傑作アニメ化した
押井守監督「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」がハリウッドで実写映画化。
主演はスカーレット・ヨハンソン。
共演はビートたけし、マイケル・ピット、ジュリエット・ビノシュなど。

専門用語の飛び交うアニメ版より一般層にも訴求出来る内容になってはいるが
現実世界と表裏一体になったデジタル世界のやり取りに関して
実写ならではの新しい見せ方は思いつかなかったようで、
結局スカヨハがボディスーツを着て暴れ回る、
『いつものSFアクション』に落ち着いてしまったのは残念。
美術面においても、雑多な街の風景は
リメイク版「トータル・リコール」や「クラウド・アトラス」で見慣れたもので
アニメ版を初めて見たときのような衝撃は本作にはない。
「ブレードランナー2049」と見比べると、美的センスは天と地ほども違う。

昨年「エクス・マキナ」が登場してしまった今となっては
なかなか勧め辛いところではあるが、
アニメ版のファンならば、吹き替えの主要キャストが
田中敦子(少佐=草薙素子)、大塚明夫(バトー)、
山寺宏一(トグサ役)らしいので、それで何割かは救われる、か。




2017年6月公開「ラプチャー 破裂」

こちらも「トッド・ソロンズの子犬物語」と同じ予告編詐欺。
生理的に受けつけないものを与え続けると人はどうなるのかという
「ファニー・ゲーム」や「ホステル」系のキ印サスペンスに見せかけて、
実は非常に淡々とした物語で怖くも何ともない。
ポスターに使われた場面は終盤のほんのワンシーンに過ぎず
残りは延々と眠気と闘うのみ。
監督のスティーヴン・シャインバーグは
「毛皮のエロス」では美意識の高さを見せつけていたのに
主人公のノオミ・ラパスも含めどうしてこうなってしまったのだろう。
聞けば海外では大コケで、シリーズ化の予定のご破算になったとか。
さもありなん。




2017年8月公開「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」

【紹介記事】「君の名は。」の呪縛。映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」より抜粋。

岩井俊二監督の初期の代表作を
「化物語」「魔法少女まどか☆マギカ」の新房昭之がアニメ化。
「君の名は。」のバブルがまだ残っているうちに
「時をかける少女」と同じフォーマットでアニメ版を製作したまではいい。
しかし本作はアニメ版「時をかける少女」のように
実写版と完全に切り離すことが極めて難しい。
というのも、オリジナルそのままのカットや台詞が
アニメーションになってあちこちで再現されているのである。
序盤から中盤までは熱烈な原作愛をアピールしておきながら、
アニメ版で追加された後半のエピソードは完全な蛇足であり
オリジナルの余韻をことごとく破壊してしまう。

大林宣彦作品のエッセンスを残しつつ、洗練された映像と音楽で
新時代到来を予感させた実写版の初々しさはなくなり
御都合主義のタイムリープと投げっぱなしのエンディングで唖然としてしまった。
脚本の大根仁はどうも最近ピントがズレて来ている気がしてならない。
往年の名作を愛する大根らしいこだわりが、
本作ではただの説明不足にしかなっていない。
「分かる人だけニヤリとしてね」を、こんな作品でやられても困る。
時と場所を考えて欲しい。

本作が参考にすべきは「花とアリス殺人事件」であり、
岩井俊二が脚本とプロデュースを務めた「なぞの転校生」だったはずだ。
「花とアリス」から「花とアリス殺人事件」への流れを知っていれば
こんな誰も得をしない改変(改悪)などしなかったように思う。
原作ファンには薦め辛いし、予備知識なしのアニメファンには敷居が高い。
岩井俊二はこの出来映えに何を想っているのだろう。
DAOKOの主題歌が売れた、ただそれだけの映画になってしまった。




2017年8月公開「関ヶ原」

戦国ドラマでは幾度も登場した「関ヶ原の戦い」を
敗軍の将・石田三成の視点から描き出した司馬遼太郎の原作を、
「日本のいちばん長い日」の原田眞人監督が映画化。
出演は岡田准一、役所広司、有村架純、平岳大、東出昌大など。

同じ原作では1981年の正月にTBSでスペシャルドラマ化されているが
(Huluで視聴可能なので興味のある方はそちらでご覧いただきたい)
3夜連続、6時間をかけて映像化したドラマ版と比較すると
何もかも桁が違い過ぎてお話にならない。
この映画版が勝っているのは映像の綺麗さぐらいのもので
あとはキャスト、ストーリー、演出、全てが劣っている。

ドラマ版の三成は真面目過ぎて融通の聞かない人柄だったが
真面目によって得た人脈もあれば、未熟さによって失ったものもあり
ひとりの人間として魅力的だった。
しかし映画版の光成はただのバカにしか見えない。
ファンの方には申し訳ないが、加藤剛と岡田准一では
知性・品格において天と地ほども差がある。

