キッズ版単品の商品化希望「NOVAうさぎのゲームde留学!?DS」 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)



■DS:「NOVAうさぎのゲームde留学!?DS」


英会話と言えばNOVAである。
あんなことこんなことで話題沸騰中のNOVAである。
今回は、今最もHOTなNOVAとタッグを組み、
ある意味最高のタイミングでソフトを送り出す
コナミの心境を想像しつつ、紹介記事を書いてみたい。

「NOVAうさぎのゲームde留学!?DS」は、
学習ソフトや知育バラエティソフトが次々にヒットを飛ばしている
ニンテンドーDS用の学習ソフトである。
英語の学習ソフトと聞くと、大半のユーザーが
累計170万本を突破し、現在もヒット中の「えいご漬け」を
想像することと思うが、淡々とディクテーションを繰り返すだけの
「えいご漬け」と違い、こちらはかなりゲームっぽさを意識している。

音声を繰り返し聞いて、文字で書き取りする上達法。

モードは「こどもモード」と「おとなモード」の2つ。
厳密に言うと、体験版を配信出来る「おためしモード」や
ソフト1本で最大4人まで同時に対戦出来る
「えいごカルタ」などもあるのだが、今回はおまけ的な部分の説明は省き、
基本となる「こどもモード」と「おとなモード」を重点的に紹介しよう。

DS NOVAうさぎ 01
■DS:「NOVAうさぎのゲームde留学!?DS」


これは「こどもモード」の中に出て来る「早押しカード」というレッスン。
DSから流れる音声を聞いて、場に表示されている
どちらのカードのことを言っているのかを瞬間的に判断するというもの。
音声が「sausage」であれば右を、
「sandwich」であれば左をタッチペンで選択する。
「口(mouth)」と「ねずみ(mouse)」のような
間違い易い出題も多いため、単純ながらついついハマってしまう。
これが「おとなモード」になった場合、
絵札のかわりに「ソーセージ」「サンドイッチ」と文字が表示される。
「早押しカード」に限らず、「こどもモード」は絵で、
「おとなモード」は文字で、というのが最も大きな違いだ。

「こどもモード」で極力文字を使わず絵にしているのは、
音声と絵を直感的に繋ぐことで
「翻訳ぐせ」が付いてしまうことを防ぐためらしい。
確かに、同じミニゲームでありながら、「こどもモード」は感覚で、
「おとなモード」は頭でプレイしている気がする。

「こどもモード」に収録されているミニゲームは以下の11種類。

*アルファベット習字:美文字トレーニング的アルファベット練習
*風船割り:風船を割って宝箱を探し、中から聞こえる音声で絵をタッチ
*単語さがし:無作為にアルファベットの並んだマス目に隠れた単語を探す
*早押しカード:上で説明済み
*ブクブク英単語:水中を漂う泡を綴りの順番にタッチ
*連想クイズ:音声で3つヒントを聞き、共通項のある絵をタッチ
*コミュニケーション:会話の返答として正しいものを選択
*射的:音声の順番通りに的をタッチ
*声で選ぼう:回答を実際に声に出して答える
*カルチャークイズ:世界各国をテーマにしたクイズ
*国旗クイズ:出て来た国旗を見て国名を当てる

「おとなモード」に収録されているミニゲームは以下の11種類。

*風船割り
*単語さがし
*早押しカード
*ブクブク英単語
*連想クイズ
*コミュニケーション
*射的
*カルチャークイズ

以上の8つは形式こそ「こどもモード」と同じだが、
上で述べたように絵ではなく文字になっていたり、
難易度が高くなっていたりする。

*だるま落とし:単語が文章になるように順番にだるまを落とす
*パラシュート:雲をタッチしてNOVAうさぎを正しい解答に誘導する
*動体視力:視界を横切る単語を読み取って書く。

ミニゲームをクリアするごとに達成率が上がっていき、
そのレベルのミニゲームの達成率が全て80%を超えると
昇級試験を受けることが出来る。

ここからは気になる点をいくつか。
まず、「声で選ぼう」で採用されている音声認識の精度が今ひとつなこと。
何も喋っていない状態でNOVAうさぎが赤旗を持ち上げた時は、
すわ霊現象かと周囲を見回してしまった。
次に、「カルチャークイズ」と「国旗クイズ」は
おまけモードとして収録すれば良かったのではないか、ということ。
どちらも一般常識として知っているに越した事は無いが、
必須科目としてレッスンに組み込む必要は無かったような気がする。
「カルチャークイズ」は問題数が少ない上に重複しまくるため、
達成率がなかなか80%以上にならず、
このため昇級試験まで進めないことが多かった。

問題の総数が3000問というのは、私は少な過ぎるとは思わなかった。
これがクイズゲームであれば3000問は少ないが、
英語のレッスン法としては、10000問をうろ覚えするより
日常生活で頻繁に使う3000問を完璧に身につける方が
遥かに有意義であろう。

遅々として達成率の上がらない「おとなモード」に比べ
「こどもモード」は達成率も上がりやすく、非常に楽しかった。
いっそのこと、「こどもモード」を単独で発売出来るレベルまで作り込み、
「子供向けの英会話学習ソフト」として発売した方が
「えいご漬け」との差別化という意味でも売り易かったのではないかと思う。

NOVAとしては、実際のレッスン法をゲームに取り入れることで
スクールの集客効果を見込んでいるのであろうし、
ならば子供から大人までをフォローしたい、というのも理解出来るが・・・
NOVAうさぎだけに二兎を追ってしまったのか。お、上手い。

「えいご漬け」ではハードルが高過ぎた、という方や、
「えいご漬け」は「遊び」が少な過ぎて
モチベーションを持続出来なかった、という方など、
英語学習の入門編としてはお勧め出来る。

どうでもいいのだが、
「いっぱい聞けて、いっぱいしゃべれる」の歌に続きがあったことを
今回初めて知った。(スタート画面でフルコーラス流れる)
軽い衝撃であった。

今回、サイバーバズとコナミからの提供で
「NOVAうさぎのゲームde留学!?DS」を
何と100本プレゼントしていただけることとなった。
興味を持った方はふるってご応募いただきたい。

ウサギ応募ページはこちらウサギ

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  タイトル:NOVAうさぎのゲームde留学!?DS
    機種:ニンテンドーDS
  メーカー:コナミ
   発売日:2007年2月22日
    価格:4179円(税込み)
 公式サイト:http://www.konami.jp/gs/game/eigo/
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