森繁久彌&三國連太郎の食えない爺ぃぶり、
三船敏郎の凛々しさ、杉村春子の冷静さ、
三田佳子、松坂慶子、栗原小巻らの美しさ、
今の俳優では逆立ちしても敵わない出演陣で綴られた
ドラマ阪の絢爛豪華な戦国絵巻を知る者からすると、
滑舌が悪過ぎて台詞の大半が聞き取れない
岡田准一や平岳大など、比較するのも失礼だ。
「あめんぼあかいなあいうえお」から出直せ。


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2017年11月公開「GODZILLA 怪獣惑星」

【紹介記事】映画「GODZILLA 怪獣惑星」ゴジラである必要性のない凡庸なSFアクションより抜粋。

「シン・ゴジラ」のヒットに気を良くした東宝が
次に仕掛けたのが、シリーズ初の長編アニメーション化。
今度の舞台は2万年後の世界。ゴジラにより地球を追われた人類が
激しい闘いを繰り広げながら故郷の奪還を目指すSFアクション。
ストーリー原案・脚本は「魔法少女まどか☆マギカ」の虚淵玄。

この作品は最初からゴジラを想定して書かれた物語なのだろうか。
本作に登場するゴジラには、これまで私達が抱いていたゴジラ像が
風貌と咆哮を除いてほぼ残っていないし、もっと言えばゴジラである必要性がない。
人間以外の生物が地球を支配する物語を展開するのであれば
「エイリアン惑星」でも「モンハン 恐竜惑星」でも「猿の惑星」でも成立する。
「シン・ゴジラ」はこれまでのゴジラを充分に咀嚼した上で紡がれた
全く新しい、しかし紛れも無いゴジラ映画だった。
しかしこの「怪獣惑星」からは、そういったゴジラ愛を感じない。
プロットの段階では未知の生物を想定して書かれていたものに
東宝が横槍を入れてきたので首だけすげ替えてゴジラ映画にした。
そんな気すらしてしまうのだ。

圧倒的な強さの前に為す術もない人間の非力さを描くのあれば
主人公がそこまでゴジラにこだわる理由を掘り下げる必要があったし
リーダーに抜擢されたならば、それなりの能力を発揮してくれないと困る。
ややネタバレになってしまうが、映画の終盤で戦闘を終えたところで、
多くの仲間を失ったばかりの主人公が
「もうパターンは見切ったので次はもっと上手くやれるさ!」と
威勢の良い台詞を吐くシーンがあり、あまりの無責任ぶりと
現状把握能力の欠如ぶりに眩暈がした。
アニメであってもそこに居るのは人間ではないのか。

さらに言えば、本作は尺が89分しかなく
内容は編集次第では60分以下にまとめられるボリュームしかない。
スケールが大きくなり過ぎたので三部作、ではなく
アニメ好きの財布の紐の緩さを見込んだ
利益優先の分割商法を一体いつまで続けるつもりなのか。
言い方は悪いが、これは89分かけた予告編でしかない。




2017年12月公開「鋼の錬金術師」

【紹介記事】映画「鋼の錬金術師」コスプレイヤー達のフラッシュモブより抜粋。

「銀魂」は当てたものの、「ジョジョの奇妙な冒険」と本作によって
原作キラーとして認知されつつあるワーナーの問題作。
主演はHey! Say! JUMPの山田涼介。
共演には本田翼、ディーン・フジオカ、小日向文世、大泉洋、本郷奏多、松雪泰子。
監督は「ピンポン」の曽利文彦。

もう結論から最初に書いてしまうと、映画としてもダメである。
特撮部分は「見映えの良くなった『デビルマン』」、
ドラマの部分は「お笑い要素を排除した
『テラフォーマーズ』」といったところだろうか。
子役やエキストラは全員その辺でナンパでもして集めたようなド素人ばかりで
冒頭の街の住人達との掛け合いシーンなど
ハガレン好きの素人がどこかのテーマパークに集まって
フラッシュモブでも始めたのかと思う酷さで、開始5分で泣けてくる。

登場した瞬間から「THE・日本人」を醸し出す
國村隼や小日向文世が「ドクター・マルコー!」「ハクロ将軍!」と
呼ばれることの違和感に比べれば山田涼介は健闘している部類と言える。
小日向文世は芝居も手抜きそのもので、これのどこがハクロ将軍なのだ。
停電で困っているお父さん(サバイバルファミリー)と何も変わらないじゃないか。
悪役三人衆についてはビジュアルはそこそこ似ているのだが、
彼等の主義主張が全く語られないために
ほとんど「ポケモン」のロケット団のような扱いになってしまった。

この映画の戦犯は、大根だ大根だと言われながら
何故か仕事が途切れない本田翼ではないだろうか。
本作でも全身全霊で本田翼を演じており(一応ウィンリィ役)、
こまっしゃくれた子役のような芝居で彼女が登場する度に激しく萎えてしまう。
本田翼の圧倒的な「いつだって本田翼です!」の破壊力が
鑑賞料金1,800円と等価交換とか、悪い冗談にも程がある。



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